【日記】2023年3月の季節感

ここ数か月、平日は家に籠りきりで毎日毎日似たような日々を過ごしていたが、
気付いたら、夕方に流れる無線チャイムの時間が一時間早くなっていた。
春になってきたのを認めざるを得ない。

物干し竿は毎日拭いてもザリっとした手触りになってしまい、
エアコンを点けたいと思う時間も減ってきた。
頑張れば部屋着に薄手のジャケットを羽織るだけで夜道を歩けてしまう。
ベランダからは、梅らしき木が既に薄桃色の花をつけているのが遠くに見える。

寒いのが嫌いな自分は「春」を意識すると、気温が上がることに一瞬だけ喜ぶが、間もなく花粉や砂埃がやってくること、それが終わったと思ったら憂鬱な梅雨が控えていることを思い出してげんなりする。
そうした様々な嫌なことからの解放感も込みで、夏が一番好きなのかもしれない。

昔は春というだけで自然と気持ちが高揚したが、それも今は大して感じない。
学生の頃と社会人になってからの「春」へのモチベーションの違いは、新しい人との出会いの有無だと思う。
「社会人n年目」が更新されたことを一瞬だけ意識して、うわーそんなになるのか、とひとしきり落ち込んだ後忘れてしまう、そんな季節がまたやってきた。

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