向日葵の哄笑 ねこまや
※この記事はクトゥルフ神話TRPG「向日葵の哄笑」のネタバレが含まれています
[メイン] KP : これよりクトゥルフ神話TRPG第6版
梟様作「向日葵の哄笑」のセッションを始めます
導入
[メイン] KP : 貴女が家でゆっくりしていたら一件のメッセージが届く
[メイン] KP : 寧子からだ
[メイン] 黒山 寧子 : 『電話できますか』
[メイン] 千代延 真耶 : あら、ねこちゃんからだわ。
[メイン] 千代延 真耶 : ふふ。『勿論よ』…っと。
[メイン] KP : メッセージを送ってから数刻もしない間に寧子から電話がかかってくるだろう
[メイン] 千代延 真耶 : もしもし、ねこちゃん?
[メイン] 黒山 寧子 : 「もしもし、まやさん」
[メイン] 黒山 寧子 : 「急なんですけど今週の土曜って空いてます?」
[メイン] 千代延 真耶 : ええ、空いてるわよ。学校もお休みだし。どうしたの?
[メイン] 黒山 寧子 : 「向日葵畑見に行きません?」
[メイン] 黒山 寧子 : 「ツイッ〇ーで綺麗なとこ見つけたんで」
[メイン] 千代延 真耶 : まあ!いいわね。もうそんな季節なのね…
[メイン] 黒山 寧子 : 「よかった。電車で二時間くらいかかりそうなんですけどそれも大丈夫そうですか?」
[メイン] 千代延 真耶 : 勿論よ。旅行みたいで楽しそうだわ。
[メイン] 黒山 寧子 : 「やったー。じゃあ、十一時くらいに集合でいいですか」
[メイン] 黒山 寧子 : 「駅とかの情報メッセージで送っておきますね」
[メイン] 千代延 真耶 : ええ。ふふ、ありがとう。
[メイン] 黒山 寧子 : 「じゃ、また土曜日に」
[メイン] 千代延 真耶 : はーい。楽しみにしてるわね。
[メイン] KP : その後、寧子からメッセージが送られる。寧子が言っていた向日葵畑は「花代町(かのしろちょう)」という町にあるそうだ。
[メイン] 千代延 真耶 : CCB<=65 【図書館】 (1D100<=65) > 17 > 成功
[メイン] KP : 花代町は都心から電車で二時間程度のところにある小さな町で、ローカル線の終点のようなエリアにある。
近年向日葵の名所として有名になり、ネットなどで調べると明るく咲き誇る花々の写真が出てくる
[メイン] 千代延 真耶 : まあ…凄く綺麗。
[メイン] 千代延 真耶 : ふふっ。ねこちゃんに会うためにも、お仕事頑張らないと。
初日
昼
[メイン] KP : 土曜日。今日は約束の日だ。
[メイン] KP : 貴女は寧子と待ち合わせて現地へ向かう。
[メイン] 黒山 寧子 : ……あ、まやさん。おーい(手を振る)
[メイン] 千代延 真耶 : おはようねこちゃん、待たせてしまったかしら?
[メイン] 黒山 寧子 : おはよーございます。さっき来ました
[メイン] 千代延 真耶 : よかった。早速行きましょうか。
[メイン] 黒山 寧子 : はい。行きましょう
[メイン] KP : 貴女達は電車に乗り込み、目的の「花代町」に向かうだろう。
[メイン] KP : 昼前くらいに到着し、古びた駅で下車すれば「花代町へようこそ」と木彫りの看板が探索者たちを出迎えた。
[メイン] KP : 年季の入った駅ではあるが町ぐるみで観光地として整えているのか、雰囲気は悪くない。
[メイン] 黒山 寧子 : 着きましたね
[メイン] 千代延 真耶 : ええ。趣があって、素敵な所ね。
[メイン] 千代延 真耶 : 向日葵畑はここからどれくらいかかるのかしら?駅員さんに聞いてみるわね。
[メイン] 黒山 寧子 : はーい
[メイン] 千代延 真耶 : すみませーん。少しお聞きしたいのですが。(駅員に話しかけます)
[メイン] 駅員 : はい!どうされましたか?
[メイン] 千代延 真耶 : これから向日葵畑に向かいたくて…この駅からどれくらいで着きますか?
