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田舎で生きていることを発信することにした。

大人がもっと夢を語った方がいいと思うのです。
特に田舎の中年が。

夢を叶える僧というタイトルです。
夢は希望という意味です。希望という感情は、絶望を経験した後に生まれる感情だといわれています。私はちょっと前までネガティブトンネルの中にいました。でも今は夢を抱き、その夢を叶えるべく、コツコツとできることを積み上げています。だから今は、40代半ばにして、今までの人生で一番前向きに生きている感じがします。

まず、私が住んでいる地域のことから少しお話ししたいと思います。
私が暮らしているのは鹿児島県の屋久島。世界自然遺産の島で有名ですね。
その島の栗生(くりお)集落というところで暮らしています。
屋久島を丸い時計に見立てると、数字の8の位置、ここが私の暮らしている、栗生です。そこに浄土真宗本願寺派の大照寺という寺院があって、同じ敷地内に、社会福祉法人が経営する保育園があります。この両方が私の職場です。
私はここの出身というわけではありません。縁あってここに暮らすことになり、すでに13年経ちます。
私がここに来た頃には、集落の人口が600人弱ぐらいだったと思いますが、13年かけて400人台にまでなりました。
つまり13年間のうちに150人ぐらい人口が減って、そして世帯数も、400軒近くあったものが今は300を切りました。高齢化率は60パーセントを超えています。なので、65歳以上の年齢の方が半分以上、 そして0歳児から64歳までの方が半分もいない。なかなか 大変な地域です。見る見るうちに空き家も増えますし、綺麗だった畑もあっという間に草ボーボーになって荒れ地になってしまいます。
私の仕事はお寺と保育園ですので、地域に人がいなくなると 当然その施設を活用する人がいなくなります。なので、私が引き継ぐ時から、「もう厳しいよ。あなたが重大な決断をしていかなければならないよ」と役員の一人から言われました。
実は以前から関心があったので、日本の人口動態などは本やネット調べていましたので、私もその覚悟でおりました。
このnoteでは限界集落の暮らし、寺院や墓のこと、過疎地の保育園のこと(田舎の保育園を運営していく課題、閉園を決めるまでの経緯や葛藤)、ここで暮らし続けていくための私のもがき...などを発信していけたらなと思います。

現代は、今まで必要とされていた施設が、いよいよその役割を終えていく時代に入っています。それは地域の職場が無くなり、生活が変わっていくことを意味します。
私は現況の理解を深めつつ、課題を言語化し表出させることを試みました。

人口が減る、高齢化する、少子化になるのは 一体どのような理由があるのか。いつからそうなったのか。今後の私の生活にどのように影響が出てくるのか。そして、1つの現象には様々な理由が複雑に絡んでいると思うのですが、たくさんある課題の中で、まず何から、どのように取り組めば良いのか。

場所や人が違えば抱える課題も変わりますが、私が発信する内容が誰かの参考になればと思っております。
以後、よろしくお願いいたします。

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