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「無駄」を楽しむ心が、 仕事と人生に深みを出す

「ただのまじめな人って、表面に見えているもののほかには女性を惹きつけるような世界を持っていなさそう。当たり前にやるべきことをやっているだけ。もっと聞かせて! と垣間見たくなるような奥行きをもっていない。(30歳・旅行業・女)」


そんな女性の意見があります。どこにでもいるいい人を脱皮して、いい男になるにはこの「奥行き」が大切になります。


それは社会人でも同じこと。

1日がデスクの上で終わるような、ワクワク感の薄い仕事を毎日感動なく処理、定時にあがり会社の同僚と居酒屋で過ごし、ヘベレケになって家に帰る・・・休日は仕事関係者とたまのゴルフ。このように仕事中も平坦に過ごし、かつ仕事以外の仲間も趣味も持たない男はモテません。

さらに 、年を追うごとに魅力だって急下降します。

「無駄がなく色気がない生き方」がつくりだした貧弱なオーラが表情や物腰から立ち上ってしまうのです。


その一方「自分で考え、自分でつくり上げる仕事に従事し、日々ドキドキ感を感じている。

そして、プライベートでは仕事の自分を切り離してワクワクできる遊びを持つ。

そこを通じた仲間の広がりも仕事の人脈以上に大切にしている」という男性は、男女問わずモテます。

「奥行きのあるライフスタイル」が人々を惹きつけるのです。

これはビジネスでもプライベートでも変わりません。

好奇心に導かれて過ごす時間が多ければ多いほど、その人の表情には躍動感が刻まれます。

好奇心を共有する仲間が多ければ多いほどその人の表情は安らいで見えるのです。

楽しい時間と体験がそのまま顔に刻まれ、周囲の心を躍らせ、惹きつけます。


大人の男を魅力的にする「無駄」。


その象徴が仲間の存在です。

その仲間との精神的つながりこそが、男の表情や物腰に深みをもたらすのです。


ある友人は友達同士6人でクルーザーを共同維持しています。

50万円ずつ出せばちいさなキャビン付きの中古のクルーザーぐらいは購入できます。

さらにマリーナの停泊代は毎月8万円をまた頭割りしています。

そのクルーザーに週末になると出掛け、そこにさまざまなゲストを呼んでおもてなししています。

そこを通じて出会った仲間は100人を超えています。

海のパラダイスという「良き無駄」を持つ人間であることがわかります。


お金はかかるし人間関係的にも手間は増えます。

さらに新しいルールで自分を縛ることにもなります。

しかしたったそれだけ我慢すれば、仕事では感じられないような充実感と、人生の深みと充実感を得ることができるのです。


真面目に生きることは悪いことではありません。

しかし、接している人の数も、見えている世界も狭い生き方や色気と華と奥行きを持たない生き方は虚無感を生みます。

そういう人は「こんなに頑張っているのにどうして?」や「自分にはもともと魅力がないんだ」と決めつける傾向があります。

努力家だけどただのいい人の典型例です。


彼らには魅力がないのではなく「魅力を作るための生活パターンがない」だけのこと。

であれば、奥行きや無駄を人生の中につくればよいのです。

それらは無駄ではなく、財産となります。

そう気づいた瞬間、あなたは真面目なだけの人から「奥行きのあるいい男」に生まれ変われるのだと思います。


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