火水伝ゑ文(ひみつつたえふみ)4

こんにちは、白山大地です。
 さて、続きです。我空さんと喫茶店で午後一時に待ち合わせをし、その店を出たのが、午後九時でした。あっという間に時間が過ぎて行ったのです。8時間も長居をしてお店には申し訳なく思っております。
 しかし、話の内容は濃く、私がそれまで抱いていた疑問の多くが解けた気がしました。『火水伝文』は、入力した文字の組み換え作業に時間がかかり、思ったように進んでいないということでした。我空さん自身が、その内容に納得できないと作業が進まないのだそうです。
 私は、出版が予定された原稿を抱えており、最終の直しに差し掛かっていました。そこで、その原稿に、数行ですが『火水伝文』のことを記し、私の連絡先も入れました。
 我空さんが、1万枚のチラシのポスティングして、申し込みをしたのは、私一人だったそうです。それで我空さんが思わず「1万枚でたった一人かよ」と愚痴をこぼすと、神様からこう返事がありました。「その一人が一万人を連れて来る」と。
 私の本を読んで下さり、『火水伝文』の申し込みをした方は、100人を超えました。一万人からはほど遠いですが、その方のご縁でネットワークビジネスのように広がったことを考えると、少しは、お役に立てたのだと思っております。
 それでも、三千人は集まらず、本の出版はかないませんでしたが、集まったお金で、本の形にすることはでき、私家版として縁ある人に届くことになりました。
 今も、一万人には届いていないと思われます。そこで、『火水伝ゑ文』が出版されたことをきっかけに、この文章を書き、少しでも多くの人に読んでいただきたいと思った次第です。

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