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ベトナム 超ローカルフードの旅/古都フエ、Cơm Hến/コムヘンの名店Bà Hòa/バーホア


Cơm Hếnはニッポン人向け観光ガイド的にはベトナム風シジミ汁ご飯です。ベトナム人向けにはシジミ汁ご飯はニッポン風コムヘンとなります。
既に忘却の彼方ですが5月の連休で食べたのを一筆したためておこうと思いました。絵に描くという行為は容量オーバーの脳みそに無理やり記憶を焼き付ける上で極めて有効だからです。
実際には昨日食べたものも覚えてないくらいなのでかなりヤバい状況ではあります。
 
この店はフエの中心を流れるHương/フォーン川/香川沿いの、王宮とは反対側の観光エリアのどまん中にあります。
細い道に面した店は天井が4mくらいある古い建物で壁に写真入りの大きなメニューが掲げられています。これだけデカければいちいちテーブルにメニューを置く必要はありません。
その上若くて清楚な感じのおネーさん方二人が店を仕切っています。
 


それはそれとしてCơm HếnのHếnがシジミのことでCơm/ご飯以外にも様々なメニューがあることが分かります。要はシジミ料理の店です。
観光客のワタシ等は素直に名物のしじみ汁ご飯を発注しました。モノの本によればこの店の特徴は汁が別の椀で供されることで、最初は汁をかけずに食べ、途中で汁ご飯にして食べるのが流儀に適った食べ方のようです。名古屋のヒマつぶし、いや、ひつまぶしみたいなもんでしょうか。
 
そうこうするうちにテーブルに運ばれてきたご飯の上にはすでに十分茹でられた大量のシジミのほか様々な具が載っています。が、ワタシにわかったのは小豆みたいな豆と何かの揚げ物と何かの野菜だけでした。
揚げ物はサクサクしていて食感の違いを楽しむものです。東京のたぬきソバの揚げカスみたいな。カスって言い方は配慮に欠けています。
 
ワタシは一口食べ、すぐに汁を注ぎました。ご飯だけだと吉野家の牛丼のように飛び上がるほどウマいというモノではありません。汁を注いだらじわじわ尾を引くウマさに一変しました。
この時は昼過ぎにフエに着いて今風のカフェみたいな店でイカを食べビールを飲み、今一つ物足りなさを感じながら結構な距離 町を彷徨った挙句に食べたのでそれなりの幸福感を得るには十分な一杯となりました。
 
絵の真ん中にあるのはスダチと辛いタレです。スダチをご飯の上に絞るというのはニッポンではやらないと思いますがシジミの味を引き立たせて余りあるものがありました。
辛いタレはワタシは食べた後に辛く/ツラくなるので使いません。そういえば最近ヨーロッパのどこかの国で韓国製のインスタント麺が辛すぎて販売禁止になったというニュースがありました。過ぎたるは猶及ばざるが如し
 
ところで今週ハノイは猛暑のピークを迎えます。連日37℃くらいまで上がる予報です。大したことないと思われるかもしれませんが湿度が高いので所謂体感温度が50℃近くになるので控えめに言ってキモチ悪くなる熱さです。
我が家の場合 蛇口からお湯が出ます。電気は今のところ停まりませんがいつ停まっても不思議ではありません。

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