異かえりなさい

※こちらの記事はクトゥルフ神話TRPGシナリオ「異かえりなさい」のネタバレが含まれています。

[メイン] KP : これよりクトゥルフ神話TRPG第6版
キナシ様作「異かえりなさい」のセッションを開始します。

タイムスリップ

[メイン] KP : 貴方は目を覚ます。どうやら気を失っていたようで、目には夕日の温かい色が差し込んできた。

[メイン] KP : 確か、自分は真夜中に自宅へ帰宅していた途中だったはず。しかし入り込んだ光を信じるに夕方なのだろうか。周りを見渡すと帰っていた道に似ているような気がするが、少し違う。なぜだか懐かしさを覚える。

[メイン] KP : 不思議に思い、辺りを見渡す。すると電柱に貼ってあるポスターに目が行くことだろう。

[メイン] KP : ポスターの内容に目を通す前に、しっかりと目に入る2008年の文字。この数字だけで何故だか、過去にタイムスリップしているのではないかという考えが頭をよぎるだろう。
〈SAN値チェック〉1/1d3

[メイン] 匂坂 ライ : 1d100<=89 【SAN値チェック】 (1D100<=89) > 50 > 成功

[メイン] system : [ 匂坂 ライ ] SAN : 89 → 88

[メイン] KP : 〈アイデア〉+30 を振って下さい。(自動成功)

[メイン] KP : 帰宅していた時のことを思い出す。大学にて帰りが遅くなると感じた貴方は太志に「遅くなる」という旨の連絡を入れた。

[メイン] KP : 貴方の予想通り、友人との用事が夜遅くまで続いたがやっと落ち着き帰宅したのだ。そういえば、今夜は気温が下がった影響で霧が濃く、視界が悪かったような。

[メイン] KP : 〈聞き耳〉を振って下さい。

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=60 【聞き耳】 (1D100<=60) > 9 > スペシャル

[メイン] KP : そして帰宅途中、なにか聞こえたような気がする。話をしているというよりかは、一人でぶつぶつとつぶやいていたような。

[メイン] 匂坂 ライ : …〈2008…?どーなってんの。〉

[メイン] 匂坂 ライ : (カバンの奥底からスマホを取りだし時間を確認する)

[メイン] KP : 過去の日時になったり戻ったり、文字化けしたり気味の悪い動きをしている。〈SAN値チェック〉0/1

[メイン] 匂坂 ライ : 1d100<=88 【SAN値チェック】 (1D100<=88) > 54 > 成功

[メイン] 匂坂 ライ : (びっくりはしている)

邂逅

[メイン] KP : 自分の起きた状態に理解が追い付かず戸惑っていると背中をつつかれる。2008年の土地で貴方は異物でしかない。今のあなたを知っている人などいないのだ。それなのに。

[メイン] KP : 後ろを振り向く。そこには誰もいない。嫌、いないのではない。見えないだけだった。貴方の足元、子供が立っている。小学生だろうか、少年はキレイとは言えない服装をしていた。

[メイン] 和田 太志 : …あの

[メイン] 和田 太志 : …迷子ですか?

[メイン] 匂坂 ライ : なに?

[メイン] KP : そう淡々と話す彼は太志に似ていた。嫌、幼い頃の太志なのかもしれない。

[メイン] KP : すこし和んだかもしれないが、本当に過去に居るのだということが証明されてしまった。
〈SAN値チェック〉1/1d2

[メイン] 匂坂 ライ : 1d100<=88 【SAN値チェック】 (1D100<=88) > 93 > 失敗

[メイン] 匂坂 ライ : 1d2
(1D2) > 2

[メイン] system : [ 匂坂 ライ ] SAN : 88 → 86

[メイン] 匂坂 ライ : ……〈んーー…これ。太志?〉(じっと見ながら)

[メイン] 匂坂 ライ : ……太志…?

[メイン] 和田 太志 : ……え

[メイン] 匂坂 ライ : ……え?

[メイン] 和田 太志 : ……

[メイン] 和田 太志 : …そう、ですけど…

[メイン] 匂坂 ライ : あ、合ってた。

[メイン] 匂坂 ライ : …ね、なんでそんな怪我してんの?

