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230811 cinema staff debut 15th Anniversary Japan Tour 2023 “We are Phenomenal”@名古屋クラブクアトロ

個人的に約1ヶ月ほど間の空いたツアー参加。
間が空くと色々忘れるので、移動時間で復習がてら自分の参加した2公演の長い文章を読むも、セトリが変わりすぎだし、今回も変わりそうな気がしてあまり参考にならない気がしていた。

あと、家を出てから、耳栓を忘れたことに気付いた。ここ最近ホール公演でも耳栓を念のためしていたので、これは耳鳴り必至だな…と覚悟を決めた。
(一応スピーカーから距離を取る位置で観るようにはしたものの、案の定2曲目で既に聴こえに違和感があったし現在久々の耳鳴りを体験している)


セトリ

フェノメナルマン
チェンジアップ
海底

陸の孤島
KARAKURI in the skywalkers
diggin'
great escape

flugel
制裁は僕に下る
橙の日
青写真

HYPER CHANT
ニトロ
super throw
蜘蛛の巣

望郷
I SAY NO
theme of us

en)
GATE


開演時間から5分ほど遅れて客電が落ち、青い照明が灯る。
いつも通りクライムの泥棒がSEに流れ、メンバーが現れる。拍手の音が大きい!!!(耳栓ないからでいつもより大きく聴こえるだけ?)


このツアー今の所固定、フェノメナルマン始まり。青照明、サビで紫と電球色照明。寒色系で珍しい(と言うほどまだライブでは観ていないんだけど)
Cメロの「世界の中心で 君がはじいたコードを!」部分のドラム、力強くて好きなんだよなぁ。今日はより大きく聴こえた。
チェンジアップ。今日こそ間違えない。笑 
メロで青照明に上手からの水色スポット。サビで青と水色、白の照明の点滅。全般的に空のようなイメージ。
このブロックは寒色照明ブロックなのか。
海底。この曲の冒頭Aメロ、飯田さんのギターが力強い。
青照明がメインで、冒頭と最後の「気付けば俺は海の底にいた〜」で上手からの薄い水色のスポット。揺蕩う水の感じが出ていて、浮遊感がある。


飯「15周年ツアー、来てくれてありがとう!(シールド持ちながら)」
シールド持って、ギターを持たないのを見て、あ、これは何かしらトラブルだな…と気付く。
久「飯田くん持ってるのシールドって言うんだけど、あの持ち方、(上手いこと言えないけど鞭とかそういう感じに片方巻いて片方伸ばして持っていた)あれを使う能力者みたいだよね?
あれが楽器で、あれで演奏するみたいな笑」
ギターの調整がスムーズに終わらないようで、少し間があり、
飯「今日は長くなりそうだ笑」
とぽそり。
飯「メインのギターのスイッチが吹っ飛んじゃって…」
久「それって飛ぶものなの?!
辻のを貸したら何とかなるとかないの?」
辻「そういうもんでもない苦笑」
久「今日の飯田くん持ってるよね……
リハの時も…」
飯「リハの時にもアンプのヒューズが飛んでしまって…
普通だったらすぐには直らないんだけど、学生時代からお世話になっている御器所の(お店の名前失念)店長さんが近くにいたので、直してもらって何とかなったんだけど…」
調整が何とか終わり、
飯「どうしよう?めちゃくちゃ歪ませるか?全然歪ませないか?!」
久「その二択なの?!」
両極すぎる…苦笑
飯「こういうの、めちゃくちゃライブだよね!」
本当にそう…アクシデントもありき…何もないのが一番いいけど、こういうことがあると、記憶に残りやすいから。


