見出し画像

ロンドン旅日記5日目

今日は姉が一足先に帰ってしまうのでAirbnbで借りた部屋を掃除してチェックアウトしてホテルに移動する。荷物を預けたら、さて今日も始まり始まり。

はい、大好き自然史博物館(Natural History Museum)です。

まずもう建物自体が美しい。超広大なのに繊細で、中の設計も考え抜かれている。ここは動物、植物の標本、化石、鉱物などの標本が何万点も展示されている博物館。めちゃくちゃ見るところが沢山あるが、今回は特にいつも見る恐竜ゾーンへ。

こんな生き物が生きていた時代があるんだなぁ。はぁ〜楽しい。テンションあがる。これもまた無料で見られるなんて本当に太っ腹すぎるしロンドナーが羨ましい。

私は来ようと思ったらまた来られるけれど他にも行きたいところがあるので、さっと切り上げて次へ移動した先は、はい、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)。ここも!めちゃくちゃ!好き!!!!

工業の振興を図るために作られた博物館だそうなので、絵画や彫刻、美術品はもちろん、例えばファッションの近代から現代への移り変わりとか、工芸品や産業にかかわるものも沢山収蔵されているのが特徴的。本当にこれもちょっとやそっとでは回りきれないし、これまた建物自体が美しい。

残念ながらフリーダ・カーロ展は人気でチケットが購入出来なかったのだけれど、「Fashioned from Nature」と「Videogames: Design/Play/Disrupt」へ。

Fashioned from Natureは、絹やウール、木綿など、自然の素材をどうファッションに用いていったか、草木や花の姿をテキスタイルやデザインに取り入れる様子、などの何百年も前からの歴史と、現在のファッションの問題意識や、未来のファッションについてなど、コンパクトだけれどぎゅっと詰まった内容で面白かった。

超絶細やかな手作業で作られたレース

本当の虫の羽を縫い付けたドレスも見られた!

エマ・ワトソンが2016年のメットガラで着た、カルバン・クラインのペットボトルをリサイクルした素材で出来たドレスが展示してあったり、これからのファッションは本当にどんな人が、どんな素材で、いかに環境等を考慮して作られているかがキーになっていくのだろう。トレンドを追うファストファッションではなく、何度もリペアして使い続けて行くような製品がもっとスタンダードになればいいと思う。

V&Aはそのカフェの美しさも評判。運良く座れたギャンブルルームで一休み。ご飯も美味しいしなにこれ最高かよ・・・となる。毎週来たい。

さて続いてはVideogamesへ。

まさにゲームの作られ方、遊ばれ方、崩壊(というよりは変化かな?と思ったけれど)がしっかりと。全然ゲームをしない私でも、そのひとつひとつの作られる過程、コンセプトや設定、ストーリー、手書きのビジュアルデザイン、アートボード、BGMのスコアなどにはテンションがあがったので、実際にプレイしているゲームがあった人はもっと楽しめたのではなかろうか。

日本の作品があったり、キャプションに岩田聡さんや宮本茂さんのお名前があると私でも嬉しい。

ゲームの世界観における人種や性の問題への問いかけや、eスポーツやゲーム配信、ファンアートやコスプレといった、オンラインオフラインでのゲームの楽しみ方や、新しいコンセプトのゲームが遊べるコーナーなど、これもすごく楽しかった。何よりV&Aの中でこれが展示されているということは、ゲームというものはそれだけ広く楽しまれているし、確実に歴史に残る文化なんだろうなと思った。V&Aの懐の深さにも感服。

相変わらず楽しいミュージアムショップで買い物などしていたら(若かりし頃のエリザベス女王がどん!とプリントされた折りたたみのエコバッグ可愛かったよ!)、もうそろそろ姉と別れなければならない時間。見送って1人になったら、じっとしていると寂しいので次の場所へ。

先日日本のWeWorkのメンバーになったので、ロンドンでも来てみようと。ロンドン市内に複数ある中で、ちょっと中心から外れるけれど来たかったのが、タワーブリッジとロンドン塔の目の前のこちら。だってそれらが見渡せるテラスがあってそこでビール飲めるんよ???(ほとんど飲めないけど気分だけ味わいたくて少しだけ)

動画載せられないのが残念だけれどとても気持ちのよいスペースだった。かわいいわんちゃんもいるし!毎日帰りたくない帰りたくないと言っているのだけれど、ますますここで仕事して生活したい、という気持ちに。。。

日本のスポットは24時間、お正月以外は毎日開いているのに、ロンドンは土日閉まっているし平日も18時まで。というわけでまた移動。

お次はここも!絶対外せないスポット!ナショナル・ギャラリー(The National Gallery)!!!

金曜日は21時まで開館。はい、最高ですね?

本当に入館料無料ですか?というレベルの作品がまああるわあるわ。広くて一体どこまで歩けばいいの?と思いながらぐるぐる。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ゴッホ、セザンヌ、モネ、ターナーといったベタな作品もあるし、今回初めて見たのだけれどピカソの"Matherhood"という作品など、新しくかかった作品も。めちゃくちゃ豊かな時間。昔ここで開催されていた大きなフェルメール展に家族みんなで来たことを思い出したり。毎回来る度に新しい発見があったり、気になる作品が違ったりして本当に面白い。今回はレンブラントの描く人物の表情の面白さがよかった。

ロンドンが好きな理由のひとつである、こういう博物館や美術館の多さとその美しさをたっぷり楽しんだらまた歩き疲れて足パンパン。

しかしどこに行っても、ああこれ小さい子供に見せてあげたい、一緒に来てみたい、と思うようになっていることに気付く。せめて誰かと一緒に来たい。(姉と回るのはもちろん楽しいんだけど!)うぅ、なんとかしなければ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?