2021.5.30(日) 東京優駿 パドック前考察


ダービー臨戦過程で注目レースは大きく2つ。

共同通信杯と皐月賞である。

同舞台東京芝の共同通信杯と、適正も全く違う中山G1皐月賞


まずこの2つのレースを確認しておきたい。


【共同通信杯】

前半800mは49.6秒、1000mが61.9秒とスローペース。

各ハロンラップは
13.0-11.8-12.6-12.2-12.3-11.9-11.5-10.8-11.5

1〜7着までが、同タイム含む上がり1〜3位に入り、
どちらかと言えば中間緩んでの末脚勝負に近いが、それは2〜6着の差し・追い込み馬にとってのもの。

1着のエフフォーリアだけは先行馬で、2着に0.4差、上がりは0.1差の2位で駆け抜けた。
先行したエフフォーリアとしては瞬発力だけでなく持続力をも発揮したレースと言える。

完勝も頷ける。



掲示板内馬の最終着順と上がり時計を図にすると

ーーー内ラチーーーーーーーーー→ゴール
   (⑩番手→33.3)キングス④着


      (③番手→33.4)エフフォ①着
   (⑥→33.6)ステラヴェ⑤
      (⑤→33.6)ヴィクティ②
      (⑧→33.4)シャフリ③


3番手から上がり2位33.4の脚を使ったエフフォーリア以外で


今回ダービー出走のステラ、ヴィクティ、シャフリの末脚はほぼ同程度の評価。

位置どり、展開、上がりの内容見ても、ダービーでの各馬の逆転は難しいように映る。



【皐月賞】

前半60.3は平均ペースだが例年よりはスロー。

各ハロンラップは
12.1-11.7-12.5-11.9-12.1-11.4-11.9-12.1-12.3-12.6

3F目の12.5がこの中では一番緩んだラップとなり、終始淀みのない流れとなった。
特に道中まくり上がっていったレッドベルオーブの影響で5〜6F目に0.7秒も加速する締まったラップ。

馬場・展開はかなりイン前有利なバイアスで、
番手で内を進んだタイトルホルダーが2着、
その後ろから抜け出したエフフォーリアが1着、
8番手から内をついたステラヴェローチェが3着。
中〜外寄りを伸びたアダマイヤハダルが4着、
その外のヨーホーレイクが5着、
さらに外のグラティアスが6着、
大外を回したディープモンスターは7着。
まさに内から順番の着となった。

上がりは、
最終8番手→5着のヨーホーレイクが1位の36.6


1.3着のエフフォーリアとステラヴェローチェが2位の36.7


道中後方で最終14番手から大外出したディープモンスターが36.8の3位

図にすると

←ゴールーーーー内ラチーーーーーーーー
    ③着ステラ(⑧→36.7)
①着エフフォ最終④番手→36.7)
  ②着タイトル(①→37.5)

     ④アドマイヤ(⑦→37.1)

      ⑤ヨーホー(⑧→36.6)
       ⑥グラティ(⑧→37.2)
        ⑦ディープ(14→36.8)

内が伸びるトラックバイアスを考慮すると、差し馬の上がりの脚評価は

ディープ>ヨーホー>ステラ

(同じ位置から外を進んで36.6のヨーホーと
伸びる内を進んで36.7のステラでは
ヨーホー>ステラ

大外36.8のディープはここではその二頭より上位だが、後方で脚を溜めてということを考慮するとそこまで抜けてはない)

更に

アドマイヤ=グラティ

(グラティは4角終わりに外に張ったアサマノイタズラとの接触はあったがカーブ終わりのスピード緩んだ場面だった為そこまで大きな不利には見えない。
内外考えても直線の伸びはほぼ変わらないと判断。
ちなみにアサマノイタズラが外に張ったのはその内ヨーホーレイクが外に張ったからで、どちらかと言うとアサマノイタズラの方が内からぶつけられ外ともぶつかった分不利は大きかった。)

更に
ステラ>アドマイヤ

(伸びる内を進んだとはいえ、アドマイヤよりはやや後ろから0.4速い上がりを使っているのでここはステラを上位に)

よって末脚評価では

ディープ>ヨーホー>ステラ>アドマイヤ=グラティ
となる。

内を通ったとはいえ、4番手から36.7で突き抜けたエフフォーリアは評価としては1番手に挙げないといけない。

それでも、レースを見返すとわかるように瞬発力の高いいわゆるキレキレの脚を見せた馬はいない印象。

そもそも上がり最速が36.6という時点で高速東京とは求められる脚質が異なっているので、ダービーでは適正面も加味しつつ判断したい(東京では上がり33秒台から34秒前半が最速)


