最高のチャンスメーカーへ#14
ヒーローインタビューを聞いていた遥香達はというと...
久:やっぱり○○のプレーはすごいの一言しか出ないな
梅:ほんとにそうだよね
○○のプレーには初めて見たメンバーも虜にしていた
遠:そういえばHRボール誰にあげるんだろ
遥:今日親行ってるから親じゃないかな?
梅:○○のことだからサプライズとか言ってかっきーにあげるんじゃない?
岩:確かに!
○○のプレーを初めて見たメンバー達はみんな口を揃えて同じことを言っていた
与:私○○君のプレー初めて見たけどスゴすぎてなんか感動した
五:私もです。和たちからすごいって話では聞いていたけどここまですごいとは思いませんでした!
咲:なんかプレー見て勇気もらいました
○○のプレーにメンバーは感動していたらしい
その後オリックス2連戦と日本ハム3連戦が続いて行き、チームはこの1週間4勝2敗で連戦を終えた。
○○はと言うとこの6連戦
20打数9安打4打点5盗塁で連戦を終えた
今週はホームでロッテとホークスとのカードがあり、○○もいつも通り準備をしていたがここでプロの洗礼というのをくらい1週間以上ヒットが出ない状況が続き、スタメンにもなったり、ならなかったりが続いていた
そしたら源田や外崎が話しかけてきてくれた
源:○○最近どうしたんだ?
○:なんか全てが上手くいかなくて
バッティングでも併殺打や打ち損じが多く守備でもミスが続いていた
源:○○の気持ちも分からなくはないけどな
外:まあな!上手くいかなくなったら高校の時の練習を思い出してやってみるのもひとつの手かもしれないし
○:ありがとうございます
源:また○○と1.2番組みたいし早く復調してな
○:ありがとうございます
こちらもこちらで不安であった
遥:○○大丈夫かな?
遠:心配だね、あんな調子良かったのに
遥:ちょっと○○に電話してみようか
遠:そうだね!ならさ3人にも協力してもらおうよ
遥:そうしよ!
和、桜、いろはちょっと来てくれない?
桜:なんですか?
遥:○○の試合見てればわかると思うけど酷い状態だからこの間○○に相談聞いてもらって励まして貰ったから今度は私達が○○の相談を聞いて励まそうかなって思ってるんだけどどうかな?
い:いいと思います!○○には沢山元気もらってますから
和:確かにね
ここから○○を励まそうの作戦が始まる
遥:簡単に私とさくちゃんが1回○○と電話して普通に話すからその後3人に相談を受けるみたいな感じで行こうと思うんだけどそれでいい?
和:はい!
桜:わかりました!
遥:じゃあかけるよ
ワンコール目で出た
遥:もしもし
○:はる姉ちゃん
遥:最近どうなの?
○:中々調子が上がらなくて上がらない中しょうがなく使ってもらってる感じなんだよね
遥:○○がその調子だと私まで暗くなっちゃうよ
遥:だから○○には思いっきりプレーして欲しいよ
○:ありがとう!頑張るよ!また見に来て欲しいな
遥:わかった!見に行くよ!
また違う人から電話行くからちゃんと出てね
はる姉との電話を終えた途端違う人から電話が来た
○:もしもし
い:○○くん大丈夫?
○:大丈夫じゃないよ
い:○○君が抱えてる悩みは分からないけど少し相談してよ
○:ありがとう!じゃあ相談するよ
い:うん
○:正直なこと言うと何やっても上手くいかないから何やっていいか分からないのが本音
い:答えになってるか分からないけど○○も自分らしくやっていけばいいんじゃないかな?
○:わかった!ありがとう!自分らしくやってみるよ
い:今度また見に行くからかっこいいところ見せてね
○:頑張るけど状態酷いから出れるか分からないよ
い:そんなこと言わないでよ!○○が私にくれた言葉覚えてる?
○○が入寮日の日にいろはに送った言葉だった
い:私が辛いと○○も辛いって言ってたよね
○:うん
い:その逆で○○が辛いと私も辛いんだからね
○:そうだよね!ごめん
い:自分らしくプレーして欲しいよ。誰がなんと言おうと私達は○○の味方だよ
い:和も桜も全試合見てるし、茉央に咲月も○○を応援してるからさ前みたいに思いっきりプレーして欲しいな
○:ありがとう!俺やってみるよ!またみんなの笑顔を見れるように
桜:○○さん1人で背負い過ぎないでくださいね
和:私達も相談に乗りますから
○:桜、和、いろはありがとう
また明日から頑張るから見てて欲しい
い:わかりました!頑張ってね
○:今日はありがとうね
○○を励ますことに成功した遥香達5人の作戦は大成功に終わった
次の日レッスンが早く終わり、マネージャーにお願いをしてスクリーンを用意してもらい、○○の試合を観戦する
○○の状態は乃木坂野球部は全員知っていた
久:今○○調子悪いからね
梅:そんな悪いの?
向:打球が上がらないみたいな感じなんだよね
久:そろそろ復調して欲しいね
ホームで日本ハムを迎えた2連戦の2戦目だった
その頃○○は
カキーン
カキーン
源:戻ってきたな○○
○:はい!色んな人に相談して励まされたんで今度は僕が励まされた分を返さなきゃ行けないので
外:頑張れよ
スタメンが発表された
ライオンズ
1番 ライト 賀喜○○
2番 ショート 源田壮亮
3番 セカンド 外崎修汰
4番 ファースト アギラー
5番 指名打者 中村剛也
6番 レフト 岸潤一郎
7番 センター 西川愛也
8番 キャッチャー 古賀悠斗
9番 サード 滝沢夏央
先発ピッチャー 松本航
であった
メンバーたちの反応は
久:え〜1番○○復活!?