[メイン] 和田 太志 : ……え

[メイン] 和田 太志 : ……

[メイン] 和田 太志 : …最近、よく転ぶ、ので…

[メイン] 匂坂 ライ : 転ぶ、とかのやつ?それ。

[メイン] 和田 太志 : ……、はい

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 28 > 成功

[メイン] KP : 一瞬、鞄を持つ手が強張ったように見える。

[メイン] 匂坂 ライ : …〈…あ、なんか隠した。〉

[メイン] 和田 太志 : …それよりも

[メイン] KP : そういうと太志は一枚の紙を差し出してくる。地図のようだ。

[メイン] 匂坂 ライ : …?(受け取り、見る)

[メイン] KP : 握っていたのだろうか、くしゃくしゃになっているが広げてみると簡単な地図になっていた。大学から自宅までの地図だろうか。

[メイン] KP : 子供でもわかりやすいが、詳しいことがなにも書かれておらず簡略化されている。そういった点ではわかりにくいのかもしれない

[メイン] 匂坂 ライ : …地図、これなんのために?

[メイン] 和田 太志 : …少し前に渡されて

[メイン] 和田 太志 : 「迷子の人がいるから送ってあげて」って言われました

[メイン] 匂坂 ライ : …そ。わかった、ありがとう。

[メイン] 匂坂 ライ : …太志は、どうすんの。

[メイン] 和田 太志 : ……僕も、帰ります

[メイン] 匂坂 ライ : あ、そっか、なら一緒

[メイン] 和田 太志 : ……?

[メイン] 匂坂 ライ : 私、太志ん家住んでるから。

[メイン] 和田 太志 : ……?

[メイン] 和田 太志 : …あの…人違いじゃ…

[メイン] 匂坂 ライ : でも、これ、太志ん家までだし。地図

[メイン] 和田 太志 : …???

[メイン] 和田 太志 : そう…なんですね…?

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 38 > 成功

[メイン] 匂坂 ライ : …あ、まって

[メイン] 匂坂 ライ : この…太志は実家か。(大志を見ながら)

[メイン] 和田 太志 : ……

[メイン] 和田 太志 : …あの…行きますか?

[メイン] 匂坂 ライ : …うん。いこ

不思議

[メイン] KP : 進んでいく道は見慣れたものでも初めて見る景色でもなく不思議な感覚がした。しかし周りを囲むような高い建物がないこともあり、夕焼けが郷愁を覚えさせた。

[メイン] KP : ▼探索(?) 箇所
・子供になった太志
・帰り道
・空

[メイン] 匂坂 ライ : (歩きながら太志をちらちら見る)

[メイン] KP : 身長や声の高さまで変わってしまった太志。嫌、これがこの時の彼のありのままなのだろう。

[メイン] KP : 〈医学〉を振って下さい。

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=50 【医学】 (1D100<=50) > 35 > 成功

[メイン] KP : 色や状態をみるに、おそらく複数回こうして打撲をしているのだろう。ということがわかる。

[メイン] KP : 〈アイデア〉を振って下さい。

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 13 > スペシャル

[メイン] KP : 彼は「転んだ」と言っていたが、貴女はこの怪我を人為的なものではないかと考える。

[メイン] 匂坂 ライ : …ね

[メイン] 和田 太志 : …?何ですか

[メイン] 匂坂 ライ : それ、やっぱり、転んでないやつだよね

[メイン] 和田 太志 : ……え

[メイン] 匂坂 ライ : だって、擦り傷じゃないもん、ほらそれも(怪我を指さし)

[メイン] 和田 太志 : ……、これは……その…

[メイン] 匂坂 ライ : …〈太志、そんな鈍臭くなかったはずだし〉

[メイン] 和田 太志 : ……本当に、僕がどんくさいだけなので

[メイン] 和田 太志 : …気にしないでください

[メイン] 匂坂 ライ : …そ。わかった

[メイン] 匂坂 ライ : ってか…いまいくつ?太志。

[メイン] 和田 太志 : ……え…と〈…教えていいのかな、これ〉

[メイン] 匂坂 ライ : (黙って答えを待っている)

[メイン] 和田 太志 : ………

[メイン] 和田 太志 : …小学2年…です

[メイン] 匂坂 ライ : …お、ちっちゃ。

[メイン] 和田 太志 : …そう、ですね…?