この2つのレースを踏まえて、


【 各馬短評】


1 エフフォーリア
<ストライド>
<瞬発力>
<持続力>
<レースセンス>

二走前共同通信杯は
トップスピードの持続性能と瞬発力を発揮して完勝。

そして前走皐月賞。
中山よりも大箱向きの為、
タフな馬場の皐月賞は適正外と見ていたが、内前バイアスもあったもののここも完勝。
上がりのかかるレース、かつレッドベルオーブが5F目にラップ上げるなどアップダウンのあるペースでも馬群で抑えて操縦性の高さも見せた。

完成度の高いこの二走を見る限り、共同通信杯・皐月賞組の逆転はかなり難しい。

ハイペース中緩みで差し天国の展開にならない限りは堅いと判断できる。
1枠1番でがっつり揉まれるとどうかだが前走内回りあの馬群でやれたなら問題もないだろう。

2 ヴィクティファルス
<ピッチ>
<機動力>

前走皐月賞は9着。
ハーツ産駒がパワーのいる皐月賞で好走できないのは、晩成型でトモの発達が遅いから。つまり出足が悪い、まさにそのタイプ。

二走前スプリングSは
外回って強い競馬で勝利も、直線追い風のラッキー要素も大きかった。
イルーシブパンサーが一旦位置下げた後直線伸びた点見てもやはり追い風恩恵はあった。

ただ三走前共同通信杯は
機動力重視のピッチ走法から東京よりも中山向きと見ていたのを覆し、3角からじわじと伸びる持続質の高い走りで2着。

走法的にはタフな馬場でも小脚使って先行がベストだが
現状として先行力が弱く機動力を生かせないので微妙、内枠ならと思っていたら内枠きたので
共同通信杯と同じ東京で同じように高いパフォーマンスを上げることができれば穴一考も。

また、菊花賞の時点でトモ成長有ればさらに狙いたいところ。

3 タイムトゥヘブン
<ストライド>
<持続力>
<底力>

前走NHKマイルでは
不利あり。
ただ不利なければチャンスはあったのかというと、直線そこまで接触強くなかったのにあれだけヨレたのは余力なかったからと思われる。不利なくてもグレナディアガーズは交わせなかったのではないか。

先行して底力で粘るのがベストだが、高速馬場の東京ではスピード能力自体が足らなそう。
距離延長と大箱替わり自体はポジション取りやすくなるのでプラスかもしれないが。

4 レッドジェネシス
<ややピッチ>
<持続力>
<粘り強さ>

前走京都新聞杯は、
ラスト5F早めのスパートから2Fがっつり上がりのかかるレースだったので、
早い上がり使えない代わりに消耗戦に強いという適正面で好走もうなづける。
また、この時の2:11.2はここ3年の中京2200mでベストタイの時計だった。

距離延長はプラス。
早い上がり勝負のレースでは厳しいが、前走のように左回りの中京速い時計で好走できるなら高速馬場の東京にも対応できる可能性はある。

ただ、これまで戦ってきた相手からすると一枚も二枚も上がるので、力関係がどうかが一番のネック。

5 ディープモンスター
<ストライド>
<スタミナ>
<持続力>

トップスピードよりはスタミナ、持続力で追い込むタイプ。

エリカ賞で
アドマイヤハダルを捉えられなかった点見ても速い脚は使えない。後半時計がかかるレースがベスト。

すみれSは
ハイペース&中間中緩みの後方有利なレースで、展開向いたことによる勝利なので評価はあまりできない。
ラップ見ても後半速いラップは刻まれてない。

皐月賞は内前有利の中大外回して7着と展開も馬場も向かなかった。
それでもそこそこの上がりを使って追い込めたのは上がりのかかるレース質で持続力発揮できた分。
ただやはり忙しかったので、2400に延長と大箱替わりはプラス。

後半トップスピード戦になるとキレ負けするので、高速馬場の東京では、あって掲示板に入れるかのライン、ギリギリ3着が限界かもしれない。
もし後半上がりかかるレースになれば飛んできてもおかしくないが。

