魂の「岩戸開き」とは

こんにちは、白山大地です。
 魂が芽を出す? 何のことかわかりますか? 実は、魂は、「ぬの種」と呼ばれているのです。
 古神道では、魂は、五つのパート(一霊四魂)で構成されていると言われています。それが、「奇魂(くしみたま)」「荒魂(あらみたま)」「和魂(にぎみたま)」「幸魂(さきみたま)」の四つと「直霊(なおひ)」です。
 魂は、それぞれの分魂が集まった植物の種のような構造なので、「ぬの種」というようです。魂には、それぞれ働きがあり、奇魂は、探求心や論理性。つまり、考える力を生み出します。荒魂は、勇気と忍耐。行動力を生み出します。和魂は、親和性や優しさ。寄り添う気持ちを生み出します。幸魂は、喜びや幸福感。私たちの生きる源を生み出します。もちろん、これは代表的なものを挙げただけで、私たちは、これらの魂が生み出す様々な力でこの現実界を生きて行くこと、すなわち肉体を維持していくことができています。
 では、直霊(なおひ)はというと、これは、神界における根源神の一厘です。私たちの人の魂の最も神性なる部分です。これを持つがゆえに、私たちもまた、「神」であるといえるのです。
 でも、直霊は、四魂の真ん中に閉じ込められています。だから、今は、まだ「神」とは言えない状態です。神とは「間」がある、「人間」なのです。
 この魂が、種が発芽するように、表皮(奇魂)が割れて(身魂割れ)、直霊が飛び出し魂全体を包む形になれば、人は、「神人」になることができます。
 これが、「身魂返し」であり、「神人合一」です。魂の「岩戸開き」と言っていいでしょう。
 今、そのチャンスが巡ってきています。

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