見出し画像

絶好のタイミングは一生来ない。興味に貴賎はない。至高の一人旅@パリ

思い立って今ひとりでパリに来ている。
少し前から西洋美術にハマって国内の美術館をいくつか行ってみたりしたけどやっぱり見たい絵の多くはパリにある。

コロナも完全には撲滅していないし、円安だし、インフレだし、ニートの身で今来るべきかとも少し迷ったが、完全に全て条件が揃うタイミングなんて一生来ない。

1年先延ばしにしたとして、熱が冷めているかもしれないし、今みたいに時間が自由にとれなくなっているかもしれない。もっとインフレが進んで私の経済状態では行けなくなるかもしれない。何か病気になったりするかもしれない。やりたいことの賞味期限が来る前になんでもやってみようと思った。

結果、行動してよかった。毎日夢の中にいるみたい。長い間見たかった絵が目に入った瞬間の高揚感はすごい。心の中で叫んでる。今まで知らなかった絵も、たくさんお気に入りを見つけることが出来た。写真見返すだけで多幸感に浸れる。

実はパリに来るのは2回目で10年以上前にツアーに申し込んで観光地を一通り回った。まぁ楽しかったと思うけど正直ほとんど覚えていなかった。自発的ではないガイドブックをなぞる様な旅だった。友人と行ったから他人のペースにも合わせないといけないのもかなり疲れた。

来る前、YouTubeでパリのvlogをいくつか見たり、パリに行ったことのある友人に話を聞いてみたりしたが、当たり前だけど旅のプランは十人十色で面白い。バーを開拓して飲み歩いてる人もいれば、買い物や映えスポットでの撮影に勤しむ人、好きな映画の聖地巡礼をする人もいる。

今まで自分は何が好きなのかわからなくて人に合わせることばかりだったけど、そんな感じでいろんな人に迎合してたら興味の幅もひろがったし、逆説的だけど自分の軸も見えてきた。ご飯や買い物はあまり興味が無いから極力節約したい。せっかくの旅だからと何にでもお金を使うのは辞めた。お土産とか買っても結局ごみになる…

楽しみ方は人それぞれなはずなのに長期間の旅行で四六時中他人と一緒に居るって今となっては考えられない。(他人といくこと自体が楽しい人もいるだろうが)夜だけ合流してご飯食べる位が楽しいかも。

明日は一番楽しみにしてた睡蓮の池があるモネの家!
人生にもハーフタイムが必要だね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?