量子テレポーテーション

こんにちは白山大地です。
 表題の「量子テレポーテーション」は、本来は、物理用語ですが、最近、精神世界でも使われるようになりました。ほかに、「量子飛躍」、「量子転換」というものもあります。
 一体、この「量子」とは何でしょうか? 文部科学省のホームページを見ると、「量子とは、粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位のことです」とあります。
 たとえば、原子やそれを構成する電子、中性子、陽子、さらに光子やニュートリノ、ミュオンなどの素粒子もそうです。
 このように、科学では、言葉の定義がはっきりしています。使う人のイメージで言葉を決めてしまうと、論文を読んだときに読み違えが起こるからです。
 しかし、精神世界での用語は、よくわからない面があります。本を最初から最後までよく読んでも、結局「量子テレポーテーション」ってなんだ? ということになってしまいがちです。
 (そこで、私は、次のように考えました。)

 量子は、とても小さな物質で目に見ることはできません。そして、その世界では、一般の(マクロの世界での)物理法則(ニュートン力学や電磁気学)が当てはまらず、量子たちは、独特の動きをします。それを説明しているのが「量子力学」です。
 量子には、二つの大きな特徴があります。それは、「量子は波の性質と粒子の性質をあわせ持つ」「一つのものが同時に複数の場所に存在することができる」、です。
 この性質を利用したのが「量子コンピューター」です。これまでのコンピューターは、0と1の2つの数字(ビット)による2進法を利用して計算を行います。一方、量子は、1つのものが、同時に複数存在でき、重ね合わせた状態になることもできます。
 そこで、0と1をあわせ持つ、00、01、10、11という4通りの状態(ビット)が作れます。つまり、ざつくり言えば、4進法を使って計算できるので、飛躍的に演算スピードが上がるのです。
 (次回に続く)
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?