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ロンドンナショナルギャラリー展行った感想

2020年7月4日

ずっと行けていなかった美術館にやっと行けた。

まず、上野駅の出口で驚く。ニュースで工事が完了したとやっていたが、出口が変わっただけで、行きやすさが違った。横断歩道が無いから余計にそう感じたのかもしれない。

入口は時間指定券を持っている人とそうではない人と別れて並んだ。そして、展示会場への入場も少しずつ人を入れることで、入口で人が固まらないように配慮がされていた。

さて私の番だ。久しぶりに生の絵画に触れたことだけで、少し感動した。

ここからは絵画の簡単な感想を述べていくこととする。

『聖ゲオルギウスと竜』
ニコ美で遠近法マニアと呼んでいたウッチェロの作品。
思ったより実物は小さく感じた。遠近法をいろいろ試していると感じる絵は、どことなくゲームの画面っぽい。

『聖エミディウスを伴う受胎告知』
レーザービーム(笑)
ここで単眼鏡を忘れたことを悔いた。絵が大きかったから、上の方がよく見れなかったのだ。
今度行くときは絶対に忘れない!
タイルや煉瓦が綺麗な四角になっていて、壁の紋様が際立って見えた。
天使の羽が細かくて、何かの鳥の羽でもモデルにしたのだろうか?

『ロブスターのある静物』
ギルドマークと名前っぽいものを真っ先に確認。
これもニコ美で見て気になったけど、行けないと思って先に買っていた図録では分からなかったから。
グラスの写りこみのところや銀の容器のレモンの影とか、硬いナイフや柔らかい布など、描き分けがすごいと感じた。

『ミルバンク家とメルバーン家の人々』
これは絵というより、絵が入っている額が気に入った。花のモチーフが要所を飾っていて、可愛かった。

『シャーロット王妃』
どことなくエリザベス女王に似てると思った。
手も間近で見ると、美しく柔らかさを感じる。

『ヴェネチア:大運河のレガッタ』
運河に透明感がないことに驚いた。
ニコ美でも話題に上ったが、観光客がいなくなり、ヴェネチアの川が透明になったとあった。
この頃から濁ってたのか。
あと、橋が実際には描いている場所からは見えないと言っていたが、そんなことを感じさせなかった。

『海港』
どこでもない風景画。
こちらは海に透明感がある。こういう風景画のようでない絵は好きだ。

『コルオートン・ホールのレノルズ記念碑』
ちょっと遠くから見ると、一瞬写真のように見えて驚いた。本当にビクッとしてしまった。そして、鬱蒼とした木の感じが余計に絵の中に見る人を誘い込むように感じた。

『ロバート・ホロンド夫人』
これも絵というより額が気に入った作品。
色々な紋様が幾何学的に思えて、いいなあ感じた。

『睡蓮の池』
何度かモネの作品を見てきたが、やっぱりすごいと思う。
池のところは近くで見ると、似たような色で埋め尽くされていると思えるのに、ちょっと遠くで見ると水と花と葉がちゃんと判別出来る。描いてて分からなくならないのかなあと見るたびに思う。

『ひまわり』
人が少ないからか、真ん前で見れることに感動。
図録では分かりづらい絵の盛り上がり等を確認。ほぼ全てが黄色なのに、絶妙な色の使い分けはすごいと思う。

朝一の時間帯ではいったから、余計に人が少ないのか、ゆっくり見れた。
いつもは人に気をとられて、歩きながら見ちゃうので、ちょっととどまってゆっくり見れなかったから。

全体の感想としては、良かった!ということだけ。
図録ではわからない、額と絵を組み合わせて見ると雰囲気も変わるし。
やっぱり生で見るのは違うと感じる。
あと疑問に思ったのが、犬はいるのに猫がいないということ。
猫ってそんなに飼われて無かった?それとも猫って嫌われてたのか?

10月まで会期があるし、絶対にもう一度は見に行こう。今度は何を感じて思うのか楽しみだ。

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