ギターも何とかなりそうで、再開。
陸の孤島。1Aメロ緑の照明で陸地というか森の中のよう。サビは青白スポット。2Aメロ以降青照明。今回は「烈火の方へ」も青照明だった。
KARAKURI in the skywalkers。メロで上手水色スポット、下手空色スポットで、センターのスポットが上手側が下手を、下手側が上手を差してクロスしているので、そこで水色と空色が交差していてとても綺麗だなぁと思った。
サビは水色と白のスポット。青い、バンド始めた頃を思い返させるような色合い。
diggin'。イントロ聴いた瞬間にdiggin'?!ってなった。
(私事だけど、2017年の熱源レコ発ツアー、金沢公演のハコに向かう途中、転倒で右肘にひびを入れ、そこから3週間のギブス生活をしている間にツアーに何公演か参加したため、不完全燃焼で終わってるので熱源の曲を五体満足で聴ける喜びがすごい)
好きな曲だけど高機動熱源体ツアー以降ライブでやらなかったのもあり、あまりに喜びすぎて全く泣く曲じゃないのに泣いてしまった。あのツアーの時の私が救われた気がして。
イントロで緑照明、サビ緑と紫…半分以上べそべそしていたので…多分…(記憶……)
great escape。青と赤点滅でカッコいいイメージ。
名古屋は三島さんが見えない位置取りだったため、「俺はお前だ」を確認できず。


飯「楽しんでくれてますね!」
前のブロックで機材トラブルにより喋ったので、ここはあまり喋らず、すんなりと次の曲へ。
flugel。1Aメロ冒頭、飯田さんと三島さんの声が厳かに重なる部分、白いスポットだけで照らされていたの、本当に美しかった。
その後の照明は青メインの照明。
最後の「春が来るまで」で紫の照明が差すの、少し意外。濃いめの紫。少し緑も入った、春先の野に咲くスミレの色。
制裁は僕に下る。最初の少し灰色がかった白色スポットの色合いで、あっこれは制裁くるな、ってわかるのやめたい。
Bメロの上スポットがピンクでなんだか新鮮な感じ。
2Aメロの「開いた」の「た」の歌い方がここ最近最後を伸ばさず、スッと消える感じでとても綺麗。
最後サビの「のたうち回る」がフロア全体に伸びやかに響き渡る。
前も呟いたことがあるけど、こんなに綺麗にのたうち回るを歌う人を他に見たことがない。
橙の日。イントロの辻さんのギターの音から、橙のスポットが差し。
Aメロの歌詞「僕らは若くて 僕らは無敵で」、 「僕らは自由で 僕らは青くて」が、昔ライブに行き始めた頃の彼らを彷彿として泣き。
サビの「戻らない 戻らない あの日々に 寄り添って 次の夜明けへと」で時は止まることなく過ぎ去っていくしかないんだな…と無常を感じてまたボロボロ泣いていた。
サビでミラーボールが回り、白の照明をキラキラと反射し、走馬灯のように駆け巡っていく。
2Aメロで山吹色の照明に変わり、イチョウの絨毯のような紅葉した光景が浮かぶ。
最後の方、オレンジスポットと白照明で明るい色合い。
青写真。橙の日の歌詞に聴き入って気付けばボロボロに泣いていた私はイントロで「こ、この流れで青写真は勘弁してーーー!」とより一層涙が止まらなくなってしまった。
青と白がメイン照明。朝を迎える歌詞にピッタリ。


久「俺一回こっちに帰ってきてたんだけど、何故か昨日一回東京帰ってまた今日来ました!
ただいまー!
シネマは岐阜出身って言ってるけど、俺名古屋出身なんで、ここも故郷と呼ばせてください!」
辻さんがめっちゃ久野さんを振り返って見る。笑
久「何?なんか言いたそうやね」
辻「名古屋出身じゃないやん笑」
久「笑 実は犬山出身なんだけど、愛知帰ってきたら愛知出身って言ってて、それ以外のとこでは名古屋出身って言ってる笑」

飯「最近は万全の体制でライブをやるために、車じゃなくて、新幹線とか使って現地入りしてるんだけど…
辻は今日、朝4時過ぎとかに出たんだっけ?車で。
今ってお盆じゃない?渋滞とかあるから間に合わないかもしれないって思って。
結局8時間くらいかかったんだっけ?」
頷く辻さん。
辻「満身創痍の方がライブって感じするやん?」
飯「満身創痍の方がいいライブできるって?」
久「昔、満身創痍でクソみたいなライブしたことあったよね苦笑」
ダメなパターン……