いじめっ子との邂逅

[メイン] KP : 途切れ途切れ会話を交えながら進んでいると、貴女の視界の端に見慣れたゲームセンターが見えた。

[メイン] KP : 昔も変わらず学生たちの憩いの場になっているようだ。

[メイン] KP : 最初彼はわくわくしているような視線を向けるが、それは一瞬だった。すぐに顔を青くさせ、小さな体を震わせている。

[メイン] 匂坂 ライ : …?どした、太志。

[メイン] KP : 貴女が聞いたと同時に彼が見ていた方向から数人が近づいてくる。

[メイン] KP : その人物はランドセルを背負い、小学生のようだった。子供たちは貴方に目もくれず太志に向かって言葉をかける。

[メイン] 小学生 : あれ、ビンボー人じゃん。こんなとこでなにしてんの~?

[メイン] KP : 彼の言葉に太志は体をびくつかせる

[メイン] 匂坂 ライ : そーなの?(太志と小学生を交互に見て)

[メイン] 和田 太志 : ……っ…

[メイン] 小学生 : そーだよ!だってそいついっつも服きたねーんだぞ!

[メイン] 匂坂 ライ : そーなんだ。

[メイン] 小学生2 : …てかあいつの顔やばww(ライを見ながら小声で)

[メイン] 匂坂 ライ : …聞こえてるよ、触る?(小学生に近づいて)

[メイン] 匂坂 ライ : 別に痛くないし、ほら

[メイン] 小学生2 : は!?さ、さわるわけねーだろ!!ばーか!!

[メイン] 匂坂 ライ : …みて。これほぼ見えてないんだよ。すごいでしょ(前髪を上げて)

[メイン] 小学生達 : ぎゃーー!!!ばけものーー!!

[メイン] KP : そう言って小学生達はその場から脱兎の如く逃げていくだろう。

[メイン] 匂坂 ライ : …ね、いなくなった。(太志の元へ戻り)

[メイン] 和田 太志 : ……

[メイン] 和田 太志 : …あの

[メイン] 匂坂 ライ : なに?

[メイン] 和田 太志 : …ありがとう、ございました(お辞儀をし)

[メイン] 匂坂 ライ : …おー、いい子

[メイン] 和田 太志 : ……

[メイン] 和田 太志 : …いい子なんかじゃないですよ

[メイン] 匂坂 ライ : …?なんで

[メイン] 和田 太志 : ……言われたこと、ないので

[メイン] 匂坂 ライ : そ、

おなかすいた

[メイン] KP : しばらく歩いていると、グゥ…………とおなかの虫が鳴く。出所は太志だ。片手でおなかを押さえ、少し恥ずかしそうにこちらを見ていた。

[メイン] 和田 太志 : ……ご、めんなさい

[メイン] 匂坂 ライ : …ん?腹減った?

[メイン] 和田 太志 : いや、…その…

[メイン] 和田 太志 : …きにしないでください…

[メイン] 匂坂 ライ : …〈えっと…多分今日は…持ってたはず〉(カバンの奥底から財布を探す)

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 30 > 成功

[メイン] KP : 財布を見てみると手持ちがあることが分かる。自分と太志、2人分の金額はある事だろう。

[メイン] 匂坂 ライ : …ね、あっちの喫茶店行こ。

[メイン] 和田 太志 : ……え?

[メイン] 和田 太志 : …僕、お金なくて

[メイン] 匂坂 ライ : いいよ、払う。持ってた(財布を見せ)

[メイン] 和田 太志 : …で、でも

[メイン] 匂坂 ライ : いいから、早く

[メイン] 匂坂 ライ : 私も、喉乾いたから。

[メイン] 和田 太志 : ………

[メイン] 匂坂 ライ : …ほら(太志の背中をぐいっとおす)

[メイン] 和田 太志 : ……えっ、まっ

喫茶店

[メイン] KP : お店に入ると、アンティーク調のドアベルが鳴り二人を出迎える。内装は今とあまり変わりがないが家具から使用感があまりないようだ。

[メイン] KP : 昼時に行列ができ、数回しか入ったことがない。しかし視界に入るにあまりお客が来ていないようだ。

[メイン] KP : この店は開いているところに座るのだが、若い男性が「いらっしゃいませ 何名様ですか?」とぎこちない素振りで声をかけてくるだろう。その男性は無口な店主の面影が見えた。

