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33歳。音楽への熱が薄れてきているという話

このところ音楽への熱が薄れてきている。

音楽を自発的聴くようになったのは中学の頃。2ちゃんねる経由で色々な曲を知るようになり、高校は帰宅部でとにかく時間だけはあったので、ずっと家で音楽を聴き込んできた。大学の時は通学で片道1時間半ぐらいかかっていたのでそこでも音楽聴きっぱなし。
社会人になってからもTSUTAYAで毎週アルバム5枚ずつ借りたりとか、レコード屋にアナログレコード買いに行ったりとか。とにかく誰よりも音楽を聴いてる事が自分のアイデンティティになってたと思う。音楽を聴いてない時間が勿体ない…聴いてないと焦る…そんな感じだった。
30歳が近づいてもDTMで作曲は楽しかったし、Twitterを始めてからは自分の音楽を曝け出してみんなに認めてもらいたい、愛されたいなどというモチベーションもあり自分の演奏をアップしたりしてきた。

そして今33歳。ほとんど音楽を聴いていないし、楽器も弾いていない。通勤の時も音楽は殆どかけなくなった(たまに自分の曲聴いて、おっ意外とやるじゃんオレ!と思ったりするが…)。
一時的なものなのか、疲れているだけなのか、感性が死んだのか、もう飽きてるI Hate Music的なものなのかは分からない。歳をとると音楽を聴かなくなるだとか、多作だったアーティストが歳をとるにつれて段々と寡作になるだとか、そういうのが何となく分かる気がしてきた。

とにかく、自分の中の大事なひとつの人格が消えて無くなってしまいそうで、あと音楽で繋がった人とも繋がれなくなりそうで悲しい。音楽がない自分が発信出来るものは、しがないおっさんのしがない日常と思い出話しかないのだ。

あと少ししたら自分も33歳の夏休み。カンカンと枯れて水色の街中へ消えていくんだろうか。

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