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6年生になりました。 [ギタじょぶ活動報告書#11]



2022年8月2日

名古屋ギター女子部
結成5周年を迎えました!!!!!


こういう時、
「長いようで短い5年でした〜」
とか言いがちですが、 

正直あれ?まだ5年なの??うそん
って気分です。

もっと一緒にいなかったっけ?

実際マネージャーさんには、この前のミーティングで
「もうすぐ5周年ですよ!」と言っても
いやもっと経つはずだと信じてもらえませんでした。(笑)


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全員がそれぞれソロのシンガーソングライターだった私たち5人は、
名古屋のとある小さなライブハウスで出会いました。



そこには面倒見の良すぎる店長や先輩たちがいて。

音楽活動を始めるのが遅く新参者だった私は
歌とかライブってよりも、どっちかっていうと多分 もりもりとよく食べるところを買われ(?)、
一緒に育ててもらいました。




誰かがライブをすれば遊びに行ったし、
ライブ後は必ず打ち上げがあって
ほとんどがお酒飲めない人たちの集まりだったのに、何をそんなに話すことがあるんだってくらいみんなで語り合ってた。


当時の店長に
「名古屋ギター女子部ってのやらない?」
って聞かれた日のことを、今でもとてもよく覚えています。


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ある夏にやった「どりー × CHISA × 伊藤汐梨」のスリーマンライブ。
3人で1夜限りのユニット(のはずだった)「かしましムスメ」を結成。



それぞれのソロ曲コラボ、
有名曲をカバー、
そして3人で1曲作ってCDをリリース。


みんなでスタジオ入ったり、深夜の車の中やカラオケ屋さんで制作したり、どりーちゃんの家に泊まってレコーディングに備えたり。
「音楽は1人でやるもの」だった私にとっては、新鮮なことだらけでした。




そんなスリーマンライブ当日、リハが終わって本番1時間くらい前だったかな。
事務所に呼び出されて、「みんなでやったら楽しいと思うんだけど」と。


「誰かと音楽をやること」
の楽しさを知ってしまったから、
断る理由なんてあるはずもなく、即答で「やります」って答えた。

そこからはとんとん拍子で話が進み、「名古屋ギター女子部」は結成されました。


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その頃の私がどうしてギターを持って自分の曲をひとりでライブで歌っていたか

それは、「メジャーデビューがしたかった」から。




メジャーデビューがしたくてボイトレに行ったら、

デビューしたいなら、

「ギターを弾けるようになりなさい」
「曲を作れるようになりなさい」
「ライブをやりなさい」


言われるがまま、全部やった。
いちいち始めるのに勇気を振り絞ってたから、時間はかかったけど。
きっと、「デビューしたいなら踊りなさい」って言われてたら、今頃踊ってたと思う。



ところが。



名古屋ギター女子部を始めて最初に言われたのは、

「名古屋ギター女子部はメジャーデビューを目指さない」
「あくまで個人個人の技術力を高める部活みたいなものだから」


おおっと。




ソロ活動を尊重するという周りの大人たちの配慮だったけど、
今まで音楽における選択の基準を全て「メジャーデビューするために」としてきた私には、正直葛藤がありました。



女性歌手なんて若いに越したことないだろうに。
こんなことして時間使ってていいんだろうか。



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「ソロのシンガーソングライター」
は、全てのパートを自分で弾き、歌い、いつだってステージの真ん中に存在する



ユニットとなるとそういうわけにはいかない。
全員が不慣れで、大変なことがたくさんありました。


私の場合はメンバーと出会って比較的日が浅かったのもあって、何をするにも手探り。



「誰かと音楽をやること」を楽しむ余裕もなく、慣れないことだらけで辛いなあ が1番強かった。


「メジャーデビューを目指さない」
のに、
「真剣にやらなきゃいけない」
が辛かった。

「誰かと音楽をやってみる」
くらいのラフさなら大した責任や不安も伴わず楽しかったのに、
「誰かと音楽をやっていく」
は中途半端な気持ちでやるには重すぎたのかな。



もしかしたらメジャーデビューに繋がるかもしれない。』


自分を繋ぎ止めていたのはその一筋の想いだけだったから、
「もう辞めたい」と思ったことも何度かあった。



そんな中 結成から1年弱経ったある日、部長 こんどうゆみかから
「名古屋ギター女子部でメジャーデビューを目指したい」

突然の提案。


提案を受けた瞬間は、メジャーデビューしたいしたい病だった私も流石に戸惑いました。
「辞めたい」と「メジャーデビューを目指す」は私にとって完全真逆のベクトルだったから。