[メイン] 匂坂 ライ : …(指で2人と主張する)

[メイン] KP : 「ではこちらの席に…えっと大丈夫ですかねこの席で…(汗)」と奥の席を指定してくる。

[メイン] 匂坂 ライ : …?はい。〈なんでだろ〉

[メイン] KP : 「あ!そうですか、なら良かったです(汗)」「ではご注文が決まりましたら呼んでください」と言い、去っていくことだろう。

[情報] KP : ▼メニュー
FOOD
 ナポリタン
ペスカトーレ
オムライス(デミグラスソース/ケチャップ)
サンドウィッチ(カツ/たまご/フルーツ)
カレー(ビーフ/ポーク/チキン/シーフード)
チキンドリア)
ハンバーグ(チーズ/デミグラス/ケチャップ/大根おろし)

[情報] KP : SIDE
 スープ(コンソメ/コーン/野菜/クラムチャウダー/ミネストローネ)
 サラダ(シーザー/青紫蘇/ニンジン)
 フライドポテト(マヨネーズ/バーベキューソース/マスターズ/明太マヨネーズ)

[情報] KP : DRINK
 オレンジジュース/カルピス/リンゴジュース/グレープフルーツジュース/ジンジャーエール/メロンソーダー(アイスあり・なし)/レモンスカッシュ/紅茶/麦茶/ウーロン茶/アップルティー
 ドリップコーヒー(アメリカン/カフェオレ/ウィンナー/フレーバー)
 エスプレッソコーヒー(マキアート/コンパナ/フラットホワイト/アメリカ―ノ/カフェモカ/カプチーノ/カフェラテ/カフェ・ブラべ)

[情報] KP : DESSERT
 プリン
 パフェ(チョコレート/イチゴ/桃/トロピカル)
 チーズケーキ
 ミルフィーユ
 コーヒーゼリー
 ロールケーキ
 ティラミス

[メイン] 匂坂 ライ : …好きなもん頼んでいいよ。

[メイン] 和田 太志 : ……(メニューを見て驚いている)

[メイン] 匂坂 ライ : 何食べる?

[メイン] 和田 太志 : ……あの

[メイン] 和田 太志 : …料理、わかんなくて…

[メイン] 匂坂 ライ : …うそ。でもほらなんとなくは。

[メイン] 和田 太志 : ……食べたこと、なくて

[メイン] 匂坂 ライ : 〈太志…こんなんだったんだ…。〉

[メイン] 匂坂 ライ : …んと、じゃあハンバーグ?とか。

[メイン] 和田 太志 : ……はんばーぐ

[メイン] 匂坂 ライ : そ、ハンバーグ

[メイン] 匂坂 ライ : ひき肉の…丸めた。焼いたやつ。多分食べれるから

[メイン] 和田 太志 : ………肉…

[メイン] 和田 太志 : …これ、ですか?(写真を指さし)

[メイン] 匂坂 ライ : そ、美味いよ。

[メイン] 和田 太志 : ……じゃあ、それで

[メイン] 匂坂 ライ : ん、分かった。

[メイン] 匂坂 ライ : …(席を立ち、店主のそばに行く)

[メイン] 店主 : ………わぁ!?

[メイン] 匂坂 ライ : ハンバーグとカレー、お願いします。

[メイン] 店主 : えっ、は、はい!分かりました!!

[メイン] KP : 少し話していると、店員の男性がおそるおそる二人分の飲み物を運んでくる。

[メイン] 店員 : さ、先にお飲みものです。どうぞ…!

[メイン] 匂坂 ライ : …(軽くお辞儀をする)

[メイン] 和田 太志 : (つられてお辞儀をする)

[メイン] KP : コースターを引きその上にグラスを置く。少し危なっかしいところもあるが、丁寧な所作に見える

[メイン] 店員 : では、お料理まで少々お待ちください

[メイン] KP : 深々と礼をした後、彼は厨房の方へと下がっていった。

[メイン] 匂坂 ライ : …太志、自分で飯、作んないの?