菊花賞では狙いたい一頭。

6 バジオウ
<持続力>

長く脚使うタイプなのでどちらかというと東京向きではあるが、
少数頭でスローのセントポーリア賞で、先行して番手絶好の展開ながらグレートマジシャンに差されてしまう。
一枚二枚足りない印象。

7 グラティアス
<ピッチ>
<レースセンス>

二走前京成杯で、
タイムトゥヘブンに勝利したレースは評価できる。
スローな展開だったが、ラップ1F〜2F目に1.7秒の加速、2F〜3F目で3.1秒の減速と極端な加減速があり先行組にはよりキツい負荷だったが、直線しっかり伸びた。
ルメールJが内を突く好騎乗もあったが、ピッチで先行力と機動力がある脚質がハマったものでもある。
つまりは中山適正の高さゆえの好走ともいえる。

前走皐月賞では
外枠から4角外弾かれて外回されて6着。
掲示板内は全て内を回った馬で馬場面での不利を考慮すれば評価できる。

小脚生かして内をロスなく進めたいのでは内枠希望だったが中枠。
内でこの馬より前行く可能性があるのは
1 エフフォーリア
3 タイムトゥヘブン
6 バジオウ
と、どこまで内の好位置をとれるかが鍵だが、
前走外回してまずまずの競馬できたので力はある。

適正面では高速東京は推しづらいが、
皐月賞での不利うけながらの好走をみると、適正のズレも巻き返せる可能性が見えなくもない。


8 ヨーホーレイク
<ストライド>
<持続力>

前走皐月賞では
上がり最速を出したが、レース質自体がスピードの持続力勝負で上がりの時計は36.6の上がりのかかったもの。
いわゆるキレるような抜けた脚は持ってない。

それは二走前きさらぎ賞でも見える。
時計は1000m61.2秒のスローだったが、前半600m地点から残り7F全て11.5〜12.3の緩みのないラップで先行にはかなり厳しく、後方からの当馬には有利の展開でかつ得意の持続力勝負だったが、先行のラーゴム捉えられなかった。

距離延長と大箱替わりはプラス。
スピードの持続力とそこそこの上がりを使えるまずまず好バランスの馬ではあるが、
重賞ではアタマを獲れずパンチ不足は否めない印象。
展開向いてなんとか馬券内あるかというところ。

9 ラーゴム
<ややストライド>
<持続力>
<スタミナ>

特筆レースはきさらぎ賞。
前半4F目から早いラップが淡々と続く超ロングスパート戦で先行にはキツかった。
中京2000では上り坂で速くなるラップになるのでこのラップで先行押し切りはかなり強い内容。
しかも前半折り合い欠きつつ結果ヨーホー凌ぎ切ったことや、他の先行組が全てずるずる下がったのに対し一頭脚を伸ばした点も評価できる。

つまりこの馬の最大の長所はスタミナ。
が、同時に最大の短所があり、それは折り合い。
きさらぎ賞でも折り合いは欠いていたし、皐月賞もかかって自滅。

適正面では、渋ったり後半時計がかかる方が良いので、
高速のダービーではなかなか推す事はできない。
折り合いがばっちりついて、かつロングスパートの消耗戦になった場合にのみ出番ありか。

10 シャフリヤール
<ストライド>
<持続力>

前走毎日杯
スタートの1F目以外は10.9〜11.9と全て12秒以下のハイラップで、勝ち時計はレコード。
このラップでハイパフォーマンス出せるのでマイラー気質は強い。
そしてこの緩みない中勝ち切ったのは持続力高い証明。

共同通信杯では
外外回して上がり2位の3着もあるように、ある程度早い上がりも使えるが、
このレースでも外膨れたように折り合いに課題がある。

初の2400、できれば内枠で壁作って折り合いたかったが外寄りなのは少し割引。

エフフォーリアには完成度でも分が悪いが、レコード勝ちもあるように基礎スピードは高い。
前走からの成長力でどこまで差を詰められるかといったところ。

マイラー質による距離不安と、
毎日杯からの直行ローテが悪相性という傾向データも懸念材料として覚えておきたい。

11 ステラヴェローチェ
<ストライド>
<持続力>

前走皐月賞は
これまで述べた通り、持続力と内有利の馬場が向いたレースで

共同通信杯も
持続力に、瞬発力を求められたレース。

このどちらのレースでもエフフォーリアに完敗しており、ここでの逆転は難しい。

機動力はあるがトップスピードはやや足りない印象。
道悪や上がりかかる馬場の方が適正は高く、
本質的に高速馬場が合うとは思えないが、折り合いと距離に関しては問題ないので、その分他馬と比べるとややアドバンテージがあるかもしれない。

