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マルチバンドコンプを作りたい その1?

こんにちは。今週のShinya's Studioです。

さてVPR 4000EQはほぼ完成して、イケベさんにもデモ機置かせてもらってFBにも投稿したら海外勢の反応もボチボチって感じで落ち着きました。

なので、続いてですが以前から思っていたマルチバンドコンプを作りたいなぁ〜なんて思ってます。というかコンプは別になんでもいいというか、なんでもチョイスできるようにしておいて、マルチバンドのスプリッター&ミキサーを作りたいんです。

今回も強敵なので、ここは師匠の名言「1つずつやる」というのを参考に。

チャンデバ

まずは以前買っておいたベリンガーのアナログチャンネルデバイダーの検証を。型番はCX-3400というモデルです。

リンク貼ろうと思ったのですが、今日はSNSで炎上しているのでWavesのマルチバンドコンプでも貼っときましょうw

チャンネルデバイダー、通称チャンデバは通常PAさんとかが卓アウトをスピーカーに送る際にウーハー、ツイーターなどに帯域を分ける際に使用されます。

マルチバンドコンプの原理はこれと同じですのでヤフオクでこれを買って実験しようと思いました。チャンデバはほかにもDBXとかが出しています。今回は実験で実際にホンチャンで使用するわけではないので安いものをチョイスしました。

しかし、このチャンデバ良くできています。1台でステレオ3way、ステレオ2way、モノラル4wayの切り替えができます。。3wayというのは3バンドということ。ウーハー、スコーカー、ツイーターといった具合。

しかも各バンドにMuteと逆相スイッチ、Lowバンドのみにディレイが入っています。至れり尽くせり、、アナログのディレイ。これだけでも気になります。。

しかも2way、3way、4wayを切り替えるとLEDが光って「今ここのツマミ触るんやで!」って教えてくれます。やばいね。

チャンデバのフィルタ

通常のアナログのマルチバンドコンプはフィルターが6dB/octなことが多いです。できれば12dBとかの方がいいのだけど、回路が複雑になるのと位相が難しくなって来ます。

しかしチャンデバはスプリット専用機だけあって24dB/oct!4次のフィルターになっています!

6dB/octだとカーブが緩やかなので可聴帯域の20〜20kHzを4つに分けるのには厳しいです。下手するとLowとHigh Midなど2個となりまで影響する可能性も、、

できればShinya's Studioのチャンデバは2次以上でやりたいですね。

測定して見た

ベリンガーのCX3400を普段使っている測定器でf特と位相を測定して見ました。

まずは3バンド

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f特は綺麗に分かれていますね〜。念のため50kまで測定していますが、20kまではほぼフラットです。

位相の見方ですが、例えばLowはLowの帯域以外はほぼ無音に近づくので測定不能となり位相がぐちゃぐちゃしています。

続いて帯域の境目で急激に切り替わっているように見えますが、位相は-180度の次は+180という表現になるので見え方としてこのようになります。実際にはLowを参考にすると、帯域が上がるごとに位相が遅れ続けるイメージだと思います。

位相は個別でこのまま見てもあまり意味がないので、出力をミックスしたときにどうなるかかなと思っています。

続いて4Band

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こちらも帯域が綺麗に分かれています。まさにプラグインで見るやつですね。

帯域の分かれ目にディップがあるので不安になりますが混ぜればフラットになるんだと思います。クロスポイントが-6dBであればミックスしたときに0dBになります。

位相は無視してくださいw

チャンデバ出力のミックス

さて、チャンデバ出力のミックスですが、今の環境でアナログミキサーがないので今日はここまで、、w

混ぜるだけならインターフェースに突っ込んでDAWに取り込めばいいのですが、それにしてもケーブルが足りないw

あとデジタルだと遅れるので位相とかシビアな測定には厳しいかなと思います。

ミキサー買ったら「その2」をやりたいと思います。ケーブルも買わないと、、

ほしい物リストに突っ込んだのでプレゼント待ってます💕

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