[メイン] 和田 太志 : ……え

[メイン] 和田 太志 : ……あ、…え、と…

[メイン] 和田 太志 : …かってにしたらおこられるので…

[メイン] 匂坂 ライ : …あ、そっか。
でも、太志の作ってくれる飯、美味いからさ。

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 39 > 成功

[メイン] 匂坂 ライ : 〈…えと…今言ったらおかしいんだ。〉

[メイン] 和田 太志 : ……そう、なんですね

[メイン] KP : そう言って、太志は水を飲む。子供にはすこし大きいグラスを小さな両手で包み込み飲んでいる。水面が傾いているが、こぼさないだろうか…

[メイン] KP : 〈幸運〉を振って下さい。

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 59 > 成功

[メイン] KP : 素早く注意するということで〈DEX*4〉

[メイン] 匂坂 ライ : ccb<=36 (1D100<=36) > 53 > 失敗

[メイン] KP : 太志が飲んでいたグラスは逆さになってしまい、豪快に水をこぼしてしまった。音に駆け付けた店員が素早く、片付けに来てくれるだろう。

[メイン] KP : しかしその間の太志は、今にも泣き出しそうである。

[メイン] 和田 太志 : ……ご、っめんなさ…

[メイン] 和田 太志 : …ごめ、んなさい…

[メイン] 和田 太志 : …ちゃ、ちゃんと考えて、のめばよかったのに

[メイン] 匂坂 ライ : …別に、謝んなくていいよ

[メイン] 匂坂 ライ : 拭けばいいんだし、ほら来てくれるから

[メイン] KP : 「あ、新しいものご用意しますね」と片づけが済んだ店員は新しいグラスに太志が頼んだ飲み物を入れ持ってきてくれる。

[メイン] 匂坂 ライ : …(お辞儀をする)

[メイン] 店員 : あ、ぜ、全然構いません。こういうこともありますからね…

[メイン] KP : 「ではごゆっくり」といいまた店員は厨房へと戻る。

[メイン] 和田 太志 : ……

[メイン] 匂坂 ライ : …?(首を傾げて)

[メイン] 和田 太志 : …怒らない、んですね

[メイン] 匂坂 ライ : …うん。

[メイン] 和田 太志 : ………(俯く)

[メイン] 匂坂 ライ : …なんで?

[メイン] 和田 太志 : ……

[メイン] 和田 太志 : …いつも、こういう事したら怒られるので

[メイン] 匂坂 ライ : そーなの。

[メイン] 和田 太志 : ……

[メイン] 和田 太志 : …はい

[メイン] 匂坂 ライ : …パパと、ママ?

[メイン] 和田 太志 : ……(頷く)

[メイン] 匂坂 ライ : ふーん…

[メイン] KP : 会話をしていると頼んだものが運ばれてくる。それはどれもおいしそうで、それまで俯いていた太志は、顔を上げ、目を輝かせている。

[メイン] 和田 太志 : ………

[メイン] 匂坂 ライ : …たべていーよ。

[メイン] 和田 太志 : ……あ、ありがとう、ございます…

[メイン] KP : 太志は料理を口いっぱいに頬張る。口の大きさに見合わない量を頬張ったせいか、口の周りを汚していた。

[メイン] KP : おなかがすいていたようで、食べるスピードが速いが見ていて飽きない光景だ。

[メイン] 匂坂 ライ : …んふ、めっちゃ食べるじゃんか。(にこ)

[メイン] 和田 太志 : ……?(もぐもぐ)

[メイン] 和田 太志 : ……あ

[メイン] 和田 太志 : ……ご、ごめんなさい。きたないですね

[メイン] 匂坂 ライ : いーよ。(雑におしぼりで太志の口を拭う)

[メイン] 和田 太志 : ……っ、い…

[メイン] 匂坂 ライ : …あ、やだった?

