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【シャドバ】LOSリーグ12th第3節反省会

導入

今節の相手は前シーズン準優勝だった"林檎ん"。最古参の2Pickチームだ。とはいえ前シーズンの"林檎ん"との対決では勝利している。

現在"Seekerz"は1勝1敗。個人成績も1勝1敗。RAGE前に行われたこの試合をRAGE後に振り返ることになっているのは、本当に情けない限りである。

とはいえ、くだを巻いていても仕方ないので早速振り返っていこう。

試合内容

まずリーダー提示がこちら。

今節のリーダー順位は前回と同じで、この中だとロイヤルが2位で最も高い。よってこれを取りたい。だが1番手の選手がロイヤルを選んでいて、2番手の僕もロイヤルを取るとこのあとチームメイトがロイヤルを取れない。

というわけでロイヤルは残し、4位のウィッチを選択。2連続ウィッチ。

初手金虹。

ここは土の印シナジーが2枚提示された右を選択。

2手目銅。
「魔導書の書き手」を評価して左。とはいえ最近「水晶の魔剣士」はもっと評価していいんじゃないか、と思ったり思わなかったり。「水晶の魔剣士」とスペブフォロワーを軸に組むのは、上ブレたら強そう。

3手目銀。
「フューチャーヴィジョン」が欲しい。左の2枚はかなり強いが「フューチャーヴィジョン」の方が重要と判断。勝ち筋が有るか無いかは天地の差だと考える。

4手目銅。
実戦択は右。「水晶の魔剣士」をある程度評価したのだが、左でも良かった。

特に「大地の活用」は今後の「ピースキーパー・ヴィンセント」の受けを考える上でも強力。単体でも充分強力で左に行く価値はあった。

5手目ニュートラル。
「神話の剣」を評価して左。「ヴィジョン」を死ぬ気で取ったので、それまでの時間稼ぎとして「神話の剣」は非常に優秀。

6手目銀。
単純なカードパワーの見比べで左に軍配が上がる。まず「クラシカルソーサラー」が非常に弱い。そして「アーティストメイジ」も「ヴィンセント」が取れていない今は優先度が低い。

対して左は土の印シナジーと、単体で強力かつ「ヴィンセント」とのコンボにも貢献する「マーシャルゴーレム」と文句なし。

7手目銅。
土の印シナジーを見て左。

とはいえ今期「マジカルラット」が盤面の形成力、「ヴィンセント」との相性の良さもあって非常に評価が高い。だがすでに取れている土の印カードとの相性込みで左を評価した。

8手目金虹。
実戦択では左に行ってしまったが、今振り返ると右だった。「禁約の魔術師」は土の印シナジーがあって現状にマッチしているカードではあるが、「カースエンチャンター」が如何せん弱い。

対して右の「ペルソナウィザード」は強力な変身除去を持っていて、「水晶の魔剣士」1枚で最大バリューを発揮できる。「結束の魔術」も良質なデッキ圧縮で悪くない。

総じて評価すると右だろう。

9手目銅。
ここも実戦択は右に舵を切ってしまったが、冷静に左だった。右に行ってしまった原因は土の印シナジーを意識してしまった結果だ。

だが、すでに「エクステンドマジック」が1枚取れていることなどを考慮すると断然左であった。まず「マジカルラット」がこの中で最も評価高い。その認識がこの時欠けていた。また「マジックミサイル」も悪くない。

もちろん「エクステンドマジック」「ゲイルエレメンタラー」も悪くないが「ラット」には劣る。2連続で間違った択を選んでしまっていてウィッチの錬度の低さを露呈してしまっている。

10手目ニュートラル。

自然シナジーが現状無いことから「バズーカゴブリンズ」と「風来の絵描き」の見比べでは「バズーカゴブリンズ」のほうが上。また、「抑圧の関門」「ウィングメッセンジャー」の見比べでも除去かつゲームを遅らせる性能のある「抑圧の関門」の方に軍配が上がると判断し、左。

