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[全文無料]4日でフラグシップ優勝!?紫カイドウ解説

初めまして。shionというハンドルネームで活動している者です。

現在はワンピースカードとMTGを中心に遊んでいます。

今回はタイトルにもある通り、練習4日間でフラッグシップに優勝することができたので、そのアプローチやデッキ選択について話していきたいと思います。
全文無料なので、宜しければ最後までご覧ください!
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自分自身の主な実績

ワンピースカード
フラグシップ優勝 

MTGA(MTGのデジダル版)
最高ランキング:24位(約180000人規模)
月間ランキング:毎月1200位以内(1200以内だと特別な大会に出場できます)

他ゲーム
大型大会(1000〜2000人規模) トップカット: 4回(トップ16×3、トップ8×1)

県代表、日本代表の経験あり

プロの方とも調整しているので、カードゲームの調整方法として少しでも参考になればと思います。
(今回は、完全に1人で調整していた訳ではなく、他ゲームで結果を残したプレイヤーが集まっている調整チームに参加させて頂きました)

環境把握

まずは環境を把握を行いました。具体的には、どんなデッキが存在していて、どのデッキが強い(使用率が高い)のかを調査しました。

調査の結果10/1地点では

Tier1
緑キッド
赤ゾロ
紫カイドウ

Tier2
赤緑ロー
赤ルフィ
青ドフラミンゴ

Tier3
その他

だと考えました。
残り4日間の練習で大会に行くという前提だとデッキパワーが高いであろうTier1の3デッキのうちどれかを選択しようと考えました。

候補のデッキの印象

緑キッド

デッキパワーが1番高く柔軟性も高いので、やり込んだプレイヤーなら迷わずこのデッキを選択すると思いました。分岐も多く、特にミラーマッチをする上でプレイングによって勝敗が左右されると考えました。
したがって、練習日が4日で大会に挑むにはこれまで使っていたプレイヤーに対して勝てないと考えました。

紫カイドウ

鬼ヶ島を引ければ強いという印象のデッキでしたが、緑キッドに対しては鬼ヶ島を引けなかったとしても有利に立ち回れることが何よりも強いと感じました。
ミラーマッチも鬼ヶ島がないから負けるという訳でもなく、プレイングの差がしっかり出ると考えました。
当たり前ですが、鬼ヶ島が引ければ最強です(笑)



赤ゾロ

攻撃の始まりとドン!の貼り方さえ分かっていれば、しっかり立ち回れるデッキだと思いました。柔軟性は低いですが、カードの役割がしっかりしているのでカードゲームの基礎的なリソース管理さえ分かっていれば、ワンピースカード初心者の自分でも回しやすいデッキでした。しかし、最も意識するべきである緑キッドに対して、不利なところが欠点だと考えました。

デッキの選択

上記の3つのデッキタイプの中で迷った結果、紫カイドウになりました。
主な理由は3つあります。

1つ目は、緑キッドに鬼ヶ島がなくても有利に立ち回れることです。緑キッドはパワーが高いキャラを複数体作られることと、ブロッカーを大量展開する動きを苦手としていると考えています。このどちらの動きもできる紫カイドウは有利にゲームを展開できると考えました。

2つ目は、ミラーに対する明確な価値筋を見つけられたことです。この点の具体的な解説は後述します。

3つ目は、鬼ヶ島を引けた時のパワーが圧倒的な点です。練習日は4日間であることから、全てのデッキに対して正しく立ち回ることが困難だと考え、多少プレイミスをしてもデッキパワーで勝ち切れる可能性のあるデッキ選択をしました。

練習方法

練習環境としては、1組3人でペアになり、2人(通称: プレイヤー)で対戦し、1人(通称: 神)が神視点から2人のプレイングを確認しながら試合をします。試合中では、プレイヤーと神でプレイが異なった場合、そこをプレイ分岐として議論します。そのプレイ分岐を取った場合試合がどう運ばれたのかを確認します。終盤でゲームの巻き戻しができる場合は、もう1つのプレイ分岐を採った場合はどうなったかも確認します。
試合終了後にスプレッドシートに試合結果とプレイ分岐、その結果をまとめていきます。
ひたすらこれを繰り返し、最善手はもちろんのこと、それぞれの分岐での行動をランク付けしていきました。
練習時間も無駄にできないので簡単にまとめています。