梅:でもいきなり1番急にどーしたんだろ
小:バッティング練習の調子良かったんですかね
久:なら期待できるね
遥:良かった!ありがとうね3人とも○○を励ましてくれて
い:いえいえ!励まされてばっかりだったので
桜:遥香さん応援しましょ!
遥:だね
メンバーのみんなはライオンズの選手名覚えるのにも必死だった
岩:今日の先発の松本さんはどういうピッチャーなの?
ライオンズファンの向井の説明が始まる
向:松本さんは真っ直ぐ主体で最速156kmのピッチャーだよ
岩:なるほどね
久:松本投手のピッチング、二遊間の守備、○○の攻守に期待だね
試合が始まる
プレイボール
松本はランナーを出しながら無失点で切り抜ける
打席に○○がつく
相手は上原-清水のバッテリーだ
○:お願いします
審判、ピッチャー、キャッチャーに会釈をする
1ボール1ストライクの後の3球目だった
カキーン
ライナー性の打球がショートの頭上を越え、センターとレフトの間を抜けて行き、○○は足を行かし3塁まで到達した
外:久しぶりにスリーベース見たよ
岸:ナイスバッティングだ○○
○:良かった〜
源田は3球目を打ち上げショートフライで帰れず
外崎の2ボール2ストライクの5球目
レフトに上がった
外:(頼む○○走ってくれ)
レフト取った
シュッ
セーフ
『西武先制です』
外:ナイスランだ
松:ナイスバッティングナイスラン○○
最高の1番バッター復活だな
久:抜けた〜
遥:久しぶりにヒットが出てよかった!それもスリーベース最高だよ○○
遠:かっきー良かったね!○○も結構悩んでたから嬉しい一本になったね
久:てか左中間のあたりでスリーベースとか○○どんだけ早いの〜
梅:確かに早すぎだよね
岩:びっくりだよ
い:桜、和○○打った!良かったね!
桜:うん
しかしその1点だけで試合は終盤に入り、松本も6回6奪三振無失点に抑えていたが7回の表だった
7回表2アウトバッター郡司
1ストライクの2球目
カキーン
甘く入ったカットボールをレフトポール際まで運ばれて同点になってしまった
梅:同点になっちゃったね
岩:まぁ1点差だったからね!でも松本投手いいピッチングだったよね
攻撃も7.8回と無得点に終わり、9回の攻防に入る
松本は8回7奪三振1失点で交代し、アブレイユに変わる
アブレイユは相手の上位打線を三者凡退で抑える
久:サヨナラするぞ〜
梅:○○にも回るかもしれないしね
遥:応援頑張りましょ
迎えた9回裏の攻撃西川愛也からである
日本ハムも守護神田中を投入してくる
西川は三振に倒れ、古賀がの打席だった
1ボール1ストライクの3球目だった
カキーン
センター前に落ちるヒットになった
ここで松井監督は代走の切り札高松を古賀の代走に送る
打席に滝沢夏央が立つ
松:(○○が当たってるから夏央しっかり送ってくれ)
その初球だった
コツン
2アウト2塁のサヨナラの場面で○○に回っくる
久:激アツ展開きたー
梅:ここで決めればヒーローだよ
岩:○○イケ〜
チャンステーマ4、チームメイトからの期待を背に受け打席に立つ
その初球だった
カキーン
『打球はレフト下がって下がってスタンドイーン』
○:しゃあー
『賀喜○○第2号サヨナラツーランホームラン
ライオンズサヨナラ勝ちです』
ヘルメットを投げ捨てみんながいるホームベースに飛び込むと手荒い祝福を受けた
源:○○よくやった
中:ナイスバッティング○○
外:最高だよ○○
岸:よくやったな○○
西:ナイスだ○○
航:○○ナイスバッティング
○:援護できなくてすいません
松:○○ナイスバッティングよっしゃー
こちらは
カキーン
久梅岩:入れ〜
遥:お願い届いて
久:入ったー!やった〜
みんなは喜んで抱き合っている
梅:○○はすごいよ
岩:だね
遥:○○苦しかったのによくやったよグスッ
遠:かっきー○○やったね
遥:やったよ○○が
い:遥香さん○○がやりましたねグスッ
遥:良かった
桜:苦しかったですよねきっと
和:昨日ので少し落ち着いたのかな?
遥:昨日ありがとうね!ヒーローインタビュー始まるよ
ア:『今日のヒーローは間違いなくこの選手サヨナラツーランホームラン賀喜○○選手です』
○:ありがとうございます
ア:『2アウト2塁の場面でまわって来ましたがどういう気持ちで入ったんですか?』
○:チームに迷惑かけてばっかりだったのでこの場面で俺が決めるっていう気持ちで行きました
ア:『打った感じはどうでしたか?』
○:打った感じは外野の頭超えるぐらいかなと思っていたんですけど柵超えてくれて良かったです
ア:『最後にファンの皆さんに一言お願いします』
○:『ゲームでフィールドに立つ以上は自分が1番いいプレイヤーだと思って立たなければ戦う姿勢にはならないと思うのでこの調子で戦って行きますので熱いご声援よろしくお願いします』
ヒーローインタビューが終わると改めてみんなに祝福された
松:最高だ○○この調子で行ってくれ
○:はい!
源:良かったぞ○○
○:気にかけてくれてありがとうございました
源:これからもこの調子で行くぞ
○:はい
○○は必ずみんなを自分のプレーで笑顔にすると意気込んだ
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