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○○物語シリーズを見たことが無い奴が傷物語劇場版を見た

※傷物語劇場版のネタバレを大いに含みます

※私は映画評論家ではありません。映画は完全な素人です

あと適当に書いてます。順序とかはあまり気にしてません。

「傷物語の劇場版明日やから見に行こうぜ!」 友達2人と学校帰りの電車で言われた。もう一人の友達は物語シリーズを知っていたが、筆者は全く知らない。名前だけは聞いたことがあるが、それ以外の、ストーリーやキャラクター、どんなジャンルなのかさえ知らない。しかし興味だけはあったので行くことになった。

前述の通り一切の前情報を知らないまま映画に臨んだ。書いていて思ったが、「自分の子供の映画を一緒に観る親」みたいだな。自分から興味持ってるから違うかもだけど。

先に正直な感想を言ってしまうと、「なんだかはっきりしないなぁ」て感じ。主人公の性格からしてそうあるべきなのだろう。ただ、自分の好みではなかっただけだ。

もちろん、ストーリーはすごく面白かった。時々突飛なことをする主人公だが、圧倒的な作画と声で心情が手に取るようにわかる。戦闘シーンはこっちまでハラハラしたし、ゲロを吐くほど不快なときはこっちまで気持ち悪くなった。羽川の人外に対する恐れのなさや、ナントカキス(吸血鬼。筆者は人の名前を覚えるのが絶望的に苦手)が主人公と接しているときの陽気さは良い。

始まってから10分ほど(羽川と会うまで)、セリフがないということが気になった。それまでの声優の演技は、「うめき声」や「叫び」「荒い息遣い」だ。恐怖とか空虚感を感じた。

最後に主人公は「みんなが不幸になる選択」をした。誰かが幸せになりもう一方は不幸になるよりも、全員が”平等に”不幸になることを選んだのだ。「みんなが不幸になる」ということは、相対的な弱者が生まれないということでもある。
ナントカキスの「弱者に憐れみを感じ、守る男」というのは的確な指摘だ。

ところで、マジで何も知らなくても映画だけで理解できるのか、というところは気になるだろう。これについては「多分いけるんじゃない?」みたいなことしか言えない。というのも最初1時間くらいはずっと微妙に世界観がつかめない(筆者の察しが悪いのもある)。冒頭のデカい木と大量のカラスは関係なかったし、なっげー螺旋階段も関係なかった。筆者はあまり深読みするタイプではないと思うのだが、あれだけ意味深な映し方をしておいて何もないというのはどうなのか?

訳が分からなかったけど、雰囲気でなんとなく理解したような気になる感じでした。

ここからが本編

ナントカキスの成長の過程、非常に良くないですか?良いですよね。

まず手足を失ってからロリになった姿。完全にのじゃロリ。頭撫でられてめっちゃ笑顔になるの可愛すぎないか?

次に足を一本取り込んだ後の中学生みたいな姿。ちょっと反抗期というか、ぶっきらぼうで不器用な感じが良いですね。

そして高校生みたいな姿。ここまでくると大人と遜色ないですね。そして大人のときよりも丁寧な印象を受けます。

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