12 ワンダフルタウン
<ストライド>
<持続力>

青葉賞は
ポジションと展開がハマった感じで、レース自体は過去5年で一番遅いタイム。
中間縦長の中緩みから後半団子の先行キツい中、直線内が空いた展開有利もあって差し決まりの勝利。
ただキングストンボーイに競り勝ってる点は評価。

距離と大箱、それに前走休み明けの上積みありという点はプラスで、スパッと切れる脚よりは5F戦みたいな持続力タイプ。
時計面見ると基本的なスピードではやや劣ってる印象。

13 グレートマジシャン
<トップスピード>
<瞬発力>
<持続力>


セントポーリア賞
ペースはスロー。
中間4.5.6Fは12.1-12.1-12.2と少しだけ緩んだが、そこから残りの3Fは11.6-11.2-11.1と加速するハードなラップ。
ソエで万全ではない中、2.3.4着の先行勢を追い込みでまとめ差しの勝利は優秀。

毎日杯も
ハイラップで流れて持続力求められた中2着。1着シャフリヤールにとっては持続力脚質の得意条件であり、そのシャフリヤールにハナ差なら。
このレースも上がりは最速で、セントポーリア賞も加味すると後半のトップスピードは高い力発揮できる。
ただこのレース、シャフリヤールは出遅れて1角までに脚つかったが、それでも上がりは0.1差。その分考えると毎日杯ではシャフリヤールがやや上位評価。

行きたがる面見せるところがあり、初の2400mということで折り合い面からできれば内枠で壁作れる展開が良かったが外枠。
ただ、15頭以上の多頭数は経験なく揉まれた時の心配を考えると外寄りの枠に入ったことが良い方向に働く可能性もある。

輸送の無い東京替わりも、ストライド広いので大箱も良いが、内にささったりまだ完成度では幼い面あるのでルメールからの乗り替わりはなかなかの割引。

14 タイトルホルダー
<スタミナ>
<底力>
<持続力>

皐月賞は
内バイアスの利あったのと、外からレッドベルオーブに被されて後半ハードだったのが逆に底力とスタミナ色の強い脚質に向いた展開となった。

上がりがかかるレースでスタミナ底力生かした粘り込みが強みで、距離延長はプラス。
早めに勝負かけてスタミナ削るレースを作れれば馬券内残る可能性は割とあるが田辺Jがそれをするかはやや疑問。
3F戦ではまず足りなくなるので、展開向かないと脆いかもしれないが、ハマれば怖い一頭。人気ほど甘くは見れない。

15 アドマイヤハダル
<ストライド>
<持続力>
<レースセンス>

前走皐月賞
の敗因は馬場。
中山のタフなパワー馬場より軽い高速馬場の方が合うタイプ。ただあの馬場で内からやや外に回してポテンシャル発揮できた点は評価。

上がり3Fの瞬発力よりもストライドを生かした長い持続力を発揮するタイプ。

3F戦にならなければ東京という舞台は合うが切れ味勝負になればキレ負けする。
トップスピードは落ちるので4F戦5F戦がベスト。
折り合いはつくので距離はこなせる。

16 サトノレイナス
<瞬発力>
<持続力>

桜花賞は
ルメールJの好判断好騎乗があり2着。これまではそこまで瞬発力よりではなかったがこのレースでは上がり最速を計時。
大外からの伸びを見ると距離延長はこなせそうだが、ゴール後の余力は無かったとの見方もあり半信半疑。
素直に見れば距離はプラスだが。

出走馬中乗鞍多いルメールがこの馬に継続騎乗というのは大きなプラス。

兄サトノフラッグよりトップスピードは高いが基礎スピードは足らないので置かれてしまう点は頭に入れておくべき。

17 バスラットレオン
<ピッチ>
<機動力>
<底力>

NZTは
中間緩んだもののスタート以外各ハロン全て11秒台のマイル質の高いレースで、差してきたタイムトゥヘブンに5馬身差をつけ逃げ切り上がり最速優勝。

ただ本質はスピード性能よりは機動力と底力&粘り強さ。
スローから平均で中間緩んで後半早めに抜けるのがベスト。

デビューは札幌1800でその後も1800.2000と使われてきたので当初はマイルよりも中距離の成長曲線を見込んでいた可能性強いが、近走の勝ち鞍はマイル。陣営のマイル路線への変更が窺え、その意味で距離不安は拭えない。

