やりたい事が!ある!
最初にお伝えしますが
この文章にオチはありません。
実はやってみたいことがある。
思い出の服をテディベアにリメイクします
っていうの。
少し前から書いてるけど、私の2歳になる娘は病気で重度の心身障害に加えて日常的に医療ケアが必要。
預かってくれる保育園はほぼないと言っても過言ではない。
唯一の希望である障害児専門保育園は2年待ちだと言われた。
そうなると、働きに出ることはまず不可能。
うーん、詰んだ?
2年間悩んだ末たどり着いたのが冒頭の「テディベア」だった。
もう今は成長した子供が昔来ていた服
うちのお義母さんは片付けられない人だ。
家中の至る所に「思い出」が積まれていた。
それを数年前旦那の兄弟総出で片付けた(もちろんお義母さんも納得した上で)。
その中でも、やっぱり捨てたくないものの中に
「子供が気に入って着ていた服」
があった。
やはり思い入れが強いらしい。
数枚残したが、またタンスの中に仕舞われて終わった。
亡くなった子供が来ていた服
娘の入院に付き添った中で、数人仲良くなったお母さん達と連絡先を交換した。
ただ、病院自体が難病の子が集まることが多かったせいか悲しい報告もしばしばある。
その中で、子供に着せていた服はどうしても捨てられない。棺にいくつかは入れたけど、残ったものがタンスにずっと残っている。
と言っていたお母さんがいた。
自分1番気に入っていたもう着られない服
・昔自分の為に奮発して買ったけど、体型が変わって着られなくなった
・とても気に入っていたけど、今はデザインの流行的に着られない
↓↓↓
だけど捨てたくない!!
どの内容にも当てはまるのは
「基本的にタンスに仕舞われて、普段は目に入らない」
ということ。
せっかくの思い出なのに。
中には、捨てたくないけどそのままにしておくと邪魔なことも分かってる。でも捨てたくないからそのままになってる。という人もいた。
その服達に、新しい居場所を作ってあげたい。
今までビーズアクセサリーやかぎ編み、つまみ細工、小物等いろいろ作ってきた。
私から見ると、どれも中途半端で自慢できるほどのものではない。
つまり、どれも自信が無い。
お金を頂けるほどのクオリティを出せる自信が。
やってみたら?とはよく言われたけど
まず自分のセンスに自信が無い。
見本があるもの以外を自分で考えられる自信が無い。
いわゆる、応用が苦手なのだ。
その中で、自己流でもなんとか形になるのが縫い物だった。
裁縫を勉強したことはない。
洋裁の先生だった祖母が持っていた、大量の端切れと針と糸で、物心着く頃にはもう縫い物をしていた。
ただし服を作るほどの技量は無く、娘の服を前開きにリメイクするのがやっとスムーズに仕上がるようになったくらいのもの。
数回作ったことがあり、なんとか出来そうだなというのがテディベアだった。
テディベアなら、パーツごとで布を変えることもできるから、服が数枚あっても対応できる。本体の布は送ってもらうものを使うから、用意するのは糸と、目や鼻等のパーツ、中に詰める綿、腕や足につけるボタンくらい。どれも比較的安価。
つまり、あまりお金をかけずに始められる。
そして受注生産だから一体一体を大事に作ることができる。
と、いろいろ考えてはいるものの
まだ実際にホームページを作ったり、積極的に公表していない。
なぜかというと、どう伝えていいのかわからない。ホームページにどう書いていいのか分からない。
特に亡くなった子供の服に関しては、悲しんでる人の心に漬け込むような後ろめたい気分になる。
寄り添いたいのに。
寄り添うぬいぐるみを作りたいのに。
モヤモヤ考えてても進まないのは分かってるんだけど、進め方が分からない。
とりあえず見本のテディベアを作ったらいい気はしてる。
でも引越しに当たって自分の服も子供の服もだいぶ断捨離してきたから、なかなか切れる服がない。
うーーーん、どうすべき?
そして悩みながらまた日が過ぎてゆくのだった。
~完~
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