11手目銅。
現在AOEが0枚で、念願の「ポーションウィザード」。即左。

12手目銀。
再びAOEの提示。また土の印シナジーも持っている「境界の魔道士」なのが非常に嬉しい。だが相方が「クラシカルソーサラー」は最悪。とはいえ反対の選択肢にも「鬼呼びの暴鬼」がいて「クラシカル」と大差がない。よって左。

13手目銅。
地味な分岐だが、「クラシカルソーサラー」が重いのと土の印シナジーを意識して右。

14手目銀。
AOEである「境界」、盤面形成力の「マーシャル」と文句なく左。

ラスト金虹。
「ヴィンセント」の提示で喜んだのもつかの間、全くバフするカードが取れていない。現状「マーシャル」2枚と「禁約」のみでそのバリューが活かせない。

ただ、途中で振り返ったように「ラット」や「大地の活用」などを取っていればここで満を持して「ヴィンセント」を迎え入れられた。結果「ヴィンセント」のバリューより、「ヴィジョン」にアクセスするための「でたらめな接合」と土の印シナジーを意識した「真理の魔鏡」をピックして終了。

完成したデッキがこちら。

か、な、り、弱い。

「ヴィジョン」しかほぼ勝ち筋が無く、それまでどう凌ぐかが課題。

▶序盤

対戦相手はビショップ。そして、後攻。

まずマリガンだが、「クラシカルソーサラー」は当然のごとく返却して「符術の門弟」「フューチャーヴィジョン」をどうするかの選択。

このデッキ唯一の勝ち筋が「ヴィジョン」なのでここでキープするという選択肢がある。山下に埋まっていると一生勝てない。とはいえ10t以降にプレイしたいカードなのでその間ずっと浮いていると考えるなら、それまでに引けると判断して返す選択も頷ける。

とりあえず序盤の動きを滑らかにする「符術の門弟」は持つとして、「ヴィジョン」を返すか否か。結果後攻でドロー枚数が多いこと、無いと勝てないことを重要視して「ヴィジョン」もキープ。

そして1t初手。
予定調和の「門弟」プレイ。2tはなんとか「マジックミサイル」で誤魔化す予定。「式神・暴鬼」をチョイス。

そして相手の2t「エレガントバード」、3t「フェザーサンクチュアリ」に対してこちらも「ミサイル」「暴鬼」とプレイ。

しかし、ゲームが動く先攻4t目。

相手の「トゥインクルミュース」で、「サンクチュアリ」と「白翼への祈り」が同時に割れて一気に盤面が取られる事態。

デッキ内にこれを誤魔化せるAOEは3枚ほど入っているので、それらを引ければなんとかなるものの現状手札には存在しない。

逆に次のターンまでにそれらを引き込まないと、盤面とライフが持たずに負けてしまうであろうことは容易に想像がつく。

手札には虎の子の「フューチャーヴィジョン」。これを吐けば全処理も可能だが逆に勝ち筋を手放すことになる。

とはいえ来るか分からないAOEに賭けるより、なんとか生き延びて粘る方が勝ちの目があると判断し「ヴィジョン」をプレイ。「ゲイルエレメンタラー」と組み合わせて全処理。

▶中盤

そして中盤戦に突入。相手の5t目はパス。

ここまでの猛攻に反して、ピタッと攻勢が止み静かな展開。「ヴィジョン」を吐ききってしまったこちらとしては非常に有り難く、相手のリソースが細いことを頼みに面展開で押し切りたい。

次のターンの「ドワーフの工房長」のプレイを考えて、まず「工房長」アクセラレート。「水晶の魔剣士」をくっつけて終了。

しかし、冷酷にも「探偵の推理」が「魔剣士」に飛来して一気にリソース勝ちの目が無くなる。「水晶の魔剣士」を置いたのが裏目に出た。

こうなるともう面を取り合って勝つしかない。

結果6tは予定通り「工房長」のプレイから、進化権も投資して6/6と3/3という二面を形成。その後も「マーシャルゴーレム」を駆使して連続で面を押し付け続けるが、相手の「カインドブライト」2枚で上手く躱される。

