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MOTUの現状ラインナップを把握した

こんにちは。レコーディングエンジニア兼、機材メーカーのShinya's Studioです。

今日はMOTUのラインナップについて。

僕はレコーディングスタジオで15年ほど働いていましたが、独立して自身のスタジオを設けました。

自身のスタジオにはAvid Carbonを購入し2年半ほど経ちましたが、家にもMOTU 896mk3があります。これは中古で購入し10年は使っています。

さすがに最近調子が悪くなってきたので買い替えを検討しています。候補はUltralite mk5です。

他メーカーや、MOTUの他機種を検討しましたが、ひとまずここに落ち着きました。今日はそのMOTUのラインナップを把握した話。

ラインナップは4種類あると思いました。

そのまえに、、

MOTUを使う理由

僕がMOTUを使う理由のひとつにアナライザー(特にFFT)があります。
(もちろんそれだけではありませんが、、)

家では主に機材の設計や、製作時のチェックで使うことがおおいのですが、その時にアナライザーは便利です。

(オーディオインターフェースではない普通のオシロなどの測定器ももちろんあります。)

今はDAWを立ち上げればなにかしたプラグインでアナライザーは利用できますが、このMOTU付属のアナライザーが見やすくて好きと言うのと、DAWを起動しなくても使える、DAWとセパレートされている点が好きです。

MOTUのDSPで動いていると言う点も好きです。

なので今回、アナライザーに若干偏った内容になります(笑)

[ラインナップ1]
828mk3など

今回、2023/12現在のサウンドハウスに掲載されているラインナップを4つに分けます。

https://www.soundhouse.co.jp/search/index?s_maker_cd=464&s_category_cd=&s_mid_category_cd=30&s_large_category_cd=&s_product_cd=&search_all=&sSeriesCd=&sPriceFrom=0&sPriceTo=9999999&s_spec=&s_zaiko=&i_type=s&i_sub_type=&i_page=1&i_sort=Price_DESC&i_page_size=32&i_ListType=type2&tag=

1つ目は828mk3などです。

これは、昔からある商品を継続しているタイプになります。

オーディオインターフェースはデジタルが大半を占めるので新しい方がいいとされています。買い替えではこちらはあまり検討しない方がいいと思います。

接続にFirewireが残っていて歴史を感じますw

アナライザーはCueMix FXで使えます。

[ラインナップ2]
M2,M4,M6など

こちらは新しいモデルですが、廉価版です。

バスパワーなので出力が小さいです。

よくオーディオインターフェースでダイナミックレンジや歪み率を比較されている記事を拝見しますが、エンジニア的にも機材メーカー的にもそこは余程のことがない限りあまり関係ないように思います。むしろ実際の音を聞いた方がいいです。

ただ出力が小さいとだめです。たとえばDAWから出力して外部機器(コンプなど)を通して戻す場合に、外部機器への出力が小さいと音が変わってきます。

ちょっと難しい話ですが、-16dBFSを基準に+4dBu出ていればいいのでMax levelは+20dBu欲しいです。

出力が小さいとVUを繋ぐ場合もVU側で上げないといけません。

スタジオのAvid Carbonは+24dBu出ます。
家のMOTU 896mk3はMax +19dBuで実はちょっと足りていません、、

M2シリーズは+16dBu maxなので結構足りません。

そもそもDSPがついていません。なのでアナライザーもついていません。

そういった点で今回は除外します。

音は聞いたことありますが、良さそうでした。

[ラインナップ3]
828esなど

これはいわゆるフラッグシップ(上位機種)になります。

ラインナップ1に似ていますが、発売が最近のためDACなどが新しくなっています。

このタイプにはUSBの他に、ほぼAVBがついています。

アナライザーはついていますが、AVB用のappになっているため、AVB(イーサネット)で繋がないといけないみたいです。

家ではMac miniの他に、Mac book airも使用するため、LANが必要なのはちょっと使いづらいです。

[ラインナップ4]
Ultralite mk5のみ

今回、自分が調べた中でUltralite mk5のみ独立しているように思いました。

ラインナップ1のように古くない、
ラインナップ2のようにバスパワーではない、
ラインナップ3のように高くもないしAVBもついていない。

バスパワーではなくACアダプターで動きます。むしろバスパワーでは動かないみたいです。
出力は+21dBu Maxということで十分です。

DSPはついています。が、CueMix5という独自のappになっていて、アナライザーはついていません、、ただDSPがついていますので今後つくことに期待したいです。。

以上

以上を踏まえて現状で購入するなら今回の僕の用途ではUltralite mk5かなと思いました。

ちなみにRMEも検討しました。

RMEの場合は用途的にUCX2になるかなと思いますが、価格が2.5倍になるのと、出力数が若干足りないのと、メーター類はdigi checkのリサージュは良さそうですが、FFTはMOTUの方が見やすそうなので断念しました。。


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