私は最初は神視点から、プレイ分岐とは別に一般的なプレイングの意図を確認しながら行っていました。ある程度、ワンピースカード自体にまた、デッキに理解ができたタイミングでプレイヤーとして練習しました。

練習時間の配分としては、1日目、2日目は緑キッド、紫カイドウ、赤ゾロを満遍なく回していきました。3日目、4日目は、紫カイドウを選択し、ひたすら紫カイドウの練習をしました。(1日あたりの練習時間は20時間ほどです)

2日目終了地点で赤ゾロの勝率が低く、プレイ分岐点もプレイヤーと神でズレは少なかったので選択肢として消えました。最有力は緑キッドでしたが私自身がミラーマッチで負け過ぎて、プレイ分岐も多かったので、これを残り2日で詰めていくのは難しいと考えたことと、最も多いであろう緑キッドに有利に立ち回ることができた紫カイドウを選択することになりました。

デッキレシピ

デッキレシピはこちらになります。デッキレシピ自体は自身で組んだ訳ではなく、調整チームで調整されたデッキなので恐らくしっかり組まれていると思います。(笑)

※裏のカードは10コストのカイドウです。

特徴的なカードの解説だけ行います。

2コストのブロッカー: 12枚

一般的な構築だと4~8枚の採用ですが12枚採用しました。この意図ととして上記でお伝えした通り、緑キッドに対してブロッカーは非常に強く、期待値的にブロッカーを多く展開できるので確率的に有利に立ち回ることができます。

一般的な立ち回り


マリガン基準は単純で鬼ヶ島があるかどうか。死ぬ気で鬼ヶ島を探しにいきます。
全体面で共通で意識していることは、主に2つです。

1つ目は、どのターンでゲームを決めに行くか(通称: リーサルターン)です。カイドウのリーダー効果は非常に強力で、相手のライフを1削ることができます。しかし、ドン!を7枚デッキに戻さなければいけないので、鬼ヶ島があったとしても次ターンの動きが貧弱になります。したがって、ゲームを決めに行くターンよりも前(特にリーサルターンの前)にリーダー効果を使わないようにしましょう。

具体的には仮に10ドン!場にある状態でリーダー効果を使う+鬼ヶ島で1枚ドン!を使うとすると、次のターンのアクティブドン!は6になります。仮に相手に1体ブロッカーを置かれると、ブロッカーをKOできるのは(このデッキ構築だと)キングのみになります。キングを出すとドン!を貼らずに攻撃することになるので、相手に守られやすく、逆にキングを出さなければ1体はブロックされることになります。

このような盤面にならないので勝負どころはいつなのか考えましょう。

2つ目は、高コストキャラを出す(長期的に強い動き)か、ドン!を大量につけて攻撃する(短期的に強い動き)の選択肢です。
基本的な考え方としては高コストキャラを出せば盤面が強くなり、次のターン以降でも強い選択肢になります。ドン!を大量につけて攻撃すると基本的にはライフを詰めに行くことができますが盤面の形成は見込めません。このターンは盤面を強くするのか、またはライフを詰めるべきなのかを天秤にかけ、判断しましょう。
判断材料としては、相手が何ターン後に勝ちに来るか、自分は何ターン後に勝つことができるのかです。高コストキャラを出す方がターン数が増えるほど攻撃する回数が増えるので、まだまだゲームが終わらないと思う場合は高コストキャラを出します。逆にもうすぐ決めに行かなければならないという状態になればドン!を大量につけて攻撃します。この選択肢はブロッカーを置いたり、イベントカードにドン!を使えるので柔軟なプレイができます。

各デッキの立ち回り

対緑キッド

気をつけるポイントは3つあります。
1つ目は、序盤~中盤で守れる場合は必ずガードしましょう。1番の負け筋は、序盤~中盤にライフを詰められて、最後リーダー効果で高パワーでリーダーに2回攻撃されることです。そのため、ライフは出来るだけ詰められないように積極的に守りましょう。

