うまくいく人の気遣いとは?


気遣いは良好な対人関係を築く上では切っても切り離せない大切なことだと思います。

細かな気遣いや気配りができれば、家族関係や友人関係、恋人関係、仕事関係など様々な対人関係が良好になり、その結果、自分自身の満足度が上がると思いませんか?
この記事を見ることで、あなたの気遣い力が上がり、少しでも良好な対人関係を築くことができれば幸いです。

結論から言いましょう!

気遣いとは、粉雪です!!


皆さん、この意味が分かりますか? 
粉雪は、空気中の湿り気が少なくサラサラしています。気遣いも相手を気遣ったあとは何も残らないのが大事なようです。
自身の親切を誰かに気付いてほしい、相手にこうしてほしいというのは、ただの承認欲求やわがままでしかなく、ベタベタしており、恩着せがましいということです。
気遣いとは、相手の意図を適切に汲み取り先回りすることで、相手に自然と気持ちよくなってもらい相手のパフォーマンスを上げる手伝いだと思えば皆さんイメージしやすいのではないでしょうか。

気遣うためには、相手の意図を汲み取り先回りができる想像力が必要になります。
そのためには、相手の立場で想像する習慣をつけることが大切です。
例えば、この場面の相手はどう考えるかやこのドラマの主人公は何を思うのか、この表情はどういった意図なのかなど、気遣いや気配りができる人はこういったことが普段から習慣的にできているのだと感じています。

私自身、普段整形外科に勤務しており、どうすれば患者様にとって居心地の良い環境を整えられるか、患者様にとってより良い治療なのかを常に考えています。
色々な世代や様々な価値観を持った患者様がいる中で、自身の偏った思考や尖った思考というのはある部分では致命的な想像力の欠如にもなり、患者様の意図というかニーズを汲み取ることはできません。
自身と違う価値観を持った方と関わること+そのための様々な話題や世間一般的な思考の準備をしておく必要があると常々感じております。

冒頭で、気遣いはサラサラしたものであると触れましたが、この気遣いができない人も一定数いると思います。
そういった人の中でも、
なんで他人のために自分が労力を使わないといけないんだと思う人は多いのではないでしょうか。

自我を抑制してまで行う気遣い、いわゆる我慢は日本だと美徳化されますが、こういった行為の積み上げは必ずといっていいほど反発を生んでしまったり、ストレスが溜まってしまいます。
無理やり気遣いしなさいというのも一時的に表面的に変化があるかもしれませんが、本質的には全く変わっていないということが多いと思います。今まで生きてきた中で愛や親切を受け取れない環境にいたのかもしれません。
そういった人を気遣いのできる人に変えていくには、その人に対して気遣いや愛を与え続けることで、他者からの気遣いがその人にとって嬉しいものだと認識させ続けさせることが大切なのではないでしょうか。
そうなれば、相手のために行う気遣いが自分の喜びのために行えるようになるのだと感じます。

この著書の著者である藤本氏は心理学を中心に、コーチングやカウンセリング、マインドフルネス瞑想を習得し統合。その知識を生かしカウンセラーや講師として活躍されています。
この著書には、気遣いと心理学的効果を絡めて記載してあり、読み手にとって非常に理解しやすく有意義なものになるかと思いますので、興味があれば手に取ってみてください。


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