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オーダーメイド本体から生まれる新たな熱狂

音声で聴きたい方はこちら。

今回は、オーダーメイド本体が生み出す感覚や新たな熱狂の形について考察してみます。

早速いきます。けんすうさんの以下の投稿、

FiNANCiE「sloth with creators (SWC)」より

そして、Ryotaroさんの投稿を見て考えたことを書いてみます。(Ryotaroさんの投稿を先にお読みいただくと理解がしやすいと思います)


先にザックリと内容をお伝えすると、

「ベアブリック(BE@RBRICK)のその先へ、オーダーメイド本体から生まれる感覚、そして新たな熱狂の形」

というようなイメージです。
何を言っているかわからないかもしれませんが、お付き合いいただけると幸いです。


改めてけんすうさんの投稿を見てみましょう。

「インフルエンサーのアイコンをslothの形にして、派生型を作ることで、ファンコミュニティーを強固にできる」とかはありかなーとか考えています。

これとプリンロケスタくんを見て、

ベアブリック(BE@RBRICK)のその先、みたいなことをやろうとしているのかな?という漠然とした理解をしました。

ベアブリック(BE@RBRICK)

ベアブリックでやっているのは「この形、この枠の中で皆さんのクリエイティブを爆発させてください」みたいなことだと思っていて、「プリンロケスタくん」にこれと共通するものを感じました。

言わずもがな、ベアブリックは世界的にも有名で、名だたるアーティストとコラボしています。
具体的なコラボは知らなくても、「なんか見たことある」という人は多いのではないでしょうか?

で、なんで“その先”かというと、

“ファンコミュニティーを強固に”しようする方向だからです。

「ファンコミュニティーを強固に」は、「slothアイコンを通してファンの熱狂を生む」と言い換えられそうです。

ベアブリックについて考えてみます。

世界中にベアブリックのファンの方がたくさんいて(以下、ベアファン)、そのベアファンの中には、「ベアブリックとコラボしたアーティスト(クリエイター)のファン」もいるはずです。
つまり、「アーティストのファンかつベアファン」という人たちです。(図1参照)

「アーティストのファンかつベアファン」は、図1の真ん中、Cの部分で、ここは「ファンが熱狂する土壌」の部分かなと思っています。

ですがベアブリックは、そこまで強くファンコミュニティと結びついていない。熱狂が生まれていない。熱狂が生まれても一過性のもので終わっている気がしています(あくまで私の観測範囲です)。

じゃあ、slothアイコンは?

ということで次に、「インフルエンサーのslothアイコン」について考えてみます。

インフルエンサーとちょっとズレるかもしれませんが、レディー・ガガを例えに使います。

レディー・ガガが、sloth(ガガスロ)を持っていて、生肉ドレス衣装が売られていたとします。
ここで「この衣装欲しい!」となるのは、「レディー・ガガのファンかつslothのファン」ですね。(図2、Cの部分)

そして、その衣装を買って、自分のslothに着せることができます。

それって今やっていることと同じでは?

当然の疑問です。たしかに現在でも、例えば「sloth本体を持っていて、えんとつ町のプペルが好き」だったらプペルの衣装をslothに着せることはできます。

ただ、「slothアイコン」ができると、「slothアイコンが着用した証明のある衣装の着用」をできるようになるんじゃないかな?と思いました。

これは大きな違いです。

上の例で言うと、「ガガスロが着た証明のある衣装」を自分のslothが着用している状態が出来上がります。

「slothアイコン」の要素が加わるだけで、より熱狂が生まれ、ファンコミュニティが強固になる。

これが「ベアブリックのその先」と思った理由です!


ここからさらに、「オーダーメイド本体」について、Ryotaroさんのnote記事を引用しつつ考えてみましょう。

この「sloth」というNFTプロジェクトが好きなので、自分のSNSアイコンをこのナマケモノくんやプリンくんにしていたのですが、これだと「他の人の作品をプロフィール画像にしているだけ」と言ってしまえばその通りなんです。

鋭い指摘です。

私もRyotaroさんと同様に、「sloth」というNFTプロジェクトが好きなので、自分のSNSアイコンをこのナマケモノにしていたことがあります。

ただ、それが自分か?と問われると、「はい、そうです」と素直に言えない。とても愛着があり自分ぽくはあるけれど、「100%これは自分だ!」とはやっぱり言えないんですね。

そうなると先ほど私が書いた、

「ガガスロが着た証明のある衣装」を自分のslothが着用している状態が出来上がります。

この部分はあくまで、「”推し”が所有していたアイテムを自分の”好きな”キャラクターが着用している」だけであって、そのキャラクターは自分ではないということになり、この時、自分は一歩引いたところに位置している状態です。

「熱狂が生まれる」と書いてはみたものの、不十分さが否めません。

しかし、そこで出てきたのが「オーダーメイド本体」です。

Ryotaroさんは以下のように書いています。

slothのオーダーメイド本体では「自分自身を表現すること」ができます。

・自分はいったい何者か
・自分のアイデンティティは何か
・自分自身を表現する上でもっとも適しているモチーフはいったい何なのか

この辺りを言語化し、形にすることができれば、オーダーメイド本体はあなた自身を表現する唯一無二のNFTとなるのです。

Ryotaroさんはご自身のstand.fm内で「オーダーメイド本体に感じるのは愛着ではなく、自分の分身であるという感覚」と仰っています。

そうなると「オーダーメイド本体」においては、
「”推し”が所有していたアイテムを”自分”が着用している」
といっても過言ではないように思います。

オーダーメイド本体と少しずれてしまうのですが、私のアイコンの頭に乗っているサクランボ、これはnomaさんという方から送っていただいたものです(nomaさんが所有していたもの)。

私はいろいろな場所(Xやstand.fmなど)でこのアイコンを使っており、すでにサクランボを含め自分の一部になっているのですが、「このサクランボはnomaさんから送っていただいたものだな」という感覚は消えずに残っています。

話を戻します。

私の感情がどの程度あてになるのかわかりません。
しかし、自分自身を体現したオーダーメイド本体を作り、その上で、推しが所有していたアイテムを着用することには大きな熱狂の可能性があるように感じました!


ちなみに、ベアブリックを作ったのは「メディコム・トイ」という日本の会社なので、この線は日本の勝ち筋としてあるかも!と勝手に期待を膨らませています!

というわけで、プリンロケスタくん、そして、オーダーメイド本体から見えたことを書いてみました。

何かのお役に立てれば幸いです!

ではでは!


こちらは、FiNANCiEというサービス内「sloth with creators (SWC)」に投稿した記事を、加筆修正したものです。

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