[メイン] 駅員 : ここから20分くらいですね。向日葵畑に続く散歩道があるのでそこを歩いていけば着きますよ
[メイン] 駅員 : あ、後、途中でお茶屋さんがあるのでそこで休憩も出来ますよ
[メイン] 千代延 真耶 : まあ、お茶屋さんまであるのね!ありがとうございます。
[メイン] 駅員 : いえいえ。後、神社や民族博物館などもあるのでもし興味があれば
[メイン] 駅員 : 是非楽しんでいって下さい
[メイン] 千代延 真耶 : はい!後程伺ってみますね。ご丁寧にありがとうございます。
[メイン] 千代延 真耶 : (寧子ちゃんの所に戻る)
[メイン] 千代延 真耶 : お待たせ。向日葵畑、ここから歩いて20分くらいだそうよ。
[メイン] 黒山 寧子 : お、そうなんですか。近いですね
[メイン] 千代延 真耶 : ええ。近くにお茶屋さんとか色んな観光地もあるみたい。
[メイン] 千代延 真耶 : そっちも行ってみない?
[メイン] 黒山 寧子 : いいですね
[メイン] 黒山 寧子 : 茶屋とか初めて行くんで楽しみです
[メイン] 千代延 真耶 : ふふっ、きっと素敵な所よ。
[メイン] 千代延 真耶 : じゃあ、早速出発しましょう。(寧子ちゃんの手を取る)
[メイン] 黒山 寧子 : ……
[メイン] 黒山 寧子 : はい、行きましょう(手を握る)
[メイン] KP : 【聞き耳】を振って下さい
[メイン] 千代延 真耶 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 67 > 成功
[メイン] 黒山 寧子 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 81 > 失敗
[メイン] KP : 向日葵畑に近づくにつれ、妙なほど静かになる。蝉時雨が止んでいる。
樹木が少なくなるからだろうか?それにしても静かに感じる。
[メイン] 千代延 真耶 : とても静かね。夏だから蝉の声とかすると思ったんだけれど…
[メイン] 黒山 寧子 : ……そんな静かですかね
[メイン] 黒山 寧子 : ずっとまやさん見てたんで気づかなかったです
[メイン] 千代延 真耶 : !もう…ちゃんと前見て歩かなきゃ危ないわよ?(恥ずかしそうに微笑む)
[メイン] 黒山 寧子 : うはは、さーせん
[メイン] 黒山 寧子 : まま、行きましょう
[メイン] 千代延 真耶 : ええ。向日葵畑、とても楽しみにしてたのよ。
[メイン] 黒山 寧子 : 自分もです
[メイン] 黒山 寧子 : まやさんに似合うと思ったんで
[メイン] 千代延 真耶 : ふふ、そうかしら?嬉しい。
[メイン] 黒山 寧子 : はい、きっと似合いますよ
向日葵畑
[メイン] KP : そんなこんなで貴女達は念願の向日葵畑に着くことだろう
[メイン] KP : 【目星】を振って下さい
[メイン] 千代延 真耶 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 36 > 成功
[メイン] 黒山 寧子 : CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 84 > 失敗
[メイン] KP : 花群れの中に、時折不思議な形の向日葵が見られる。
三つが寄り集まったような花だったり、やたら花の部分が小さいものなどだ。奇形のように思える
[メイン] 黒山 寧子 : とうちゃーく
[メイン] 千代延 真耶 : ふう。駅員さんの言ってた通り、結構近かったわね。
[メイン] 千代延 真耶 : !見て、ねこちゃん。とっても綺麗よ。
[メイン] 黒山 寧子 : そうですね(かわいい)
[メイン] 千代延 真耶 : …あら?何だかこのお花、不思議…改良種かしら?(奇形のような向日葵を見て)
[メイン] 黒山 寧子 : CCB<=60 【写真術】 (1D100<=60) > 48 > 成功
[メイン] 黒山 寧子 : (無言で写真を撮る)
[メイン] 黒山 寧子 : ベストショットきたこれ(小声で)
[メイン] 千代延 真耶 : ?どうしたのねこちゃん。
[メイン] 黒山 寧子 : なんでもないです(スマホを仕舞う)
[メイン] 千代延 真耶 : …?…あ。ねえこのお花、少し変わった形してると思わない?
[メイン] 黒山 寧子 : どれどれ……
[メイン] 黒山 寧子 : …ほんとーですね。栄養不足とか?
