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インターネットの片隅で、ちいさなお洋服屋さんをはじめます。

風に吹かれた小花が
はじらいながらもそっと揺れるような、
さりげないうつくしさ。

これからを歩み、
これまでを記憶する。

これからの"あなた"を紡ぐ
"きょう"をともに歩むお洋服。


インターネットの片隅で、
お洋服屋さんをはじめます。


お店もサイトもまだありません。
だけど、ご報告だけ。

まず、お礼をさせてください。
わざわざ、ユーチューブやツイッター、インスタグラムからこの『note』に飛んできてくれて、ほんとうにありがとうございます。

なぜ、ユーチューブで話さないのか、その理由をすこしばかり、お話しさせてください。

みなさんが思うように、
チャンネル登録者やフォロワーが多い(応援してくださってる方を数としてとらえたくないので、この言葉は使いたくないのですが、仕方なく。)
ユーチューブやインスタグラムでお話しした方が何万人、何十万人のより多くの方に届けられるかもしれません。
私もそう思います。

だけれど、どうしても、
ここで伝えたかったのです。

わたしが、いちばん想いをのせられるられる方法で。
照れ隠しも迷いもせず、
静かな空間で、堂々と。

こんな面倒な手間をふんで
わたしのことばに耳を傾けてくださる、
そんな方々にまず一番に届けたかったのです。

届くべき人たちだけに。

Renee -ルネ-
一般的にフランス人の女性の名前として、使われている語。
日本語で『生まれ変わった』を意味します。

生まれた赤ちゃんに名前をつけ、
だいじに、だいじに育てていくように
お洋服1着にも愛着を持ってほしい。

物語で見るフランス人のように、
1着と長く歩んでほしい。

そして、お洋服できっかけを届けたい。

そんな、わたしの願いをこめて、
ルネという名前を、このお洋服屋さんにつけました。

大量消費社会に偶然、生まれ落ちたわたしたち。

たくさんのものが生まれては、
刹那的に使われ、
そして、いつしか人の目に、手に、
触れられなくなり、
消えてゆく。
それをくり返す日々。

そのなかで刺激を求め、
いっときは満たされる。
けれどまた、新たな刺激を求める。
深く鋭い、刺激。

わたしもそんな世界の一員で、
そうやって生きてきた。

だけれど、ある日、
一着のお洋服がわたしにきっかけをくれました。

ゆっくり、ゆるやかに、
何重にも味わいのある服。

体を覆う無機質な"布"
ではなくて、
わたしの心をステキに纏う。

わたしがそのお洋服に
おまじないをかけてもらったように、

冷たいコンクリートの地面と
にらめっこをするのではなく、
あたたかい太陽と微笑みあえるように。

だれかの視線を気にするのではなく、
あなたがいるステキな世界を覗けるように。

そんな思いを込めて、
ものづくりと向きあい、
ひとりの"つくり手"として、
お洋服をつくります。

まずは、いま、わたしが
ほんとうにつくりたいものをひとつ(一着)だけ。

もう密かに、
準備は進んでいます。

この先、1~2ヶ月間にわたって、
わたしがお洋服をつくる時間を
ここに記します。

2021年の桜が咲く頃に。
わたしの新たなページとして、



みなさんのきもちをしっかりと受けとって、カタチにしていきます。