ハーフマラソン初挑戦

昨年3月に東京マラソンに参加した友達の話しを聞いて無性に大会に参加したくなり、5月半ばに多摩川で開催のハーフマラソンに応募しました。
選んだ理由は、
1,参加費が安いこと
2,コースが川沿い5キロを2往復する平坦コース
3,比較的近場だったこと
4,地元の地域イベントでアットホームな雰囲気との説明

元々、家の近くのお決まりの5キロコースを月3回程度、天気とやる気に恵まれた日だけ、走ってはいたので、まあその4倍の距離だけど何とかなるかなという安易な気持ちで、5キロ以上は走ることなく当日を迎えました。
実際のところ、5キロ26分程度で走れていたので、初挑戦で2時間切り、なんていうかっこいい結果を家族に持ち帰ろうと妄想が広がっていました。

当日は、9時発走の10分前に集合場所に到着し、準備運動の終わりかけに合流しました。ゲスト紹介で駒沢大学の現役有名ランナー他紹介され、ペースメーカーの皆様が一人一人紹介されました。この時点でマラソン大会の本格的な空気に完全に飲まれて、周りのランナーが皆、手練れの猛者達に映りました。

初参加の迷い人の私は、荷物預けも考慮になく、家を出発した時の恰好、長袖長ズボンのジャージ姿で、そのまま前方列でスタートする流れになってしまいました。
スタートとともに、周りの早い流れの中でどんどん追い越され、気が付けば
5分20秒のペースメーカーの後を走る格好になりました。
5キロ折返しで追い風に変わり、快調に飛ばして、とは言え徐々にスピードは落ちていき、10キロ辺りでは、5分40秒(2時間ライン)のペーサーの後を必死に追いかける展開になりました。道中では、30メートル位離された距離を無理して追いついて、というように無駄なエネルギーを使ったり。
ハーフの前半は、58分位で折り返しました。まずまずのペースでした。
ところが、ハーフ折返しで再び向かい風を受けた途端に、急激に疲労感を覚えました。また、右足の付け根が痛みはじめ、これは普段のジョギングでも時々、特にラストでペースを上げた際に起っていましたが、足を進めるのが大変な状況に陥りました。
14キロ位までは、なんとか走り続けましたが、最後の折返しの手前で気力も続かず歩いてしまいました。その後は地獄の7キロ、何度もリタイアしようかと、その上、小雨も降ってきて泣き面に蜂、憔悴顔に雨。
沿道の声援に励まされ、走り始めたり、また歩いたり、の繰り返し。
次々に後続ランナーに追い抜かれ、普段のトレーニングの重要性をその背中で教えられました。
よれよれのまま、何とか完走?いやいや完歩しました。
結果は2時間15分。本当に苦しく辛かった。フルマラソンってこの倍だよね、絶対に無理だ、ちゃんと準備しないと、5月の半ばは半そで短パンが常識、そんなことは今回の経験で体で理解し、その後のユーチューブ等で改善策も分かりました。
競技後の体操などのイベントに参加する気力もわかず、甘く考えていた自分自身にも恥ずかしく、早々に家路につきました。
ハーフマラソンを軽く考えていた私の根拠のない自信は跡形もなく消えて、帰りの駅のホームの階段すら登るのに何度も休憩をする未経験の疲労が残りました。右足の付け根の痛みもさらに酷くなっていました。

ただ、不思議ともうやめようとは一ミリも思わず、必ず来年も参加すると決意しました。
この後の反省と続きは、次回に。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?