今年の漢字が『医』な理由~下半期は検査三昧~その5

検査三昧の8月を経て、9月になり検査結果を聞きに大学病院へ。
見える検査は大丈夫だったから、かなり呑気な気持ちで待っていたが、診察室に通されドクターから言われた言葉は想定外だった。
「左乳房に乳がんの疑いあり」(その他には子宮筋腫ありとか言われたが記憶が薄い)
ガンがリンパに広がっているので、職場に逆紹介状を送ります。そして、早急に専門の科に検査の手配をしますとなった。
帰り道、落ち着かず行きつけの店にいたら電話が鳴り、検査日程を伝えられる。
数日後にマンモグラフィーとエコー検査をし、専門であるブレストケア科で診察を受けたところ、6・7割乳がん。
一週間後、左乳房に針を刺す針生検をしますと言われ、その足で婦人科の予約を取る。
一週間後、午前中に産婦人科の初めての診察も済んだ午後、針生検。麻酔が効いてるから痛くはないが、仕事人のように針で何度も乳房を刺し、そこで採取したものを病理検査に出す。その時、ガンの確率は五分五分と担当医に言われたが詳しい結果は二週間後の午後、聞きに行く。ガンかガンではないか、結果を聞くまで頭の中をサイコロみたいなものが転がり続けていた。丁か半か、初期の初期のガンとはいえ気が気ではない。
二週間後、午後半休を取り大学病院へ。
そして、結果はガンではなかったが疑わしい箇所がまだあるので、三ヶ月後もう一度エコー検査をして、結果次第では手術と言われ、無罪放免とはならなかった。
ガンではないというだけでもまだよかったが、安心するのはもっと先となった。

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