[メイン] 千代延 真耶 : ね。これだけたくさん咲いてると、そういう事もあるのかしら…
[メイン] 黒山 寧子 : ありそうですけどね。あんま分かんないんですけど
[メイン] 千代延 真耶 : …それにしても、やっぱり暑いわね…
[メイン] 千代延 真耶 : ねこちゃん、さっき教えてもらったお茶屋さんで休憩していかない?
[メイン] 黒山 寧子 : いいですね
茶屋
[メイン] KP : 和風のお茶屋。冷たい餡蜜やアイス、クリームソーダなど食べられる。
民宿を兼ねているため、二階は泊まれるようになっている。店主が気さくに話しかけてくる。
[メイン] 店主 : いらっしゃい。暑かったでしょう。ささ、好きなとこに座って
[メイン] 千代延 真耶 : ありがとうございます、お邪魔します。
[メイン] 千代延 真耶 : …窓際の席、空いてるわね。あそこにしましょうか。
[メイン] 黒山 寧子 : お、いいですね
[メイン] 店主 : 失礼します。はい、お冷ね
[メイン] 千代延 真耶 : ありがとうございます。(お冷をもらう)
[メイン] 黒山 寧子 : ありがとうございます(お冷をもらう)
[メイン] 千代延 真耶 : (飲む)……はあ…生き返るわね…
[メイン] 黒山 寧子 : そーですねぇ……あづい……
[メイン] 店主 : 最近ほんと暑くて嫌んなっちゃうよねぇ…お客さんは今日どっから来たの?
[メイン] 千代延 真耶 : ふふ、都心からです。電車で2時間くらい。
[メイン] 店主 : そうなんだねぇ。向日葵畑はもう見たかい?
[メイン] 千代延 真耶 : ええ!最近話題だそうですね。とても綺麗でした。
[メイン] 店主 : そりゃあ良かった。あそこはこの町の看板だからねぇ
[メイン] 店主 : あ、注文は決まってるかい?決まってたら聞くよ
[メイン] 千代延 真耶 : そうですね…(メニューを見ながら)
[メイン] 千代延 真耶 : じゃあ、餡蜜をひとつで。ねこちゃんは何か頼む?
[メイン] 黒山 寧子 : そーですねー…
[メイン] 黒山 寧子 : じゃーメロンソーダで
[メイン] 店主 : はいよ。少々お待ちを
[メイン] KP : 数十分くらいした後、注文していたものが運ばれる。
[メイン] 店主 : はい。こっちが餡蜜で、こっちがメロンソーダね
[メイン] 千代延 真耶 : ありがとうございます!いただきます。
[メイン] 黒山 寧子 : ありがとうございます
[メイン] 店主 : はいよ。味わってね
[メイン] 店主 : ああ、そうだ、言い忘れてた
[メイン] 店主 : もしもう一回向日葵畑に行くんだったら迷子にだけは気を付けてるんだよ
[メイン] 店主 : 随分前に行方不明になった子供がいたんだ。神隠しなんて言われてたね
[メイン] 千代延 真耶 : まあ…それは心配ですね…
[メイン] 店主 : ああ、安心してくれ、もうそれは解決したんだ
[メイン] 店主 : 不思議なことにひょこっと帰ってきたんだ。無傷でね
[メイン] 千代延 真耶 : よかった……広いですし、迷子になったら怖いですね…
[メイン] 店主 : そうなんだよ。いや~あの時はヒヤッとしたね
[メイン] 店主 : 家族とはぐれたのが昼で、町の皆で探し回ったんだけども…夕方になったら畑の前にぽつんと立ってたんだ。突然にね
[メイン] 店主 : なんやかんや見つかったけど、あんまりにも急に消えて急に戻ったから“神隠し”なーんて呼ばれたんだよ
[メイン] 店主 : ああ、その時の話は、確か民俗資料館にあるよ
[メイン] 千代延 真耶 : ああ、民俗資料館…先程お聞きしました。
[メイン] 千代延 真耶 : ねこちゃん、次は民俗資料館に行ってみない?今のお話、少し気になるし…
[メイン] 黒山 寧子 : …ん、そーですね
[メイン] 千代延 真耶 : …ふふっ、メロンソーダ美味しい?