2つ目は、2コストのブロッカーは積極的に出しましょう。上記でもお伝えした通り、ライフを守ることがこのマッチは非常に重要です。緑キッドはKOはせず、レストにしてくるだけなので、リーサルターン以外は有効にブロッカーを使うことができます。

3つ目は、高コストキャラ召喚+リーダーを7000以上のアタッカーなどで攻撃しましょう。5000で攻撃をしても、緑キッドには圧をかけれないので7000ラインのアタッカーを作って、尚且つ高コストキャラを展開しましょう。

紫カイドウ

ミラー戦の立ち回りが分かってない相手であれば鬼ヶ島がなくても勝てます。

まずミラー戦で最も意識すべきカードは10コストのカイドウです。


相手が鬼ヶ島を使って盤面を展開したとしても10コストのカイドウを出すことができれば、相手の盤面が強い程刺さります。
10コストのカイドウをKOできるのは、10コストのカイドウだけです。

自分が有利な場合と不利な場合で意識することが異なるので、それぞれで説明します。

自分が有利な場合、意識するポイントは2つあります。
1つ目は、後半は特に常に利用可能なドンを10ドンにしましょう。有利な場合の負け筋は10コストのカイドウです。しかし、相手に使われた返しに10コストのカイドウを召喚することができれば、有利な状況を相手はひっくり返せず勝つことができます。

2つ目は、盤面を展開し過ぎずライフを詰めにいきましょう。上記でも記載した通り、10コストのカイドウは盤面が強い程刺さります。したがって、高コストキャラ1体と2コストのブロッカー、そもそも出し得なクイーン以外は出しません。そうすると、仮に10コストのカイドウを出されても盤面を復帰できます。

自分が不利な場合で気をつけることは3つあります。
1つ目は、10コストのカイドウでリソースの逆転を狙うため、盤面には2コストのブロッカーのみを出しましょう。ブロッカーなので、自分のライフを守ることができますし、相手が攻撃すれば役割を果たせます。理想は、0コストのカイドウを出す前に自分の盤面はキャラ0体、相手は複数体の盤面にするとリソース面で大幅にリードできます。

2つ目は、鬼ヶ島が引けてない時は特にですが最速で10ドンにすることを意識しましょう。

3つ目は、基本的に2コストのブロッカーを出すコスト以外はリーダーのカイドウに貼ってライフを詰めましょう。2コストのブロッカーが手札にあっても一気に展開せず、最低でもリーダーのカイドウを7000以上のラインにして攻撃しましょう。

以下の行動を取れば、鬼ヶ島がなくても相手は盤面展開するのでライフは詰められず、こちらが先にライフを詰めて、10コストのカイドウにより盤面を有利にすることができます。

対赤ゾロ

このマッチで気をつけることは主に3つあります。
1つ目は、できるだけライフを1に詰められないようにすることです。
1番の負け筋は、ライフが0になって、5コストのルフィと悪魔風脚でブロッカーを無視して攻撃されるパターンです。紫カイドウのデッキの性質上、カウンターでないカードが多く採用されているので、仮にその動きをされたら守ることが困難です。したがって、ライフを1以上にすることを意識し、1回はその動きをされても負けないようにしましょう。

2つ目は、盤面処理を徹底しましょう。
キャラをどんどんKOしていく事で、ブロッカーを置くことができれば上記のプランでしか勝てなくします。

3つ目は、これは紫カイドウに限った話ではないですが、手札と相談して次のターン負けると思った場合は、相手の手札のカウンターをある程度割り切ってライフを詰め切りましょう。
赤ゾロは、約1/3がカウンターを持たないカードなので意外に勝てます。
ただ、ゴムゴムのJET銃のケアはしっかりしましょう。

以上が簡単な紫カイドウの解説になります。
少しでも良いなと思っていただければ、いいね、リツイート、感想などいただけると嬉しいです!
また何かご質問などありましたらshion(shion_MTG)までお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


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