最高のチャンスメーカーへ#8
1週間後...
荷物を持って羽田空港に集合していた
羽田から宮崎空港の出発を待っている時間は遥姉と連絡をしていた
遥L:○○助けて欲しいの
○L:どうしたの?
遥L:○○名前わかるかな?
遥L:和と桜が何言っても聞かないからどーしたらいいかなと思って
遥L:私もさくもどうすればいいか分からなくて
話は和と桜の話だった
あれからあまり変わらず遥姉もさくらさんもどうしたらいいのか分からず手こずっている様子だった
○L:とりあえず話を聞いて欲しいって訳か
遥L:そう!いろはちゃんの推薦でもあるんだけどどうかな?
○L:うーん
○L:今回宮崎キャンプに呼ばれたからな
今回結構悩んでいる
これからキャンプで野球に集中したい部分もある
が2人とも心配で話も聞いてあげたいという気持ちもある
遥L:そーだよね
○○も野球があるもんね
○L:でも休みの日なら協力はしてあげるよ
遥L:ほんとに
○L:うん
○L:また休みの日分かったら連絡するよ
遥L:忙しいのにごめんね
○L:大丈夫だよ
○:宮崎2人で来るの?
なんなら宮崎まで1列目の人全員できちゃえば?
遥L:いいの?
○L:2人じゃ心配っていうのもあるけどね
遥:わかった!5人で行くよ
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武:○○彼女とでも連絡してるのか?
○:夏暉さんびっくりしましたよ
違いますよ!姉ちゃんです
源:イチャイチャするなよ
ドラフト1.2コンビ
源:○○の姉ちゃん俺知ってるからな
○:なんでですか?
源:俺の妻元乃木坂のOGの衛藤美彩だぞ
源田キャプテンの妻は乃木坂のOGということを忘れていた
○:そーでしたね
武:○○のお姉さん乃木坂なんすか?
源:そうだよ
○:夏暉さんに源田さんまで煽らないでくださいよ
源:これから頑張るぞ
○:はい
空港には○○、源田、武内の笑い声が響いていた
松:賑やかだな...
遠:かっきーどうだった?
遥:練習の日は野球に集中したいって言ってたけど休みの日は協力出来るって
遠:ホント?
遥:うん
なんなら2人だけじゃなくて1列目の人全員来ればって言ってた
遠:かっきーどうする?
○○の言葉に甘える?
遥:○○にも○○なりの考えがあるから甘えちゃおう
鏡の前で練習しているいろは、桜、和の3人を呼ぶ
遠:3人とも頑張りすぎだよ
遥:だから息抜きにでもどうかな?って思って
遠:私たちもなんだけど3人に朗報
『私たちで旅行に行きます!』
い:え...
桜:でも私には練習しないと...
和:私も練習しないと
でもお金はどうするんですか?
遥:私たちがだすよ。
遥:桜ちゃんも和ちゃんも頑張りすぎだよ
い:いいんですか?
遠じゃあ見てて
遥:どこ行くの?
さくらはそういうと休んでた美波や史緒里たちの元へ向かう
遠:美波さんに久保さん
梅:どうしたのさく
遠:3人とも頑張りすぎじゃないですか?
久:そうなの!言おうと思ってた
遠:それで3人を休ませるために簡単な旅行に行きたいと考えてまして
梅:今?
止められるかと思ったが
梅:いいよ!マネージャーには話は通してある?
遠:はい
遠:それでなんですけど○○の案でもあるんですけど私達も行かせて貰ってもいいですか?
梅:うん!2人とも3人を支えるために必死で大変そうだから行ってきていいよ
まさかの了承を貰った
オールオッケーを貰ってこちらに走ってくる
遠:これで行くしかないね
桜:でもいいんですか?
遥:うん!1回リフレッシュしてきてそれからまた頑張ろ和ちゃんもいろはちゃんも
和桜い:わかりました
和:旅行はいつ行くんですか?
遥:また後日出します
なぜなら○○の休みが分からないからだ
桜:決まり次第また教えてください
遠:それじゃあレッスン頑張ろう
い:はい
遠くで聞いてた史緒里が話しかけてくる
久:日程決まってないのに予定組んだの?
遠:正確には私たちが合わせに行く感じです
久:それはま、まさか
遠:久保さんの予想はだいたい合ってると思いますよ
『行先は宮崎!○○君に相談して少しリフレッシュしてこよう』ってことです
久:でも野球に集中したいんじゃない?
遠:そういうと思ったんですけど○○君の方から休みの日なら付き合うよって
遠:○○の休みがわかり次第色々する予定ですよ
一方その頃○○は
宮崎空港について空港にてセレモニーが行われ、今は宿舎に向かっている
松:今日は移動日だから宿泊先で休もう
松:明日朝8時グラウンド集合で
『はい!』
松:よし!行こう
それぞれバスに向かう
グラウンド使えるらしいが明日から始まるので今日は休む日にした
宿舎先に到着し、軽く挨拶を行った
そして部屋に着いた
部屋割りは右の部屋に長谷川、左の部屋に岸と
甲子園で活躍した2人の間で同じ右打者なので色々アドバイスなどが聞きやすい
プロとして初のキャンプが始まる
アジリティーが終わり投手、野手別れる
野手陣はベースランニングからはいる
赤田コーチが先頭誰行く?と聞いた
平沼翔太
内野のユーティリティプレイヤー
今季から外野にも挑戦
平:長谷川イケ!
