YouTubeを使ったタグ付け方法(YouTube法)
前回の記事では、YouTubeのコメント欄に、時間を記入することによって、スポーツコードやHudlのようにそれぞれのシーンにタグをつける方法を紹介しました。
今回は、より具体的にYouTubeとスプレッドシートを用いて、タグ付けしていきます。
用意する物は、YouTubeにアップした映像(分析したい試合映像)とスプレッドシート(今回はエクセル)です。
今回は、ハンドボールのブンデスリーグ、ハノーファー対キールを対象としてタグ付けをしていきたいと思います。その試合の詳細な結果は以下を参照して下さい。
では、始めましょう!
1.スプレッドシートでの準備
まず、スプレッドシートを開き、タグ付けするためのタグを作成します。といってもスプレッドシートのタグにつけたいタグを記入するだけです。
今回はチーム名、攻撃フェーズ、結果、ショットポジションと攻撃の方法についてタグをつけます。
チーム名、攻撃フェーズ、結果、ショットポジションは、必要なときにコピペできるようにエクセルのセル上部に準備しました。攻撃の方法については、攻撃ごとにタイピングしました(もちろん事前に準備してもよい)。
2.YouTubeの準備
YouTubeにアップした映像を準備し、スプレッドシートとディスプレイ上に並べます。
3.タグ付け
YouTubeを再生し、タグ付けしたい場面の最初の部分で、YouTubeの画面上を右クリック、
「現時点の動画のURLをコピー」を選択し、スプレッドシートにペーストします。この「現時点の動画のURLをコピー」をすることで、YouTubeのアドレスの後半部分に「?t=時間」が付け加えられます。
スプレッドシートにYouTubeのアドレスをペーストし、その後、必要なタグをスプレッドシート上に追加していくことで完了です。これを試合終了まで続けていきます。
スプレッドシート上にペーストされたアドレスをクリックすれば、ブラウザに新しいタグが作られて、そのシーンが再生されます。
4.スタッツの作成
スプレッドシートにタグを追加していますので、スタッツも簡単に作成することができます。今回のタグ付けでは、Staticなスタッツを作成しています。
下図の右上の方にある表がこの試合全体でのスタッツを示しています。
もちろん、Dynamicなスタッツも作成することも可能でしょう。
あとは、スプレッドシートでどのように計算するかだけの問題です。
5.シーンの編集
スプレッドシート上でタグ付けを行っているので、それぞれのタグを用いてソートを行うことができます。
以下には、チーム、攻撃フェーズ、結果、攻撃きっかけ方法、ショットポジションの順にソートしています。
ピボットテーブルなどを使えば、効果的にシーンの抽出を行うことができると思います。
ソートした後のシート
まとめ
このようにYouTubeの有している機能を用いて、スプレッドシートと組み合わせることによって、タグ付けが行え、量的・質的な分析を行うことができるようになります。
ただ、専門的なソフトウェアのほうが使い勝手がいいのは間違いないですが・・・
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?