伝統に「遊び心」をプラスして 地域に寄り添う宮彫り師
花を持つ力神、笛を吹く風神、三味線を弾く猫又…その表情やしぐさはとても生き生きとして、今にも動き出しそうだ。制作したのは、宮彫り師の小山広樹さん(小山彫刻)。広樹さんが制作する屋台や寺社の彫刻には、象徴性や装飾性、時代の壁を超え、見る人の感覚に寄り添った「ひと工夫」が込められている。浜松市・東区大蒲町にある工房で、制作へのこだわりについて伺った。
要望に応えつつ、時代や見る人に寄り添う屋台彫刻
「ここ一年半ほどかけて制作しました」
写真で見せてくださったのは、地元の一大イ