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潮の匂いのする街とおばあちゃんのごはん

大学で関西にでてきて、2年。
今ではこっちでの生活にもすっかり慣れっこ。
美味しいものも沢山ある。
バイト先のアジア飯、行き着けの三宮の中華、
ファストチェーンも学生のお財布には優しい。
本当に恵まれていたと感じるけど、
出会ったばかりなのに、いつだって親身になって助けてくれる友人、家族みたいに接してくれる職場の人達。
わたしは思ってることは隠せないタイプだけど、
全然素直じゃない可愛げなんかまるでない。
それでも大好きな人達に囲まれて過ごす、関西という地がすっかりだいすきになった。

それでも1人で暮らす毎日。
さみしさなんかは感じないけど、
たまにどうしても辛い日々、しんどいとき、
なんで私こんなになってるんだっけってどうしようもない顔してた毎日もあるし、泣きたい訳じゃないけど、涙は出てくるしむせながらバスと電車に揺られて帰ってくることもある。

歯鰹のたたき
クエ鍋と。

年末。おばあちゃんちに帰ったとき、
食べたご馳走。もう何年も、次はいつ食べれるかなぁって言ってた。
幸運はいつもひょんなとこから。
ばあちゃんのママさんバレー時代のママ友息子が
連絡を寄越してくれた。
おばあちゃんが捌いてくれるお刺身は全部美味しい。小夏の乗った鰹のたたき、にんにくの葉醤油で食べるのが最高に美味しい。

足摺の港は透明で、たまに、神社の先にある海先でエイやら魚群やらがキラキラしている。
山に入って木苺食べたりするのも、サニーマートも。夕方6時にカラスの学校が流れるのも、ゆっくりした時間の流れを感じる。

小学校の頃は、中学校は清水のばあちゃんちから学校に通うよ!って張り切ってた。
今は、もちろん大好きな場所。関西も好き。
どこにでも好きなところに住めるのなら
この大好きな場所を行き来したい。

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