今振り返るとこの7tの場面。「マーシャルゴーレム」を置いてターン終了しているが、結果的には「マーシャル」進化置きをしていると次の次のターンのエンハンス9「カイブラ」で処理されずに済んでいた。

このとき進化置きを実戦中検討していたのだが、結局裏目が多いと判断して進化しなかった。が、実はビショップカードだと裏目は「平等なる裁き」のみ。ニュートラルまで枠を広げると「抑圧の関門」や「堕落の決意」なども存在したが、それらを打たれるなら悪くはない。

実は今回の勝利の分岐のためにはここで進化置きしなければいけなかったのかもしれない。

▶終盤

結果進化置きしなかったこと、相手の「カイブラ」×2でこちらの面の押しつけが決まらない。さらに相手のリソースが潤沢で山を相当掘っている、という状況からここらでライブラリアウトによる勝ち筋の検討を始める。

が、無情にも降臨する「光輝の顕現・ラー」。

これでライブラリアウトの目も消えて、盤面で上回ってライフを削り切るしか勝ち目がなくなった。

が、ここで直面するのが「抑圧の関門」「神話の剣」といったアミュレットの使いにくさ。ピックの段階では、ゲームを引き伸ばす性能を買ってピックしたのだが今や立場は入れ替わっている。

こちらが攻めて、相手が受ける。しかしこれらはこちらの攻めに貢献しないばかりか盤面を埋める。うまく面展開できずまごついている間に「ラー」によって自分の体力はゴリゴリ削れていく。

なんとか「禁約の魔術師」をトップして、さらに遅延する権利を得たがこれも盤面を余計に埋めるカード。手札には貧弱スタッツで2面埋める「クラシカルソーサラー」が2枚。絶望。

このまま状況を打開することができず、「ラー」の打点で削りきられた。gg。

反省と感想

今回は反省する箇所が盛り沢山である。

まず第一にピックのミスが非常に目立った。「ヴィンセント」の受けを考慮できていなかったり、「マジカルラット」の優先順位を下げていたり。

ここで上手くピックできていればラストの「ピースキーパー・ヴィンセント」に繋げられて、また違ったゲーム展開を見せれていたかもしれない。正直「ヴィンセント」を持っているウィッチは上位のリーダーともタメを張れるパワーがある。

そして第二にマリガンだ。

「フューチャーヴィジョン」を持ったことで4tに切らざるを得なくなってしまった。ここは「ヴィジョン」を持つ割り切りでなくて、「ヴィジョン」を返す割り切りが正しかった。

「ヴィジョン」単キープの弊害を割り切るのではなく、「ヴィジョン」を返して引けないことを割り切るべきだった。また持った時点であの4t、死んでも使ってはいけなかったのかもしれない。「ヴィジョン」を持つこと=AOEを引く、という一貫性のあるプレイをするべきだった。

そして第三にリーダー選択。

今期は一応ビショップが最強という顔をしているものの、ネクロやロイヤル、ネメシスなどもそれに追随するパワーを持っている。

つまりここでロイヤルを避けて後続に残さなくても、味方は他の強力なリーダーを取れる可能性が非常に高かった。またBANされるリーダーも、ロイヤルというビショやネクロに比べて構築に制限を与えるものでは無かったため、ここは純粋にリーダー順位通りにロイヤルを取りに行ってよかっただろう。

そうすれば根本的にゲーム展開は変わってきていて、相手の「ラー」を引くターンが遅いことを考慮するとロイヤル側にも充分勝機はあったと考えられる。

以上で今回の振り返りを締めたいと思う。敗戦試合、そして下位リーダーのため悪く言えばミス、良く言えば伸び代がたくさん見つかった。

結果的にチームは勝利し、喜ばしいものになったが今期1-2と負け越しスタート。LOSリーグでは勝ち越しが続いていたため、精神的に苦しい。

とはいえ前期はウィッチロイヤルを取りまくってミスしても勝ってたことを考えると当然の収束だろう。まだまだ今シーズンのLOSは始まったばかり。これからどんどん勝ち星を積み重ねていきたい。

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