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Shinya's BassTrap販売開始!

こんにちは。レコーディングエンジニア兼、機材メーカーのShinya's Studioです。

今日はShinya's BassTrap販売開始について。

日頃Shinya's Studioのスタジオでミックスをしている私ですが、ルームチューニングに最近ハマっていましてこちらのnoteではその結果などを書いています。

そして吸音パネルについても自作しているのですが、自分が作っているものの需要があればということで販売させていただくことにしました。


前置き

Shinya's Studioは1U76などアウトボードを作るメーカーで、そちらに関しては多方面での実績がありますが、今回の吸音パネルに関しては趣味レベルですので完璧なものを求められる方は既製品をお買い上げください。

また現状で、サイズ的な観点から引き取り限定とさせていただいております。
お渡しするスタジオは品川から電車で10分の場所です。
スタジオには駐車場がありませんのでご注意ください。

ある程度の大きさのため、梱包や発送に手間やコストがかかります。
将来的にこの部分が解決すれば発送も検討したいと思っております。

BassTrapとは

ベーストラップとは吸音パネルの一種ですが、主に低域用のものを指します。

低域は波長が長いため、一般的な吸音パネルにおいては深さ(厚み)が重要になってきます。

今回のBassTrapは100mm厚のグラスウールを使用した吸音パネルになります。

もちろん高域、中域にも効くワイドレンジな吸音パネルになります。
まずはこのBassTrapで部屋を吸音して調整をすることが重要と考えます。

Shinya's BassTrapを作った理由

BassTrapを作った理由は既製品の見た目がそこまで好きではなかったからです。

既製品の吸音材は基本的に50cm角のものを大量に並べる設計ですが、レコーディングスタジオでは施行されているためそのようなものを見かけません。

50cm角のものを並べるのはなにか「とりあえず」のような感じに見えて個人的には避けたい気持ちがありました。

また既製品は主に海外メーカーのものが多いです。

Vicousticのような製品は50cm角以外にも魅力的なものがありますが、やはり海外からの送料がネックになるのか、大きなものは国内での取り扱いがないように思います。

ウクライナの吸音パネルも個人輸入してみましたが、パネル30ドルに対して送料も30ドルかかる仕組みで、割高になってきます。しかも大きいので多めに買っても単価に対する送料もほぼ下がりません。

そんななか、インスタグラムで「magicmatt mixing」さんというアカウントを見つけて、個人的に憧れるようになりました。

海外ではこの木枠の吸音パネルは割とポピュラーなようで、youtubeでも作り方をいくつか見ることができます。

そこで空き時間をみつけて製作に挑戦してみることにしました。

DIYのよさ

DIYのよさはみなさんもうご存知の通りですが、寸法や見た目を好きに調整できます。

もっとこうだったらいいのにが簡単にできます。
デメリットはDIYが苦手な人、しんどい人、環境がない人にとっては大変なことです。

そこでShinya's BassTrapを販売します(笑)

現状のShinya's BassTrapの仕様

現状のShinya's BassTrapの仕様は下記です。

サイズ:約H950 x W450 x D100mm
吸音材:グラスウール 100mm
色:マンダラ柄、赤
設置方法:自立、または額縁式の壁掛け

現状で吸音材は建材用の断熱材を使用しています。幅の規格が420mm程度なのでそこに木枠をつけた450mmが今回の仕様です。奥行きも吸音材の100mmを基準にしています。

今後、幅を2列にした880mm幅も検討しています。

縦方向に関しては木材の規格の910mmを基準にしています。
それより長いものもありますが、スタジオのスペース的にも、持って帰っていただくことを想定した場合にも厳しいです。

万が一、引っ越すことになった際も大変です。
Shinya's Studioのスタジオのパネル類などもできるだけ1mを超えないようにしています。

ちなみに910mmより短くする事は可能です。
910mmで置いていった場合に、ここだけ800mmにしたいとかもできます。

色に関して「マンダラ柄」というのは仏教の柄かと思いますが、先ほどのmagicmatt mixingさんのスタジオの柄です。私のスタジオもこれを採用しています。日本にもこれを広めたいので是非ご購入ください!(笑)

他にも実績としては落ち着いた赤色などがありますが、その他ご相談ください。
一般的な布の色であれば対応可能かと思います。

Shinya's Studioのスタジオではなんとなく、リスニングポイントより前、または全体的に「マンダラ」、後ろは基本「赤」にしています。

設置方法に関して、100mm厚ですので自立もしますが、後ろに紐をつけています。賃貸でも打てるフックを壁に取り付けて、額縁の要領で引っ掛けることができます。

販売価格は仕様や時期によって異なります。商品ページをご確認ください。

生産能力、納期

Shinya's Studioはレコーディングエンジニアをメイン、機材販売をサブとしております。

Shinya's BassTrapはその合間に木材を実際に見て選んで、製作する形になります。

生産能力としては月に数枚程度、またストックに関しても2枚程度しかできません。

基本的にこちらは受注生産として、できあがればご連絡して取りに来ていただき、スタジオからパネルがなくなればまた製作するという形になるかと思います。

ですので、販売に関しては都度募集とさせていただきます。
ロットによって多少仕様が異なる場合がありますので、ペアなどで検討される場合はできるだけ同じ時期に購入されるか、ご相談ください。

製作において、木材の入手性や時間の問題で、安定的な継続製作は厳しいかもしれません。あくまでも現状ということでご了承ください。

拡張性

基本的にはShinya's BassTrapも四角い形をしております。なので50cm角の吸音パネル同様積み重ねることができます。

木材によっては若干反っている場合があります。その場合はカンナで削るなど調整をお願いします。

カスガイという釘を使えば木枠どうしを連結することもできると思います。

縦横に連結すれば吸音の面積が増えますし、奥に連結すれば前述の通り厚みが増えたことによる低域への吸音がさらに増します。

ちなみにこれは100mm厚のグラスウールの特性イメージです。

実際のデータではありませんが、青が100mm厚の理論上のデータで、緑は壁との間にさらに100mmの空気層があった場合のイメージ。

コーナーにBassTrapを置くなどして、壁に距離があると効果が上がります。

また、補償なども特にないので、ご自分で好きに改造していただいても結構です。
木枠に塗装をしたり、専用の金具をつけたり。

その他

Shinya's Studioだけでも地域や生産能力に限界があります。

ご自身で作られるのも、もちろんいいかと思います。
Youtubeなどで解説もあるとおもいますし、こちらのnoteでもどこに置くべきかなど有料記事をいくつか書いています。是非参考にされてください。

DIYに関して、価格においては安くなりますが、電動工具などが必要になる場合があります。数量が少ないと割高になるかもしれません。

Shinya's Studioも電動工具や、ドリルの刃、固定治具、などいろいろ購入しました。

作業スペースや時間の問題などもあるかと思います。

作れるけど少量でいい、スペースや時間がない、作れない、自分で作りたくないそんな方は是非ご検討ください。

木枠の吸音パネル、マンダラ柄、流行らせたいなぁ〜!(笑)

以上よろしくお願いします。


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