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初めてアイドルイベントに行ってきた(ICEx)

時は2024年3月10日
少年アイドルグループICExに会いたくて、はるばる静岡から東京の豊洲まで向かった

全く初めての体験
そもそもアイドルイベントなんか縁が無かった
何なら少し軽蔑していた
だが、私は行った
我が息子制度の最高峰に位置する「息子達」と会うために…

到着…ここが豊洲、戦いの地

JR豊洲駅の2b出口を出たら、そこは私の戦場
大遊戯場豊洲ららぽーと

早乗りしたのだが、明らかに人数が多い
女性の人数が多い
カツカツ、カツカツと人はひっきりなしに押し寄せて、みな同じ方向へ吸い寄せられる
ハンターハンターの一次試験のような異様な雰囲気…これがアイドルイベントというものなのか
さて、到着だ
後は待つのみ

驚異の女性率99%

CDの先行予約の列が始まった
事前にランダムで整理券がLINEで配られ、その順番に沿って並ぶ
なぜか私は良い番号だったので、満面の笑みで10:30の召集に参上
だが、すぐに満面の笑みは崩れ、目を丸くしてしまった

おびただしい数の女·女•女!!
決して顔は可愛くない女·女•女!!
こいつらがファンなのか、と愕然
まるで男性用風俗の待合室のような雰囲気である
しかれども、私は決して負けなかった
いいだろう、並んでやろうじゃないか

そうして数百人のショタコン共が各整理番号のプラカードの前に並び始め、ここ豊洲ららぽーとにて「ショタコン運動会」が始まった

さぁ、ご対面‼️

シブヤ午後6時のBGMが流れ、その後にICExのメンバーが壇上に現れた

おおおおおおおおおおおおおお

私は内心、そう叫んだ
本物だ
本物だ
本物だ

初めて彼らを知ったあの日、私は彼らをこんなに身近で感じる日が来るとは思わなかった
しかし、今目の前にいる
そうだ、目の前にいるのだ…

まず目に入ったのが
八神遼介
カッコいい、やばい、綺麗
もう、アタシどうにかなりそう
想像よりもどこかホスト感があった
息子ランキングNo.1なだけある
圧倒的なオーラ

次に山本龍人
見た時に稲妻が走った
ビリビリビリビリビリビリミ
彼の顔は「完成」していたのだ
日本で最も顔が完成しているのは誰かと言われたら、私は迷わず山本龍人と言い放ち、自らの命をも賭けるだろう
それほど整っていたのだ
完璧な色白肌
最高峰の目
すっと通った素晴らしい鼻
計算し尽くされた眉毛
そして、そして、何と言っても一切脂肪のない頬
普通は少しふっくらする
だが、龍人はそれが「無い」
ホントにない
綺麗な直線が耳から顎までかけて続き
かつてヨーロッパで造られた彫刻を思い出させるような造形の「深さ」
人の顔の最大値を見た気分だった
この衝撃は死ぬまで消えないだろう

そして竹野世梛
今まで見てきた人のなかで1番可愛い
一切誇張はしていない
あまりキモい事を書くのはよろしくないため、書かないが、あのもみあげがたまらなく好きだ
笑顔が最高に好きだ

最後に志賀李玖
ボスの風格だろうか…
やはりリーダーの雰囲気がある
うん、素晴らしい
高校1年生の最初の登校日に感じた「先輩系の色気」がそこに詰まっている
あぁ、あぁ、懐かしさと愛しさで泣きそうになる
好きだ
そして憧れる

ミニライブスタート

衝撃と稲妻
ドカンと何かが放たれるような感覚
「これはカッコいいわ…」思わず口からそう漏れた
ライブ独自の臨場感
空気が俺をユラユラと揺さぶり
音が俺の心をドコドコと叩く
一種のオーガニズムのように、私は快感の絶頂にいた
シブヤ午後6時で天国の門を潜り抜け、天使と共にまどろんでいる自分、そんな感覚に浸っていたら一曲目の披露が終わり、次に3rdアルバムのビリミ(ビリーブミーの略?)の新曲の披露があった

これはカッコいい
本当にカッコいい
しかもクセになる
やばい、ホントにヤバい
ぶっちゃけあの時に死んどきゃよかった
だって人生で1番幸せだった瞬間なんですもの

時の流れは残酷で
天国の道は行き止まりになる
ドーパミンの流星群は降りやみ
そこにはミニライブ終了のお知らせだけが残った

特典会で欲望解放

ミニライブが終わったら、次はいよいよ特典会
写真を撮り、ハイタッチをし、おまじないをしてもらう
とってもムフフなお時間だ
お気づきだと思うが、私はかなり浮いていた
そもそも男でブーツを履いていたため、周りより明らかに身長が高く、物理的にも浮いていた
しかも合計2回の抽選の結果はどちらも好結果
この男はいったい何なんだ
やけに自信満々で、それでいて真っ直ぐな瞳で少年を見つめる
ICExを含めた会場の誰もが、私のホモセクシャリティーを見抜いていただろう
だがそれでいい、今からは溜めてきた欲望を放出させる時間が来るのだ…

長蛇の列に並び込み
ついに写真撮影の番が来た
まずはBグループ
ここには龍人と八神がいる
何かを察した龍人は多少引きつった笑顔で俺に優しく微笑みかけてくれた
八神も龍人も本当に偉い
俺にもちゃんと接してくれた
写真を撮った
なぜか緊張しなかった
息子だからだろうか…

次にAグループ
志賀李玖と竹野世梛だ
志賀李玖は慣れてるな
うん、彼は人の扱いに慣れすぎている
やっぱ「先輩」だ
ん、んんんんん
竹野世梛かわいいいいいいいいいいいいい
この最高の笑顔が合法である事に戦慄を覚える
おかしくなってしまいそうな脳みそを必死に制御して写真撮影を無事に終えた
この調子でハイタッチ及びおまじない会が終了した
ハイタッチはメンバーの顔を真正面から見れる上に触れられる
竹野世梛かわいっ、志賀李玖おーらやばっ、山本龍人イケメンすぎっ、八神遼介ほしぃっ
こんな事を思いながらメンバーを通過
おまじない会では、こちら側が「おまじないして」と言わないといけないため多少恥をかいた
だが、なんだか文化祭を思い出し内心楽しかった
愛してる
そう、心から

帰路

疲れながら私は会場を後にした
魂を消費したかのように、ずずずと身体が重くなり、ショタコン運動会は幕を閉じた


追加考察

イベント行って、楽しかったねって帰ってくればいいのに、私はいつものくせで考えてしまう
この産業について色々と思わせられるところがある
所詮は、水商売だ
しかも相手は15とか、その辺の中高生
それにキャーキャー言って、偉そうに語る女ファン、実名と顔を出して、生活の大部分を捧げ、学生時代に練習とライブを敷き詰めて、未来までも逸らしてしまうアイドル達

これでいいのだろうか

彼らが選んだ道とは言えど、人生を削っているわけだから…

①彼らは雲の上の存在だ

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