09_アイライン ［名古屋ギター女子部 12ヶ月連続リリース］
名古屋ギター女子部 12ヶ月連続リリース
第9弾『 アイライン 』
9/20（水）より 配信中！！！
✎𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
9月にリリースした『 アイライン 』は、私 伊藤汐梨が作詞作曲を担当しました。
大学生の頃 私は和食チェーン店でバイトしていました。
この曲は、新入社員として入ってきたとある女の子がモデルになっています。
当時大学４年生。
同期たちはみんな就活で忙しく出勤も減っていて。
年が近い妹のような彼女は、社員とバイトという立場の違いはありながらも戦友みたいな存在でした。
すごーーーく頑張り屋さんで、真っすぐで、天真爛漫。
だけどちょっぴり不器用で、いつも何かで怒られていて、
その度に
「いとうのしおりさんん〜〜〜〜ちょっと聞いて下さい〜〜〜」
（彼女もまた"しおり"なので、「いとうの」という枕詞をつけて呼ばれていた）
ってアイメイクが崩れて黒い涙を流しながら、バックヤードにひきずりこんできていました。
だけど、
「こんな事があって〜〜」
とひとしきり話したあとは、
「でも私、頑張ります！！」
って、聞いてるこっちが付いていけないくらいのスピードで前を向いていて。
いや、そんな切り替え普通できないよ！
すごいなこの子、、、
そして同じ時期、就活を頑張っている同期や高校の友達とトリキで飲みながら（トリキばっか行ってた）話していたときにも、
苦労している話をしているはずなのに、なんだかキラキラして見えて。
ヘコんだり心が折れたりしながらも、
みんな毎日毎日一生懸命生きて、自分と戦ってるんだな。
この子たちが負けないように、背中を押せるような応援歌を作りたいな。
そんな思いで、歌詞のかけらを集め始めました。
そしてかけらはかけらのまま熟成し数年、、、
ワンコーラス（1番）を完成させたのは、実は2019年のこと。
会場限定盤として発売したギタじょぶのコンピアルバム
「ストリート・ストーリー」の制作時期です。
Compilation Album「ストリート・ストーリー」はメンバーそれぞれのソロ曲を1曲づつと、ストリート・ストーリーの全6曲入り。
私は「カランコエ」というオリジナル曲を収録したのですが、
その他の候補曲として1番だけ作っていたのが「アイライン」。
その時は選ばれなかったし、ギタじょぶで歌うことになるとは正直想定していませんでした。（笑）
だから今回の12曲に選ばれたときには、めちゃくちゃ驚いたし、「この曲でいいの、、、？」が最初に浮かんだ感想です。
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1番だけしか完成していなかったので、フルコーラスを完成させなければならなかったんだけど、これがなかなかうまくいかず。
言いたいことはあるのに、
言いたいことが逆に多すぎて精査できなくて、、、
A4の紙14枚使って、言葉をぶわ〜〜〜〜〜〜〜っと書き出して、
1ヶ月以上毎日にらめっこして、ようやく完成しました。
これまで私は曲を書くということに対して苦手意識が強く、
他のメンバーと比べてしまって、なかなか向き合えませんでした。
だけどこの曲が完成したとき、初めて自分の伝えたいことを曲にできた気がしました。
私の中での大革命の曲です。
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この曲は、私が入れたい音やコーラスだけ入れたラフアレンジを作り、こんどうに肉付けをしてもらいました。
こだわりポイントがあまりに多く、
こんどうやピアノアレンジをしてくれたCHISAには多大なる苦労をかけたと思います。。（笑）
人生というステージ（ショー）を一曲の中で表現したい。
まず曲の頭は、昔の映画の始まりに流れていそうなビッグバンドの音楽を打ち込んで作りました。
オードリーヘップバーンが出てくるようなレトロな雰囲気にしたくて、その音質感を出すにはどうするのがいいかレコーディングエンジニアさんとも相談して。
あの冒頭の部分は、作った音源をiPhoneのスピーカーで流し、自宅でコンデンサーマイクで録るという、古典的というか、斬新な方法でレトロ感を演出しています。
そして間奏。
ギターソロや間奏は飛ばす
と言われるこの時代に、あまりに背き過ぎている長さ。（笑）
1番、2番で歌ったような、悶々とした日々を毎日過ごしながらも、
心の底では変わりたいと強く願っている。
だけど毎日おんなじ1日なんて無いから、
強く願える日もあれば、心折れそうな日もあって、、、
戦ったり、へこんだり。
そんな主人公の"日々"の回想シーン。
そしてこのあと落ちサビに入り、段々と変わりはじめていく、、、
そんな主人公の姿を表現してみました。
そして曲で何度かでてくる、呪文のような言葉。
あれは、、、どんな意味なのでしょうな、フフフ
前を向くための魔法なので、みんなも唱えてみてね。
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ジャケット写真
キラキラをぱーっと散らしたい！
と思って、メンバー総出で。
暗闇にフラッシュを焚いたりしながら色んなパターンの写真を撮りました。
コンフェッティーシャワー(キラキラ)の落ちる速度、量、シャッターのタイミング、、、
これもまた、奇跡の産物ですな〜〜！！
とってもお気に入りの一枚。
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▼ 名古屋ギター女子部「 アイライン 」Official Video
愛知県犬山市
『お菓子の城』
さんにご協力いただき、撮影しました。
この曲の撮影地は全く迷うことなく
お菓子の城以外ない！と決めていたので、撮影させていただけることが決まった時はホッとしました、、、
今回はイントロの「ビッグバンド」部分が結構特徴的なパートになっていたので、どういう演出にするかちょっとだけ苦戦。
メンバーに助言をもらいながら試行錯誤してチョけたので(?)
