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優待の話

ちょっと調子に乗って「優待イイヨ!優待!」って言ってきましたので、今度は逆に「あまり優待を気にしすぎてはいけない」話もします。

少額投資家のささやかな(?)楽しみみたいな感じのオマケ感覚の「優待」は、言葉の響きからとてもお得感を感じます。先日ご紹介したイオンの優待なんて買い物額の3%からキャッシュバックなんて、オトクですよね。

優待は企業からのサービスのようなもので、額面換算して配当に上乗せすると配当率が数%アップしているように見えます。

しかしこれはあくまでも少額投資家の話であって、大口で投資している方々、例えは配当収入が100万円以上とか(極端ですが)の方からすれば、優待の額は微々たるものです。

優待が1000円のクオカードだったとします。半期に1度1000円のクオカードがもらえてオトク、とありますが6か月で分けると1か月で約167円ですね。

1000円分のお食事券。言うても「1000円」です。その1000円分のお食事券が欲しいあまり、20万支払って株を購入する、というのはどうでしょうか、という話です。株を買わなければ、20万円分お食事できるわけです。

優待はあくまでもサービス、本来は企業に投資をし、企業価値を上げ(=株価を上げ)配当を貰う、というのが収益の流れです。株価と配当こそしっかりと検討しなければならない、というのをお忘れないように。

優待の達人とか、優待生活、とか企画もありますが、毎月何らかの株主優待を受け、生活できるレベルまで集めようとすれば、それこそ億とかそのレベルになってくるのではないでしょうか。

また優待はサービスなので、単純に企業の負債になるわけです。大口投資家はそんな負債は処分して、株価を上げて配当を増やせ、というのもあります。唐突に優待がなくなる場合は、そういう圧があったりするんでしょうか。

あくまでも、オマケ。だから楽しい。こんな企業なんだ、という人となり(人じゃないですが)がわかるのも、優待の良いところだと思います。なぜこの製造メーカーの優待がカレーセットなんだろう、とか(笑)。

投資を楽しんでいきましょう!

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