スラムダンク新作映画の炎上とどうすれば炎上しなかったか考えてみた


前書き

はじめまして、スラムダンクを愛するしがないアラサーです。
この記事は2022年12月に新作映画公開予定のスラムダンクに関する一連の騒動・炎上について、いちファンとして色々思うことがあり記事を投稿してみようと思い書き始めました。
内容に関しては映画鑑賞後に都度更新していく予定です。

事件の経緯

何が起こったか簡単な時系列まとめ
【7/2:タイトルと公開日発表】

【11/4:新情報解禁、ボイスキャスト・主題歌・最新予告映像発表】

この7月公開日発表から11月の解禁情報まで制作側が行った広報とキャンペーンはざっくり3つの認識です。(他あれば教えて頂けると幸いです。)
・オリジナルグッズ付きムビチケカード販売

・『THE FIRST SLAM DUNK』in ハルカス300 オープン

・SLAM DUNK COURT SIDE更新

東映アニメーションの公式アカウントでは旧アニメの期間限定公開が毎日更新してましたが、新アニメ公式アカウントでは触れて無いですね。
この辺りからすでに組織の中に溝を感じる・・・。

そして事件は起こった --- 映画公開一か月前に旧アニメから声優を全員変更する事を発表

スラダンファンに伝説級ショックを与えた特番は下記になります。

※ざっくりと番組の構成を書いてくださっていた方がいたので転記
3:30 声優陣発表
54:30 OP・ED発表
1:04:33 予告動画
1:09:27 お知らせ(座席指定券等について)
この番組で炎上した点は以下2点の認識です。

①あまりにも遅すぎた声優変更発表
番組内でもキャストが触れているように2年前にはボイスキャストが決定していた。
にも関わらず東映では旧アニメをYouTubeで放映し続けた為、旧アニメのボイスキャスト継続への期待が否応なしに高まっていた。
そのような状況において高額な前売りチケットの販売と、キャンセルできないタイミングでの声優発表にファン全体から失望の声が上がりました。

②番組の構成が破滅的に悪い
3:30~54:30迄全く知らないキャスト陣のスラムダンクとの馴れ初め、座談会が延々と繰り広げられます。
私もリアタイで拝見してましたがとにかく声優陣の深くもないスラムダンク談義が長い、長すぎる。
ボイスキャスト変更にショックを受けているファンに対して、好きでもない思い入れもない30~40代の見知らぬ男性達のどうでもいいスラダン雑談を、30分以上見させるという拷問プレイ。
特番を見てる全員が興味ある映画内容や、制作過程に触れて欲しかった・・・。
①②に関してもどちらも制作・広報のミスだと思ってるので、非難の矢面に出されたキャスト陣がただただ被害者、可哀そうな展開に。

じゃあどうすれば炎上回避できたのか?

広報・プロデューサーでもない一般人の私が思う炎上回避は以下の通りです。
まあ回避というより、いちファンとしてこういうキャンペーンしてくれてると映画公開までにテンションが上がって嬉しかったなーというジャストアイデアです。

  1. 新しいスラムダンクの徹底的なインプット
    これはもうそのまんま、新キャストの声に慣れさせるためのキャンペーンですね。
    例としては
    ・新キャストでのVOMIC作成・Youtubeでの期間限定公開
    ・新アニメ制作陣による映画公開までの座談会、インタビュー公開
    とかですね。

  2. 新規ファン層の開拓
    スラムダンクの映画見るファン層ってざっくり3パターンあると思うんですよ。
    ①原作連載時10~20代で、リアルタイムに作品を楽しんでいた層
     井上先生と同年代含む40~50代
    ②原作連載終了後にアニメの再放送や、単行本で原作と出会った層
     現在30~40代、筆者はこの層に該当しますね
    ③アマプラ、ネトフリ等のサブスクサービスでアニメを視聴、単行本既読or未読がいる層
     現在10~20代と仮定
    全体としてアニメ経由でスラムダンクを知った人が多いと思うんですよね。
    井上先生は旧アニメの出来に不満があった上で新しいスラムダンクを描きたかったと想定してます。
    新しいスラムダンクを受け入れてもらう為には、原作者が描いた一次作品の浸透が不可欠だったんじゃないのかなーと思いました。
    具体的には原作漫画の電子書籍化っていうのが必要だったんじゃないかなーと個人的には思いました。
    今回の騒動で知ったんですけど原作漫画は電子書籍化してないんですよね・・。
    これはもう井上先生のご意向だと思います。
    浦沢直樹先生作品も近年電子書籍リリースされましたが、意を決してというより時代の大きな流れに逆らえなかったようにインタビューからは読み取れました。

浦沢先生作品に接続できるメディアが増えた点は喜ばしいですが私はやはり紙推しですね。
21世紀少年の某演出とか、がきんちょの私は初見で単行本を手から落とすくらい手が震えて、今でもその読書体験を強烈に覚えてます。笑

シン・スラムダンク 劇場版では何が描かれるか

まぁ色々思うところもありますしこれだけファンと制作陣の心の距離が離れた状況で本作品が名作になるとはとても思えません。
私は本作品が原作者が関わった劇場版アニメで今世紀一番の駄作になる可能性が非常に高いと思ってます。
それでも、リアルもバガボンドも連載休止状態の現状で、井上先生の最新作が観れるという点だけで劇場に足を運ぶ価値があると思っています。

ここからは勝手な映画内容予想です。
内容は山王戦+読切「ピアス」+「あれから10日後」
・主人公はリョータ

予想は予告編やポスター、特番から推測しました。
 ・花道が坊主、バッシュがエアジョーダン1 → 全国大会
 ・ゴリ、リョータの背番号が4、7 → ゴリ引退前
 ・『SLAM DUNK』ジャンプに豊玉戦未収録 → おそらく豊玉はナレーションで登場のみ
 ・特番でのボイスキャストの発表順 → リョータが一番最初
 ・予告映像ラストの握りこぶし(リョータの左手)+振り向きリョータ顔面アップ
  →映画本編でNo.1ガードあるんじゃないかなーと期待


あとは海岸の映像や少年二人の1on1は幼少期のリョータの思い出(兄貴が海難事故で帰らぬ人に)エピソードを軸に進むのかなと予想。
リアルとかバガボンドみたいに、バスケを通して人間の内面にフォーカスが当たる内容と予想します。

また映画鑑賞後にネタバレ感想をアップします!









新ポスター公開時に英語、日本語、中国語、韓国語での表記をしている


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