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幼稚園への行き渋りとこの先

娘が幼稚園への行き渋りをまたするようになった。
今は、6月である。GW明け、でもなく。このタイミングで、だ。

実は、週末はホームセンターに二日間とも出かけていて、娘曰く『遊ぶ時間が足りない』と。夕方に帰宅し、すでに眠いのでハイテンションになりつつ、旦那からは『明日幼稚園だから早めに片付けしないと眠たくなったら出来なくなっちゃうよ』と声かけられつつも、『いやー!!遊んでないもん、遊びたいの!!!』と振り切り、思う存分おもちゃを広げて遊んでいた彼女。彼女といると、どんな広い部屋でも一瞬にして彼女のスペースになってしまうだろうと感じる。スカーフやひざ掛けを絨毯がわりにして床に敷き詰め、おもちゃの収納箱を並べてまるで【基地】のように自分の遊ぶスペースを作る。それを見て、想像の許す限り、眠たさに勝てる限り遊ばせてやりたいと思うわたしがいる。明日仕事がなければ、それこそ寝坊させてあげられるのに、と思いがよぎる。明日は仕事があるから朝は早いよ。早く寝ないと明日の朝が辛いよ、と自分で心が折れかけそうになりながら、声をかけるが、その当人は今していることをやり切りたいのだ。そう思ったら、これ以上いう必要性を感じなくなってしまった。しばらくして大きな泣き声に慌てて戻ると、旦那が『だから片付けておけって言っただろう?!俺は手伝わねえぞ!自分でやれ!片付けるまで寝かせねえからな!!!』と怒鳴っている。まだ年長になったばかりの女の子に、である。娘は『眠い〜!!』と泣いている。『泣いている暇があるならやれよ!』と怒鳴る旦那。それでも片付けはある程度できている。旦那も怒鳴りながらも『片付け頑張ったのはわかるから』と言っている。どっちだよ、と思う。そもそも何でそんなヤクザな言い方をするんだろう?
実はこの週末、機嫌の悪かった旦那はずーっとヤクザな物言いで、娘を何度となく泣かせている。わたしには正面から言えないのかぶちぶちぶちぶちずーっと呪文のように言っているので、『いー加減にして!はっきり言って!』とわたしがキレて、旦那が『うるせえふざけんな、何もしねえくせに!』と怒鳴ってきた。はっきり言って、怖い。手を出してきたら、と思っているが、ここのところ手を挙げることも子どもに手出しもしないので、とりあえず一緒に暮らせているが、それでも怖い。娘への態度を見るとどうしたものかと思う。それに、息子のことをまるで汚いもの扱いにすることがあって、それを見ると、そんな彼が父親だと認めたくない気持ちとそれを息子に気づかせたくないのもあって、どうしようもなくなる。
で、おもちゃを前に泣いている娘に「遊びたかったんだよね」と声をかけると、娘がわたしが味方になってくれると察したのか飛びついてきた。抱えながら、歯磨きしようね、と二人でその場を離れる。ここまで片付けしたからもう寝よう、続きは明日すればいい、と言って落ち着かせる。寝かしつけはいつもは旦那の役目だが、どうするかなと様子を見ていると、絵本を持って娘のベッドに横になっている。怒鳴るけれど娘のことが可愛いのだ。でもそんな愛情表現ってありがた迷惑だな、と思う。
その翌日は、すんなり娘は起きてきたのだが、幼稚園が見えた途端にお腹を抑えて『行きたくない』と言い出した。もういいんじゃないか、とどこからか声が聞こえた気がして、『休む?』と言ってしまった。バイトは先週も娘の体調で休んだばかりだ。園の前の門を見ると、知っている顔がたくさん見える。『ひとまず門まで行ってみよう』というと、おとなしく歩く娘。『(習い事の)プールはどうする?』と聞くと『プールは行く』と返事する。1週間泳いでいないから、泳ぎたい気持ちもあったんだろう。ということは、行きたくないだけで、どこが具合が悪いわけじゃないんだな、と今度はわたしが吹っ切れて、『今日はダメだったら帰ろう。ママもとりあえず仕事に行ってみるから。ダメだったら先生に言ってね。ママお迎えに来るから。』と娘に伝えてひとまず仕事に向かったものの、気になって仕方がない。きっと体調が悪いわけではないから、最後まで大丈夫だろうと思いつつ、切り替えられているか心配になる。こんなんで小学校に入ったら大丈夫なんだろうか。もっと行きたくないんじゃないだろうか。【小学生の壁】をふと思う。どちらにしても4月からお休みにしないといけないな。小学校慣れるまでっていつだ?夏休みはどうしたいい?と悶々と考える。兄とそれこそ同じところに通ってくれれば学童も一緒に通えるのだが、違う小学校になれば、別になってしまう。知っている子もいるとはいえ、馴染めるのだろうか。と、心配になる。いいよいいよな幼稚園とは違う。それに、こういう時休ませてあげたいと思ってしまう。職場に迷惑をかけるのは嫌だ。これは職場のボスに相談したほうがいいのかもしれない。当日休むのとすっぱり辞めてしまうのと、どちらの方が迷惑がかかるのか、これはわたしが決めることじゃない。辞めたいと思う理由は他にもあって、今の娘ともう少し一緒にいられる時間が欲しい、と思うようになってきたのだ。どうしたって成長している上の子(小5)を見ていたら、娘と一緒にいる時間がもっと欲しいと感じるようになってしまった。わたしの性格から言って、ずっと娘と遊んでいる自分は想像つかないが、公園に行く時間と、ひとり遊びができる時間がもう少しあってもいいのではと思うようになってしまった。なのに辞めないのは、なんでだろう。自分が収入がなくなることの不安だろうか。それこそ、『何もしねえくせに』と言われるのが目に見えているからだろうか。

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