[メイン] 黒山 寧子 : はい。美味しいです
[メイン] 千代延 真耶 : よかった。(店主の方を向き)…ありがとうございます。民俗資料館、伺ってみようと思います。
[メイン] 店主 : あはは、美味しいようで良かったよ
[メイン] 店主 : 気をつけてな。まぁ、もっとも、その件があってからコースを整備したし、迷子にはなりにくいと思うけど
[メイン] 店主 : そういえばあんたらは今日、日帰りかい?
[メイン] 千代延 真耶 : はい、その予定です。
[メイン] 店主 : そうかい。ここは電車の本数が少ないからそれにも気を付けてな
[メイン] 千代延 真耶 : ふふ…確かに、楽しむ分時間にも気をつけないと。
[メイン] 店主 : じゃ、後はごゆっくり
[メイン] 千代延 真耶 : ありがとうございます。
[メイン] 黒山 寧子 : …、ありがとうございます
[メイン] 千代延 真耶 : …ん、美味しい。ねこちゃんも一口どう?
[メイン] 黒山 寧子 : ……いいんですか?
[メイン] 千代延 真耶 : ええ。…はい、あーん。
[メイン] 黒山 寧子 : わーい(食べる)
[メイン] 黒山 寧子 : …おいひいれす
[メイン] 千代延 真耶 : でしょ?よかった。
[メイン] 黒山 寧子 : …(かわいい)
[メイン] KP : その後、貴女達はお茶を楽しんだ後に民族資料館へと向かう
不穏な風
[メイン] KP : すると、ふとした瞬間にひゅうと強く風が吹き、揺れる向日葵の葉擦れの音が波のように二人を撫でる。
[メイン] KP : 生温い空気を剥がしていったそれは、まるで冷気のように冴え冴えとした突風だった。
白昼夢
[メイン] KP : 貴女の視界は暗転し、その直後に田舎の一軒家という風情の室内に切り替わる。
畳の部屋から縁側を眺める視点だ。見れば幼い金髪の子供が縁側に座っているのがわかる。
[メイン] 千代延 真耶 : ッ、あ、あら…?ここは…
[メイン] KP : 貴女には背を向けており、表情はわからない。
[メイン] KP : 子供越しに庭を見ていると、芙蓉の花群れを通って寧子が姿を現した。
[メイン] KP : 子供が手招きをすると、寧子はつられて縁側に腰かける。夢はここで途切れる。
[メイン] KP : 風が止み、今のは一体なんだったのかと傍らの寧子を見やると、忽然と姿を消していた。
<SANチェック0/1d2>
[メイン] 千代延 真耶 : 1d100<=70 【SAN値チェック】 (1D100<=70) > 82 > 失敗
[メイン] 千代延 真耶 : 1d2 (1D2) > 2
[メイン] system : [ 千代延 真耶 ] SAN : 70 → 68
夕方
[メイン] KP : ハッと意識を取り戻した貴女は、夕暮れの向日葵畑に一人で立っていた。
[メイン] 千代延 真耶 : ぁ、今の…は…
[メイン] 千代延 真耶 : っそうだ、ねこちゃん…!
[メイン] KP : 周りを見渡すが、寧子の姿は見当たらない。
[メイン] 千代延 真耶 : ど……どうしよう…
[メイン] 千代延 真耶 : もう夕方だし、早く探さないと…
[メイン] KP : 貴女は寧子を見つけようと懸命に捜索するが、広大な向日葵畑の中にあっては一人を見つけ出すのも徒労に終わる。
[メイン] KP : 暑さと心配で具合が悪くなってきたような気がして途方に暮れていると、運良く茶屋の店主が見回りに来て貴女を拾ってくれる。
[メイン] 店主 : あんた!大丈夫かい!?
[メイン] 千代延 真耶 : あ、店主さん…!ねこちゃんが、…一緒に居た子が、居なくなってしまって…!