[メイン] 和田 太志 : …あ、いや…そうじゃなくて

[メイン] 和田 太志 : ……口、切ってたので

[メイン] 和田 太志 : …気にしないでください

[メイン] 匂坂 ライ : ……ん。

[メイン] KP : あなた達は食べ終わった後、会計をし喫茶店を出ることだろう。

[メイン] 匂坂 ライ : …ん。いこ

[メイン] 和田 太志 : …あ、はい

クレープ

[メイン] KP : そうして歩いていると、一つの車が目に入る。どうやらクレープのキッチンカーらしい。

[メイン] KP : どうやらこの年でも人気らしく、若者たちが挙っていた。

[メイン] 匂坂 ライ : 食べたい?

[メイン] 和田 太志 : ……え

[メイン] 和田 太志 : …いや、喫茶店で食べたので…

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 21 > 成功

[メイン] KP : 彼はそう言っているが、ちらちらとキッチンカーを見ている。興味は引かれているのだろう。

[メイン] 匂坂 ライ : 食べよ。(太志の袖を引っ張り)

[情報] KP : ・クレープ
イチゴ/バナナ/チョコレート/抹茶/ホイップクリーム/カスタード

[メイン] 和田 太志 : ………(じっとサンプルを見ている)

[メイン] 匂坂 ライ : …どれにする?

[メイン] 和田 太志 : ……え、っと

[メイン] 和田 太志 : ………じゃあ…(イチゴを指さし)

[メイン] 匂坂 ライ : …いちご、お願いします。(店員に声をかけ)

[メイン] 店員 : はい。イチゴですね。少々お待ちください

[メイン] KP : 数分後、イチゴのクレープが渡される。美味しそうだ。

[メイン] 匂坂 ライ : はい。(大事に渡す)

[メイン] 和田 太志 : ……ありがとうございます

[メイン] 和田 太志 : …あの…食べないんですか?

[メイン] 匂坂 ライ : …うん。いいよ私は

[メイン] 和田 太志 : …そうなんですか…

[メイン] KP : そう言い太志はクレープを食べる。が、初めて食べるのだろうか、口の周りにはクリームがついている。

[メイン] 匂坂 ライ : ん、これ。使って。(店にある紙ナプキンを渡し)

[メイン] 和田 太志 : ……あ

[メイン] 和田 太志 : …ありがとう、ございます…(口を拭く)

[メイン] 匂坂 ライ : …食べたら、帰ろ。

[メイン] 匂坂 ライ : もうそろそろ、暗くなってきた、し。

[メイン] 和田 太志 : …はい

[メイン] KP : 少しして、太志がクレープを食べ終わりあなた達は帰路を歩き始めるだろう。

近道

[メイン] KP : 歩いていると、いつも貴方が通っている道に出る。しかし、太志はそちら通ろうとせず通り過ぎようとしている。

[メイン] 匂坂 ライ : …?まって

[メイン] 和田 太志 : …?はい

[メイン] 匂坂 ライ : 太志ん家…あ、家こっち。(道を指さしながら)

[メイン] 和田 太志 : ……でも…地図にはこっちって…

[メイン] KP : 〈目星〉を振って下さい。

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 5 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] KP : そちら見ると、いたって普通の道路である。工事の途中なのだろうか先がとがった石塊が転がっているくらいだ。

[メイン] KP : しかし、しばらく見ていると、歩行標識の青が不気味に揺らぎ、どこからか遠吠えが聞こえ、何故だか言いようのない悪寒が走った。〈SAN値チェック〉0/1d2

[メイン] 匂坂 ライ : 1d100<=86 【SAN値チェック】 (1D100<=86) > 26 > 成功

[雑談] 匂坂 ライ : CCB<=14*5 【POW × 5】 (1D100<=70) > 38 > 成功

[メイン] 匂坂 ライ : …お。〈何……?〉

[メイン] 和田 太志 : …?

[メイン] 和田 太志 : …あの…(ライをのぞき込む)

[メイン] 匂坂 ライ : …あ、なんでもない

[メイン] 匂坂 ライ : 地図通りでいこ。

[メイン] 和田 太志 : …あ、はい

帰宅

[メイン] KP : 太志に連れられ、たどり着いたのは未来の太志が住んでいるマンションそのものだった。たとえ新築であっても、そうでなくとも周りの建物や家になじんでおり、なつかしさを覚えさせた。今住んでいる家に懐かしさ?とすこし疑問を抱くかもしれない。しかし、あの地図の通りで合っていたようだ。

[メイン] 和田 太志 : …あの、合ってますか?

