インタクトPTHが改善できた理由

PTHは、副甲状腺から分泌されるホルモンで、骨を溶かして血中カルシウム濃度を上げる効果があります。
血中カルシウム濃度が低いときに分泌されるのですが、透析患者の場合、血中リンが高いと、カルシウムと結合してしまうので、血中カルシウム濃度が下がってしまうのです。
そのため、リンの吸着剤を使用するのですが、取り切れないこともあるようで、私の場合は3種類のリン吸着剤を併用していても、血中カルシウム濃度が低かったんですが最近、血中カルシウム濃度を高めるような食生活を取り入れてみたところ、インタクトPTHが劇的に改善したんです。どれくらい変わったかというと、2022年1月の血液検査で291だったところ、2022年4月には59まで改善したんです。一時は500を超える値だったこともあります。

インタクトPTHを改善するために、ビタミンD製剤の内服薬が処方されたこともありますし、現在は注射薬(オキサロール)を使用しています。

血中カルシウムを高める食生活として、牛乳を多く飲んだり、カルシウムが多いとされるチーズケーキを食べるなどをしています。

実は、血中カルシウムを高める食事を始めたのはPTH対策ではなく、足攣り対策だったんです。
足が攣りやすいので「芍薬甘草湯」を使用するのですが、なかなか効かなかったんです。調べたところ、低カルシウム血症の状態では効きづらいらしく、それでカルシウムを高めることにしたのです。おかげで、足攣りは少なくなりましたし、攣っても軽くおさまるようになりました。

次のインタクトPTH測定は3ヶ月後なので、そこでどうか、現状の低さを維持できているか、ですね。

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