[メイン] 店主 : …!夕方になっても店の前を通らないからまさかとは思ったけど…
[メイン] 千代延 真耶 : どうしましょう……迷子には気をつけてって教えてくださったのに…
[メイン] 店主 : …起こったことは仕方ない、一度交番の人に言ってみるよ
[メイン] 店主 : あんた、ずっと捜してたんだろう?顔色が悪い。うちの民宿貸してあげるから、今日は泊まっていきなさい
[メイン] 千代延 真耶 : っ…すみません……何から何まで…
[メイン] 店主 : いいんだよ。女の子がずっと一人なのも心配だしね
[メイン] KP : 貴女はひとまず民宿へ向かい一休みすることだろう。必死に寧子を捜していたせいか、眠気が襲ってきて貴女はそのまま眠りにつく。
夢
[メイン] KP : 庭先で芙蓉の花が揺れている。再びあの縁側に居ることがわかる。
[メイン] KP : 視界は膝に乗せた子供を見下ろしており、服装から今はKPC視点でないかと察する
[メイン] KP : 寧子の手が膝枕で眠る子供を撫でる。
[メイン] KP : 綺麗な顔をした子供は穏やかに寝息を立てていたが、突然ぱちっと目を開けて寧子を見詰めた。
[メイン] KP : 寧子越しに、貴方を見ている。
[メイン] KP : 口元が動いた。「あなたもいっしょにあそびましょう」夢はそこで途切れた。
二日目
朝
[メイン] KP : 気づけば朝になっている。じっとりと嫌な汗をかくだろう。<SANチェック0/1>
[メイン] 千代延 真耶 : 1d100<=68 【SAN値チェック】 (1D100<=68) > 14 > 成功
[メイン] 千代延 真耶 : ……また、あの時の子…?
[メイン] 千代延 真耶 : そうだ、ねこちゃんの事探さないと…
[メイン] 千代延 真耶 : …昨日教えてもらった民俗資料館、何が手がかりがあったりしないかな。
[メイン] 千代延 真耶 : ────私がしっかりしなきゃ。よし。
民俗資料館
[メイン] KP : 民俗資料館:【神隠し】【身代わり】【神社】についてわかる。
[メイン] KP : 【目星】を振って下さい
[メイン] 千代延 真耶 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 56 > 成功
[メイン] KP : 気になる展示を見つける。そのものずばり「神隠し事件について」
[メイン] KP : 【神隠し】
20年くらい前の出来事である。子供が居なくなってひょっこり帰ってきたのは同じだが、その時に「お気に入りのぬいぐるみを失くしたこと」「一部のオカルト研究家からはそれが身代わりになったのではないかと言われていること」がわかる。
[メイン] KP : 【神社】向日葵畑の散歩コースの途中にあり、『花代神社』という。観光のついでに参拝する人も多く、社務所もきちんと機能しておりお守りなどを置いている。
[メイン] KP : 【身代わり】文字通り自分の代わりに厄を被るもの。人型に名を書くことがあり、これによって得体の知れないものへの身代わりとしての効果が強まるとされていることがわかる
[メイン] KP : 【目星】もしくは【図書館】を振って下さい
[メイン] 千代延 真耶 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 56 > 成功
[メイン] KP : 【人形に名前を込める】紙に対象者の名前を書いて人型に貼る、結わえるなどして一体化させると、「名を書かれた人間」の身代わりとして機能するようになる。
[メイン] 千代延 真耶 : ……神隠し、信じられないけれど…本当の事なのね。
[メイン] 千代延 真耶 : 花代神社は昨日の道の途中。……行こう。
[メイン] 千代延 真耶 : (神社に向かいます)
花代神社
[メイン] KP : 平日であれば閑散としており、休日であればそれなりに人が居る。社務所が開いており、巫女が在中している。
[メイン] 千代延 真耶 : ここが花代神社……(境内を見回します)
[メイン] KP : 神社の成り立ちについて書かれている石碑を見つける。
[メイン] KP : 花代神社とは元々「火代神社」と書き、火の玉のような姿をした神を祀る神社である。
[メイン] KP : 神が降臨すると言われていた場所に社を建て、これを神の依り代・ご神体として扱い祀っている。
[メイン] KP : 夏には「花代祭」と呼ばれる祭りを開き、降りて来られる神をもてなす等書かれている。
[メイン] 千代延 真耶 : ……如何にも神社の成り立ちって感じだわ。
[メイン] 千代延 真耶 : すみません、少しお聞きしたい事があるのですが…(巫女に話しかける)
[メイン] 巫女 : はい。どうしましたか?