動画で確認してください。（笑）
また、ロゴデザインの作成やカラーグレーディングもこだわらせていただいております。
伊藤さんのこだわりに付き合わされてみんな大変だね、、、
好きなことを自由にやらせてもらって本当に感謝です！！
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YouTube Live
9/23（土）には、「echo&アイライン」リリース記念ライブを行いました。
その様子は、下記のアーカイブでご覧いただけます！
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流行りの服とか、イケてるとされるものとか
そういうのじゃなくて、
私が好きな色、私が着たい服、私がしたいこと
子供の頃はもっとちゃんとあったはず。
いつのまにか他人の物差しで自分を測るようになって、勝手に自信を無くしていたけれど、、
私はあの子じゃないし、
あの子だって私になれない。
私は私のために生きて、
私のまま、なりたい私になってやろう。
アイライン
作詞 / 作曲：伊藤汐梨
編曲：こんどうゆみか・CHISA・伊藤汐梨
戦った女子だけの秘密
似たような服を着て
似たような顔をして
毎朝家を出る
今日も目立たないように
目立たぬように
と唱えて
うまくいかなくていい
失敗さえなければいい
いつの間にか挑戦はしなくなったな
傷つきたくないし
電車の中流し見するストーリーズ
きらきらきらしているフレンズ
変わらない日々、
流されるままの私には眩しいけど
涙でアイラインが滲んでも
綺麗に洗い流してまた笑おう
ぶつかってボロボロになっても
なんにもないよりマシさ
戦った女子だけの秘密
大人になりたくて
ママに内緒で座ってたドレッサー
魔法にかけられて
何にでもなれるような気がしてた
今では……
お風呂の中巡りめぐるメモリーズ
ぷかぷか浮き沈む心
振り返る度 変われないままだ、なんて
なんかちょっとヘコむけど
涙でアイラインが滲んでも
綺麗に洗い流してまた描こう
突っ込んでへとへとになるのは
前を向けてる証さ
戦った女子だけの秘密
すぐ崩れるし上手くいかない日もあるし
たった数センチ
見えるかもわからない線だけど
大切なおまじない
私のまま変わってく
涙でアイラインが滲むのも
綺麗に描き直して笑うのも
日によって太さ形が変わるのも
誰も見ないでいい秘密のままがいい
涙でアイラインが滲んでも
綺麗に洗い流してまた笑おう
隙間埋めるたび強くなる
わたしがわたしであるための魔法
程よく強がって生きてこう
実はほんのちょっとだけ褒めて欲しいのも
戦った女子だけの秘密
✎𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
ちなみにモデルとなった女の子にこの曲のリンクを送ったら、配信ライブも見てくれてたみたい。
「あれ？わたし？？」って思いながら聴いてくれていたようです！（笑）
届いててとっても嬉しい！
こういう曲を作りたい！
と思える存在に出会えたことに感謝です。
心が動いた時には、やっぱりこの先も曲を作りたいな。
そう思わせてくれる出来事でした。
5/4(土)のワンマンライブは、
「アイライン」が爆イケハイパーカッコいい感じになるので楽しみにしていてね！！！
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