大外枠は大きなマイナス。
東京替わりも微妙でどちらかと言うと勝ち鞍のある中山阪神の方が期待値は高い。


【パドック前結論】

◎1 エフフォーリア
◯7 グラティアス
▲13 グレートマジシャン
△5 ディープモンスター
△8 ヨーホーレイク
△10 シャフリヤール
△11 ステラヴェローチェ
△12 ワンダフルタウン
△15 アドマイヤハダル
△16 サトノレイナス
☆14 タイトルホルダー
☆4 レッドジェネシス
☆☆(期待は薄めの大穴、パドック良ければ、余裕あれば)
2 ヴィクティファルス

最終ではもっと絞る予定。△は3頭、理想は2頭まで。
一応今の段階での見解を。

◎1 エフフォーリア
もう言わずもがな。
先行して高いトップスピードを持続しつつ、速い上がりも使える。
同レースを走った馬の逆転は考えにくく、対戦成績のない馬で圧倒的パフォーマンスをあげた馬も見当たらない。

◯7 グラティアス
まず近二走の内容が良い。
前走皐月賞は内前有利な展開で外を回す不利ありながら6着に差してきたということ。
二走前はスローで先行不利の中直線脚を伸ばしたことに加えて、極端な加減速を経験していることもコーナー4つの東京ダービーコースには有利。

▲13 グレートマジシャン
前走レコード決着となった毎日杯はクビ差同タイムの2着。
二走前セントポーリア賞は出遅れ最後方から、スローで展開有利の先行勢をまとめて差しきるなど、
高いスピード能力と内容の濃さが買える。


△は今のところの上位評価馬から順に
(多分8.11.12の上位3頭までになりそうだが)

△8 ヨーホーレイク
前走皐月賞では内前有利の馬場で8番手から外回して上がり最速の5着。
ただダービーで求められるのは圧倒的な瞬発力よりもトップスピードの持続力。その意味ではこの馬は瞬発力より持続力タイプ。
怪我で出走出来なかったダノンザキッドにも騎乗してた川田Jが、ダノンが出ててもこの馬を選んだと言ってたというのも評価を上げたひとつ。

△11 ステラヴェローチェ
共同通信杯では5着、皐月賞では3着でともにエフフォーリアとは0.5差。このメンバーでは上位に肉薄した一頭。

△12 ワンダフルタウン
ダービー好走ローテの青葉賞組という点と、共同通信杯でエフフォーリアに0.4差のキングストンボーイに競り勝ったという点が強調材料。
正直その能力は半信半疑の部分あり。

△10 シャフリヤール
ステラヴェローチェと同様にエフフォーリアを物差しとしたときに最も近づいた一頭。
ただ毎日杯の内容から、桜花賞先行して押しきったソダシのマイラー質とかぶる。
距離適正の不安が拭えない。

△15 アドマイヤハダル
瞬発力勝負なら分が悪いが、持続力勝負なら、皐月賞4着は内外バイアス考えれば3着ステラヴェローチェとさほど差はない。

△5 ディープモンスター
適正面で高速馬場向きとは思えないが、上がりのかかる展開になった時には好相性のディープ産駒だけに飛び込んでくる可能性も。

△16 サトノレイナス
買い要素はルメール。
ただ追い込み馬成績は[1-1-1-44]と低調であり、そもそも牡馬相手に互角に渡り合える牝馬であるのかという疑念も。

☆14 タイトルホルダー
逃げ粘りが身上のタイプだが、その勝ちパターンは一つではなく深い懐があるようにも見える。実はまだ底を見せてない部分を信じて。

☆4 レッドジェネシス
まだエフフォーリアとは対戦しておらず力関係がはっきりとはしていない。今年は中京なので前走京都新聞杯の好相性パターンがはまるかは分からないが、左回りの中京なら悪くはないのでは。ディープの血脈も穴気配にプラス。

☆☆2 ヴィクティファルス
皐月賞では9着と大敗したが中山。東京の共同通信杯ではエフフォーリアと0.4差の2着。
まだ完成度は高くなさそうだが成長みれれば。

後はパドック見て絞ります。

かなりの長文最後までお付き合い頂き誠にありがとうございますm(_ _)m








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?