まさかの高校の先輩からの指名だった
長:はい
第1クール1日目ベーラン行きまーす
ベースランニングが終わりこれから内外野一緒にノックが始まる
レフトにコルデロ、岸、センターに長谷川と西川
ライトに蛭間と○○が着く
レフトから順番に飛んでくる
カキーン パシッ
蛭:○○ナイス
○:蛭間さんありがとうございます
もう1回回ってきた
カキーン
赤:○○ごめん
打ったボールは風の影響で結構流されるが○○はいとも簡単にキャッチする
すると周りの選手から歓声が上がる
西:うおぉぉぉ○○
長:すげぇ〜
岸:ナイスキャッチ
蛭:○○すげぇな!ナイスキャッチだよ
○:ありがとうございます
ノック終了後、メイングラウンドと室内に分かれてバッティングをする
午前午後と分かれており、午前は岸、長谷川、○○の3人でまわって練習をする
自分のバッティングの番になる
1.2球目球筋の確認をして3球目から打ち始める
シュッ カキーン
長:やば
岸:いきなりそこまで飛ばすか
○○のバッティングセンスに長谷川も岸も驚いている
シュッ カキーン
長:フェン直だ
シュッ カキーン カーン
岸:フェンスオーバーだよ
天才すぎだろ
○:ありがとうございました
長:びっくりだよ○○のバッティングセンスには
○:そんなことないですよ
岸:ルーキーでキャンプの初日であそこまで飛ばす人初めてだよ
岸:○○から沢山見習うところもあったし
長:タイミングのとり方だったり
色々見習うところあったから流石だわ
○:岸さんに長谷川さんもありがとうございます
初日が終わる
キャンプ初日の夜
遥L:○○初日お疲れ様!どうだった?
○L:緊張したけどみんな優しくて話やすかったよ
隣の部屋の岸さんや長谷川さんに褒められた
遥L:すごい。良かったじゃん
遥L:旅行の話なんだけど○○いつ休みかわかった?
○:基本4日に1回だから次の金曜休みだよ
遥L:わかった
じゃあその日に私たち5人行くね〜
○:わかった
次の日レッスンがあったのでレッスン室にみんないた
遥:さく、和、桜、いろはちゃん集合
遠:どーした?
遥:旅行の日程後日言うって言ったでしょ?
和桜い:はい
遥:その日が決まりました
遠:ホント?
遥:うん!日程は今度の金曜日です
これから飛行機とかホテル取るんだけどね
和桜い:わかりました
遥:それじゃあ今日もレッスン頑張ろう
第1クール2日目に入った
今日の打撃練習は選手会長の外崎と4番候補の渡辺健人と回った
外崎、渡辺の打撃を見てる時
カキーン カーン
○:すげぇパワーだな
めちゃくちゃ飛んだな
と見とれていると外崎に声かけられる
外:○○〜?お前の番だぞ
○:はい!すいません
外崎と渡辺に見守られながらスタートする
カキーン
外:ベッケン普通にいいバッティングよな?
渡:そうッスね
カキーン カーン
外:柵超えた笑
渡:これ高校生のパワーじゃないッスよ
カキーン カーン
外:また柵超えた笑
外崎とベッケンに見守られながらバッティング練習を終える
○:外崎さんなんか僕変えた方がいいところとかありましたか?
外:そうだなぁスイングも良かったし、パワーもあるから今日は良かったと思うよ
変えるなら対ピッチャーやってからでいいと思うぞ
○:ありがとうございます
2日目を終える
昨日に続き遥姉から連絡が来ている
遥L:金曜日10時ぐらいの飛行機とったからそっち着くのお昼ぐらいに着くんだけどどうする?
○L:会うのって夜でも平気?
遥L:うん!大丈夫だよ
○○に合わせるよ
○L:少し自主練しようかなって思ってて
遥L:それまで宮崎観光してるね
○L:うん
3日目にはいる...
今日の○○は全体練習が終わり次第トレーニングルームでトレーニングをする予定だ
○:フッ ハッ
ダンベルなどをやって今日の練習は終わりにする
第1クールの最終日
最終日は特打の日であり、1日20000球以上打つらしい
朝から球場には打球音が響いてる
カキーン
カキーン
カキーン
○:外崎さんにべっけんさんはやっぱすごいなぁ
自分のパワーとの違いに驚いている
そして○○の番が来る
練習してるのはトスバッティング
○:シュッ
そこに松井監督が現れる
松:○○もっとこうボールを後ろから見て踏み込んでやってみて
○:シュッ
松:いい感じだよ!その調子で頑張ろ
○:ありがとうございます
そして特打の日が終わりこの日に見つかった課題が見つかったので居残り練習をしていく
古:○○も居残り練習してく?
○:はい古賀さんもですか?
古:うん
古:ちょっと○○の見てもいい?
○はい
シュッ
○:どうですか?
古:○○少し金属打ちになってる気がするんだもっともう少しインサイドアウト意識して、金属よりも木製の方がしっかり芯で打たないと
言われたことを意識して、バットを思っているよりも内から出すようにする
それを聞いてから苦手だった逆方向にもいい打球が増えて来た
○:要はスイートポイントが小さいってことですよね?
古:そう!○○はスイングスピードはプロでも上の方にはいるスイングスピードだ
古:だけど金属打ちになってたから逆方向に飛ばなかった。これからはそれを意識してやってみて
古:想像の3倍グリップから出す意識で打ってみな
○:わかりました!古賀さんありがとうございます
古:○○に負けないように俺も頑張ろ
最終日を終えた。
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