飯「みんなで歌って!」
HYPER CHANT。コーラス部分で緑の照明。グラウンドの芝生を彷彿とする。Bメロ空色と白は珍しい。快晴の日にグラウンドに立っているような。サビは白く開けた印象。
ニトロ。ここで持ってくるかー!まだまだ暑い日が続くけど、「夏が静まって」から始まると、もうすぐ終わってしまうのか、夏…という気持ちになる。
水色と白のスポットがメインで爽やか。
今回最後の「歩くことをやめ 歩くことをはじめ」を「歌って!」と言わなかったからか、フロア側コーラスなしで割と静かな感じになってしまった。
super throw。三島さんのベースソロから始まるこの曲。なんだけど、飯田さんがギター弾いてる…え?何で?そういう演出?と首を傾げながらも普通に曲が始まっていくので観ていたら、
1番途中で
飯「ごめん、もっかいやらせて!曲間違えてた!!」
ということで仕切り直しへ。
緑と紫と下スポ赤青?妖艶な感じの照明。
そして蜘蛛の巣へ。
つまり飯田さん間違えて多分蜘蛛の巣のギターイントロ弾いてたわけか…苦笑
赤青緑黄色の色とりどりカラフル照明。
三島さんシャウト続きの2曲。たまにスッと素の声に戻るところ好き。


飯「15周年のツアーということで。昔から来てくれている人いますか?(ちらほら)
コロナ禍でいろんな音楽を聴いて出会ってくれた人もいると思います。
I SAY NOは今までの俺らを凝縮したような曲で。
何かが嫌だ、というわけではなく、選択して意志を持って、強い意志を持って、この道を選んできたんだっていう自負があって。
自分の心を震わせる選択をしてきました。
地元に帰ってきて、昨日高校の友達と会ったんですよ。
結婚して、子供を連れてきていて。3人くらいで(子供たちが)わーって遊んでて。
その中にはシンガーソングライターの友達もいて。よく行き詰まったら一緒に路上で歌ったりしていて。
彼は一回東京に出てきたんですけど、今は地元に戻って家族を持っていて。
今は、好きな時に歌っていて。
『いいよな、俺もシネマみたいに音楽を続けていけたら』って言われたんだけど、
俺からしたら、家族を持って、好きな時に歌って、っていう方が羨ましくて。
就職したり、結婚したり、そういう幸せっていいなって、それより前にも思ったことがあったのね。
これはないものねだりだと思うんだけど。
幸せって、自分に受け取る余裕がなければ受け取れないって思ってて。
受け取れないと逃げて行っちゃうから。
俺は人生の半分以上はバンドをして過ごしてきたから、それ以外の過ごし方なんてわからなくて。
俺らの音楽で、力になれたらいいなーという曖昧なものじゃなくて、本気で力になりたい。
心を震わせる方を選んでいこう。
俺らもあなたも。
36にもなって、バンドマンが、バンドが一番かっこいいと思って続けているから。これからもよろしくお願いします」


飯「故郷のことを歌った曲を」
から始まる望郷。全体青い照明から始まるんだけど、曲が進むにつれ、時間経過につれ、だんだん夜が明けていくイメージ。2番から下手から水色スポットが差して、少しずつ明るくなっていく。最後の方には白スポットも。サビで白いスポットだったのでとても明るく眩しい。
I SAY NO。Aメロのオレンジの照明のイメージが強い。
望郷からのこの流れ、とても美しいな。
夕暮れ時の切なさを含ませているよう。
theme of us。黄色白照明のスポット。黄色と藤色のスポット。
辻さんはサビ前2回とも跳んでいた。
2Aメロで辻さん上手側まで来て、ギターを弾いて、上手のお客さんを指差しして、その後両手を挙げてフロアを煽っていた。最後のサビでもセンターで両手を挙げてフロアをニコニコしながら煽っていてとても楽しい!という気持ちが溢れていた。
本編終了。


