父の誕生日、母からのLINE。親の不仲の子供への影響。

今日は父親の誕生日で、母親から2人でお祝いした旨、写真つきでラインが来た。

大学進学時に私は実家を出てしまったけど、私の幼少期〜実家にいる間、両親がよく喧嘩をしていて、その光景が脳裏にこびりついている。その時の感情を今でもよく覚えている。

もちろん四六時中喧嘩をしていた訳では無いし、楽しかった思い出もあるし、今思えばどの家庭にもあることだったと思うんだけど、幼心に結構傷を負っていた。

父が母に暴力したり、食卓をひっくり返したり、ものを壊したり、怒鳴り合ったりする声が家に響く。

私は基本、平気を装って空気を読んで、喧嘩には触れないようにしたけど、一度だけ泣きながら割って入ったことがあった。小学生の時のことだけどよく覚えている。

これらだけのせいではないけれど、私はいつも人の顔色に敏感になって、高圧的な人には必要以上に萎縮するようになって、自己防衛のために優等生になった。

同じ環境で育った兄はそんなことなさそうだから、私の元々の性質とか友達の影響とか原因は色々だとは思う。

今となっては、父親もきっと家族を養うのに必死で、仕事でストレスを抱えて母親にあたってしまったんだろうなと理解はできるけど、当時は母親をいじめる父親が嫌いだった。弱い母親のことも好きじゃなかった。今は嫌いではないけど、そんなに仲良く話せる仲ではない。

当時は、私が大人になったら離婚すると言っていたけれど、今では2人は仲良くやっているようだ。誕生日を祝い合っている。

なんかそれだけで、自分の存在まで肯定されたような気がした。大げさかもしれないけど、子供は両親の仲が悪いと自分に対して否定的になるように思う。大人になってしばらく時がたってもそのわだかまりが心のどこかに潜んでいて、自己肯定感が低かったり、もっと頑張らなきゃって自分を追いこんで苦しくなったりしていた。
それが今日、少し開放されて心が軽くなった気がした。

両親の仲がいいのは子供にとってすごく嬉しいものだ。

父親と母親は年が離れていて、父親はもうかなり高齢だ。次の年末は帰省して、今まであまり聞いてこなかった父親の過去の話とか聞いてみたいなぁ。聞けるうちに。話せるかわからないけど。

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