だけど、状況が変わればもしかしたら何か変わるかもしれない。




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メジャーデビューに向けていろんなプロジェクトが一気に動き、


YouTubeチャンネルを開設
ゲリラ路上ライブでCD1000枚完売
クアトロで主催ライブ開催
金山で1日に1000人の人と出会う
……


活発に動き出したことで足並みも揃ってきて、絆も深まって、グルーヴも生まれて。
「この5人で音楽をやる」ことの楽しさにどんどん気づきました。


YouTube動画第1弾の撮影日
極寒のゲリラ路上ライブ
NAGOYA CLUB QUATTRO


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それからは、一度も「辞めたい」と思ったことがありません。


だけどそれは、メジャーデビューできそうだったからとかそんな単純な話じゃないんだと思う。


前置きでこれだけ
「メジャーデビューできなきゃ意味あらへんがな」
と語っておきながら……?



でも、ずっと前を向いてこられたのは、間違いなく名古屋ギター女子部がこの5人だったからです。



バカ真面目で不器用で、個性も不揃い。
でもなんだか不思議とバランスが良くて、たまの言い争いさえ心地いい。



そしていつだって自分の魅力をメンバーの方がよく分かっていて、お互いに伝え合えて。
時にはえっキレてんの?ってくらい真剣に。(笑)



論理的思考でなんてもってのほかだし、本音と建前を使いこなせるような器用な人間たちの集まりじゃない。
メジャーデビューがどれだけ念願のものだろうが、
この人とやりたいって思える人とじゃなきゃ一緒に走れるわけない。



だから私が今ここにいるのは、

続けてきたから

じゃなくて、

メンバーに、ギタじょぶチームに、そして応援してくれるみんなに

出会えたから

です。

いやん照れちゃう



だけど確かなことだと思う。



「メジャーデビューがしたい」に替わる夢を見つけられたから。


✎𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃




現在、みなさんに「新しい名古屋ギター女子部」を届けるべく制作を進めています。


直近は、アレンジの最終調整をしたり、歌割を決めたり、レコーディングに向けて夜遅くまで何時間もプリプロしたりしてました。
ここの歌い方はこうしてみた方がいいんじゃない?とか、
ここのアレンジはこういう感じで聴いてみたい!とか、、

今までの人生の中で今いっっっちばん音楽が楽しいです。




ふざけてません。彼女は真剣にディレクションしています。


ふざけてません。ほら、真剣な表情を見て?
ヘッドホンの位置は見ないで。



早くみんなに聴いてほしいなあ。
楽しみにしていてね。




そして、ライブもちょこちょこ決まってきています。

まだまだ油断できない日々が続いていますが、みんなに会えたら嬉しいなあああ。


すぐ会える距離に居ない人もたくさんいると思います。
長い間お待たせしてしまっていますが、少しずつ動き出しますのでもう少しお待ちくださいまし。


こんなマイペースなわたしたちですが、いつも応援してくれて本当にありがとう。
みんなの存在が私たちの希望です。


6年目の名古屋ギター女子部もよろしくお願いします!!!!!


✎𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃


最近の部長はとてもとても頼もしくて、がんがん引っ張っていってくれています。(相変わらず定期的に珍事件起こすけど)

美咲ちゃんとどりーちゃんはフラッシュアイディアをくれるし、CHISAは一つひとつ冷静にことを進めてくれる。


メンバーがめちゃくちゃ頼もしいので、その横で替え歌を歌って きもダンスを踊ってるだけの副部長ですが、いつも支えてくれてありがとう!


この5人で音楽をやれて本当に幸せです。


おばあちゃんになっても、5人仲良しでいようね。だいすき!!!!!


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