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あなたを守れるのなら…

 10月になってすぐに入院した母が、急性期病棟から回復期病棟に移り半月が過ぎた。 
高齢だし、持病もあるので今後も安心は出来ないけれど、一時はもしももあり得るとの診断で、病院からの呼び出しにすぐに出られるよう、スマホを着信音設定にして枕元に置いて寝る生活を思えば家族としては気分的にとても楽になった。




 病院で母が使用する衣類等は、レンタルにしているが、それでも書類やレンタルで補えない細かな物は持って行く為、結局は週に一回位で病棟を訪ねる。

回復期病棟とは言え、新型コロナウイルスの関係で本人に面会できないのは変わらない。その度に看護師さんがメッセンジャーをしてくれる。
一患者のレッグウォーマーとか、院内で使うお小遣いの事とか本人とお話をしてくれて…。こちらへ。
本当にありがたい。



 新型コロナウイルスの第三波の流行でまた行動を制限する必要が出てきた。

手綱を引いたり緩めたり。

今は引く時ですね。明らかに。

医療崩壊が危惧される中で私が母を心配するように、
病院スタッフの皆さんも誰かを心配して、また心配されての毎日のはず。

自分のちょっとの我慢が巡り巡ってこの人達を守れるなら…。と病院へ行く度に思う。



 春以降、色々な事を諦め手放した。

今でも。

落胆もしたし、何かに期待する事もあまりしなくなった。



一見残念であるかもしれないが、でもそれはひょっとしたら意味のあること。


何かを得るには何かを手放す。

周りに左右されず自分の心身と相談し、心地良い場所とポジションを探す。

たまーに行くヨガのレッスンでいつも心に置いておく言葉。

手放して掌に残った物で新しい何かを作りたい。
見つけて、探して、見直し、結び直す。

どうかな? 何か出来る?


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