エフェクターボード
歴だけは無駄に長い引きこもりギター弾きのワシ。
ニコニコ動画の弾いてみた。が全盛期な世代である事から、初代Line6 pod等のアンプシミュレータが流行り始めた時期に、宅録にどっぷりハマっていた。
約10年前の当時はpod live xt で音作りをし、今も現役のオーディオインターフェイスUA-4FXにぶち込んでDAWのCubaseと、比較的ライトだが趣味程度では十分使える環境を作っていた。
近年はMooer等の安価で音が非常に良いキャプチャリングプリアンプなるものが登場し、同社のキャビネットシミュレータRadarに有料キャビIRを取り込めば、びっくりするぐらい生々しい音を作ることが出来る。
色々試した結果、プリアンプがデジタルで有っても、その手前のブースター等は、アナログ回路の方が音が良い。といったことに気づいた事から、数年ぶりにエフェクターボード制作に取り組んでいる。
メインのプリアンプは、Mooerの012 Freidman BE-100 と One ControlのSonic Blue Twanger。
HR/HMの時は、012+ZW44のZakk仕様。
最近マイブームのBluesの時は、ワンコン+自作janrayを使用している。
キャビIRはown hammerのマーシャルとフェンダーのモデリングだ。
Zakk仕様の時は、
ワウ→ZW44→012→コーラス→リバーブ→radarの順。EMGを搭載したLPでかき鳴らせば、あの音が出る。
昔のアンプシミュレータあるあるのデフォルトハイパスフィルタがなく、ローエンドもズッシリと出る為、生で感じる音圧の再現もしっかり出来る。EQが下手くそだとブーミーになったり抜けない音になりがちだが、流石歴が無駄に長いだけあって割とサクサクと音作りが出来る。最高である。
Bluesやアドリブの練習なんかをする時は、
ワウ→自作FuzzFace→自作janray→sonic blue t→リバーブ。ギターは3SのFenderUSA。
YouTubeが先生となる今の時代、昔からあった正しい?ファズの使い方を軽くレクチャーしている動画やブログで紹介している方の情報を参考にギターボリュームで歪レベルをコントロールするシステムを構築した。
ワンコンのsonic blue twangerは、音は最高に良いと思うのだが、VolとMasterを12時以降にすると低音弦のピッチが狂った音がするので、どうやって使いこなすか悩みまくったのだが、Vol、Master共に9時にする事で問題ないレベルに収まったので1軍に入れている。
世のレビューでは低音が出過ぎ、とあるが、裏蓋を開けたらトリムがあるのでクリクリ回せば音を詰めれる。この事は何故か知らんが誰も語らない。
トリムが壊れやすいのと、単純にLow,midでは無さそうなので下手に触ると元に戻せなくなりゴミとなる可能性が高く、触れない方が良いと思う。
音がデカすぎる問題を解消できる部分でもあるので個人的には触った方が使いやすくなるのだが、低音の飽和感なども作用しているので沼る可能性は高い。買い直しの覚悟があるのであれば触ってみると面白いと思うが、やはり下手にいじると本当に地獄を見るのでおすすめはしない。
janrayは元々そこまで歪むエフェクターではないので、リードの時やや歪み不足を感じる。そこでjanrayはクランチに設定し、fuzzfaceはフルテンで全て常時オンにする。
ファズはトラトラ回路なので、
ギターのVolが2,3の時はスルーの様な状態になる。janrayもクリップせず、クリーンで出る。
ギターのVolが4,5の時はファズはクリーンプッシュ。janrayのクランチが強めにかかって生音多めのクランチになる。
ギターのVolが全開の時は、ファズは正相、逆相共に同一に増幅してディストーションライクな音になる。
自作fuzzfaceは、電源部のノイズフィルターこそ入れてあるが回路自体はオリジナルと同様、定数変更してブチブチ歪みが出にくいスムースなクリップをする様にしてみたのだが、これがビンゴとなった。
fuzzを作った当初は、ギターのボリュームをずっと10で弾いていた自分からすると全く使い物にならないコード感の潰れたブチブチサウンドで、何が良いのかさっぱりだったのだが、ギターボリュームでゲイン量をコントロールする為の物として使う事を前提に使うと、まぁ使い勝手の良い事!
ソロの時に踏むブースターの様なオンオフエフェクトではなく、リニアに変えれるそれは表現力の増え方が半端ない。
なんと言っても、ギターボリュームを絞った時の独特の透明感とキラキラ感は、恋をする方も多い魅力のあるサウンドだ。
メタルばかりをやってきたおかげで、カッティングなんかもさっぱりだし、アドリブも無理。
これじゃあねぇ。と言う事で、今までは手を出さなかったアドリブセッション的なやつに取り組んでいる今は、スケールやフレーズを覚えるのに必死で、ボリューム弄る余裕なんて無いのだが、やはり音が良い方がやる気になるわけで、満足度はかなり高いものが出来た。
ファズ最高。
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