[メイン] 匂坂 ライ : …うん。合ってる。

[メイン] 和田 太志 : …良かった

[メイン] 和田 太志 : …じゃあ、さようなら

[メイン] 匂坂 ライ : …ん、じゃあね。(軽く手を振り)

わがまま

[メイン] KP : 太志に別れを告げ、自宅の玄関に向かう。一歩踏み出すと同時に何かがそれを止めた。太志だ。

[メイン] KP : 太志は、貴女の袖を掴み貴方を見上げる。しかしなにもいうことはなくただ、貴女の袖を掴んで離さない。

[メイン] 匂坂 ライ : んぁ……なに?

[メイン] 和田 太志 : ………きょう

[メイン] 和田 太志 : …今日、初めて放課後が楽しかったんです

[メイン] 和田 太志 : …久しぶりに晩ごはんを食べて

[メイン] 和田 太志 : …知らない料理を食べれて

[メイン] 和田 太志 : …楽しかったんです

[メイン] 和田 太志 : ………だ、から

[メイン] 和田 太志 : ………いかないで

[メイン] KP : おぼつかない声でそう紡ぐ唇は少し震えていた。

[メイン] 匂坂 ライ : …楽しかったの、良かった。

[メイン] 匂坂 ライ : 私、家で飯作ってくれてる、から。太志が

[メイン] 匂坂 ライ : …帰るね。

[メイン] 和田 太志 : ………

[メイン] 和田 太志 : …わがまま、言ってごめんなさい

[メイン] 和田 太志 : …さようなら

[メイン] 匂坂 ライ : (太志の頭を撫でる)

[メイン] 匂坂 ライ : …じゃ、元気でね。

[メイン] 和田 太志 : ……っ…(少し強張る)

[メイン] 和田 太志 : …はい

[メイン] KP : 別れを告げ、玄関の扉を開ける。瞬間光につつまれ、意識も白んでいった。
〈MP-1〉

おかえりなさい

[メイン] system : [ 匂坂 ライ ] MP : 14 → 13

[メイン] KP : 目を覚ます。貴方は自宅の玄関ドアの前に立っていた。辺りは暗く、もう深夜に差し掛かっているのだろう。霧が濃いためあなたを照らすものは何もなかった。

[メイン] KP : 扉を開けようと、鍵を取り出す。その時、バっと勢いよく玄関の扉が開いた。そこにいたのは今の姿の和田だ。

[メイン] 和田太志 : ………

[メイン] 匂坂 ライ : っお。

[メイン] 和田太志 : …今、何時だと思ってんだ…(ため息をつく)

[メイン] 匂坂 ライ : …しらない

[メイン] 和田太志 : ……はぁ…2時だぞ。夜中の

[メイン] 和田太志 : …ここまで遅くなるとは思わねえだろ…

[メイン] 匂坂 ライ : …うん。ごめん

[メイン] 和田太志 : ……まぁいい

[メイン] 和田太志 : …冷蔵庫に飯あるから。腹減ったら食べとけ

[メイン] 匂坂 ライ : …食べる。何入ってる?

[メイン] 和田太志 : 筑前煮

[メイン] 匂坂 ライ : こんにゃくの?

[メイン] 和田太志 : ……そうだな

[メイン] 匂坂 ライ : やった…!あれ美味しいから。

[メイン] 和田太志 : …なら良かった

[メイン] 和田太志 : まぁ、まず風呂入れ

[メイン] 匂坂 ライ : …ん、分かった

[メイン] 和田太志 : ……

[メイン] 和田太志 : おかえり

[メイン] 匂坂 ライ : ただいまぁ…〈眠……。〉

[メイン] KP : 見慣れた扉。見慣れた靴。見慣れた明かり。見慣れた顔。
なんてことのない日常は貴方の近くに

[メイン] KP : END1 おかえりなさい

[メイン] KP : お疲れ様でした。

[メイン] 匂坂 ライ : 1d10+2 (1D10+2) > 10[10]+2 > 12

[メイン] 匂坂 ライ : CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 62 > 失敗

[メイン] 匂坂 ライ : 1d10
(1D10) > 10

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