アンコール。まず久野さんがステージに現れて、下手マイクまで行く(ナゴトロが上手楽屋だからか…?)
久「アンコールありがとうございます!」
からの、
久「マイクに深ーいリバーブと、あといい感じのピンスポをください!」
で絞られる照明。笑
無事缶プシュ完了して、照明が元に戻るの見てすごい笑いそうになった。笑

久「この名古屋クアトロって、俺よくライブも観に来てて。だから、ここでこんなにたくさんの人の前でワンマンを何回もできているのを嬉しく思います!本当にありがとうございます!」
と言っている間に辻さんも登場。
久「アンコール何やるか決まった?」
辻「まだ」
決まる前に出てきた模様。

久「俺、昔辻と2人でここ来たことあったよね?lostageと、アスパラガスとバンアパと…COME BACK MY DAUGHTERSと…その時に初めてlostage観たんだよね」
メンツがあまりに錚々たる感じでザワザワするフロア。
久「そういうすごいライブをやってる場所なんですよ、ここ。だから何回もワンマンで立てるの本当に嬉しいです。
あ、クアトロ自体は Ken Yokoyamaで初めて来たけど。辻は?(誰が最初?)」
辻「○○(完全に失念)かなぁ…」
久「あー……って誰も知らんくない?笑」
この辺りで三島さん飯田さんもステージへ。
久「お二人は?初めてクアトロ来たのっていつ?」
三「俺はRADICAL ARTSかな…」
久「それも誰もわからんやつ!笑」
三「笑 ピープルの福井健太と入れ替わりで入って。で、俺の時は被ってないんだけど、フォーリミのKOUHEIがドラムやってて。
実はGENちゃんがMV撮ってるのもあって」
飯「え、それYouTubeとかにあるの?普通に観れる?」
三「あると思う、探してみると色々上がってると思う」
飯「俺は何だろうなー、○○(ド忘れ。かなりの有名どころの名前をあげてた)かな」
久「ないでしょ笑」
飯「GLAYかな!笑」
覚えてないパターンと見た。

三「えー。アンコールありがとうございます。
15年経ちましたが、精神年齢はそんなに変わらないままです笑
15年の間で、コロナでライブが止まったり、飯田くんが喉の調子を崩して3,4ヶ月ライブができなかったり。そういうことはあれど、誰も欠けることなく、メンバーも変わることなくここまで続けてこられたこと、本当に誇りに思っています。
地元だから、I SAY NOの話でもしようかと。
今まで話してこなかったんですけど。
あれは実体験ではないんですが、お葬式の話なんです。
お葬式に自分の子供を連れて、地元に帰ってきて。
子供がお葬式の時に、泣いたり、笑ったりしているわけです。
あの曲は、非常にポジティブな曲なんですね。
なくなるものもあれば、表裏一体で、新しく生まれるものもある。
30代半ばにしてそういうことを感じる機会が増えて。
そういうものを今のうちに書き留めておかないと、と思って、書いたつもりです。
これからもそういうことを表現して、皆さんが曲を通じて体験していけるようなものを書いていきたいな、と。
これからもcinema staffをよろしくお願いします」


三「15年前に作った曲を」
から始まるGATE。
青い照明から静寂の4拍へ。
サビで白い照明。眩しい。
最後の大サビで何も促さなくてもフロア全体が歌っていて圧巻だった。


個人的にライブに行き始めて丸14年の日が近いこともあり、15周年、今ここまでの全てが地続きなんだということをこのツアー1で感じたセトリだった。
何一つとして無駄なこともなく、どの曲も、聴いた時やよくツアーで観ていた頃のことを思い返せる。
昔の私も、今の私も勝手に救われてしまった。
14年前にその音に刺されてここまでやってきたけど、まだまだ続きが見られるんなら勝手について行くつもりでいる。
有限だとわかっていても、これからも末永く続いていきますように、と願わずにはいられない。

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