わたしの命だけ軽い
ヒトの命は重いらしい。
何よりも重くて、かけがえのないものらしい。
わたしもそれにある程度は納得させられる。お金よりも何よりも命が大事だと思ったりする。少なくとも他人が思い悩んでいたら、何よりもその人自身の命を大切にして欲しいと伝えるだろう。
命さえあればやり直しのしようはあるけれど、命を捨ててしまったら、後悔すらできない。生のよろこびはたしかにあると思う。
だけどわたしの命だけ軽い。矛盾してる。これまでの話に説得力がなくなったかもしれない。ヒトに命の大事さを押し付けておきながら、自分はその理論を無視するなんて。ひどいなぁ。
でも自分が他人と同じように生きる価値や意味があるとは思えないんだもん。苦しいし、やっぱりわたしがいない方が世界はうまくまわる気がするし。
そんな矛盾を抱えているのも嫌だから、自己肯定感を持っていたり、持とうとしていたりする人に憧れる、惹かれる。自分の軸があって、芯がある人に。
せめて、自分の存在がゼロだと感じても、マイナスに感じないようになりたい。
それができなかったら、
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