[メイン] 千代延 真耶 : 昨日の夕方以降、この子を見かけませんでしたか?10代後半の女の子で…(スマホに入っていた寧子ちゃんの写真を見せる)
[メイン] 巫女 : そうですね…(写真を見る)
[メイン] 巫女 : …すみません。神社では見かけていませんね…
[メイン] 千代延 真耶 : そうですか……ありがとうございます。
[メイン] 千代延 真耶 : あ…あとここに来る途中、民俗資料館で神隠しや身代わりについての資料を拝見したのですが、それについて何かご存知ないですか?
[メイン] 巫女 : 身代わり…ですか…
[メイン] 巫女 : あ、少々お待ちください
[メイン] KP : 彼女はそう言うと貴女の求めていたであろう【身代わりの人形】を持ってきてくれる
[メイン] 巫女 : 身代わり…でしたら、この人形で十分行えると思います
[メイン] 巫女 : もし、必要なら筆も持って来ましょうか?
[メイン] 千代延 真耶 : は、はい。お願いします…!
[メイン] 巫女 : はい。…どうぞ。筆と、半紙です。こちらにお名前を書かれたらこの人形が身代わりになってくれるはずです
[メイン] 千代延 真耶 : ありがとうございます…!(人形と筆と半紙をもらう)
[メイン] 巫女 : はい
[メイン] 巫女 : …くれぐれもお気をつけて
[メイン] 千代延 真耶 : ………はい。
[メイン] 千代延 真耶 : …ねこちゃん、待っててね。
向日葵の哄笑
[メイン] KP : 向日葵の只中ではないただの道端にもかかわらず、貴方を葉擦れの音が包む。
[メイン] KP : それはさやさやと揺れていたが、徐々に子供の笑い声のように聞こえるようになった。
[メイン] KP : 風に揺れる向日葵がさざめくように声を上げる。
[メイン] KP : きた、きた、きた、つぎのおともだち、わたしの、おともだち。
[メイン] KP : まっていた、まっていた、まっていた、これでふたり。
[メイン] KP : クスクスと広がる哄笑はやがて波が引くように去っていった。
<SANチェック0/1d2>
[メイン] 千代延 真耶 : 1d100<=68 【SAN値チェック】 (1D100<=68) > 39 > 成功
人形の館へ
[メイン] KP : そうして気づくと陽が落ちている。再び黄昏時がやってきた。
[メイン] KP : 【聞き耳】を振って下さい
[メイン] 千代延 真耶 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 14 > スペシャル
[メイン] KP : どこからか寧子の声がしたような気がする
[メイン] 千代延 真耶 : っ、ねこちゃん!居るの…!?
[メイン] KP : 寧子を探そうと一歩踏み出せば一瞬にしてあたりが暗くなった。
人形の館
[メイン] KP : ふと気づくと、日本家屋の一軒家の軒先にいた。
[メイン] KP : 【聞き耳】を振って下さい
[メイン] 千代延 真耶 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 17 > 成功
[メイン] KP : 寧子の声を拾うことが出来る。家の奥から聞こえているようだった。
[メイン] KP : 玄関の鍵は開いており、上がることが出来る。庭から裏手の縁側のほうへ回ることも可能。
[メイン] 千代延 真耶 : ……お邪魔します。(家の中に入る)
[メイン] KP : 家に上がると、室内は薄暗くひんやりと涼しい。長く家を空けているようにも感じた。
[メイン] KP : 仏間、客間を通ると濡れ縁に出られる。声は濡れ縁の先から聞こえる。
客間
[メイン] KP : 【目星】を振って下さい
[メイン] 千代延 真耶 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 60 > 成功
[メイン] KP : 子供の写真が並んでいるのがわかる。いずれの写真でも腕に同じ人形を大切に抱いているようだった。
[メイン] 千代延 真耶 : 子供……この家の子かしら…
縁側
[メイン] KP : 濡れ縁を進んでいくと、縁側に寧子が腰かけているのが見える。
[メイン] KP : 貴女に気づくと驚いたような顔をする。
[メイン] 黒山 寧子 : ………
[メイン] 黒山 寧子 : まやさん?
[メイン] 千代延 真耶 : ぁ、……ねこちゃん…!!
[メイン] KP : 寧子の膝では少女が眠っている。
[メイン] KP : 少女は少ししてから目を開けた。
[メイン] 少女 : …あら、新しいお友だちね
[メイン] 千代延 真耶 : 貴方、は…
[メイン] KP : 人形のような姿の少女。幼く愛らしいが、人形なので常識は通じない。
腕には目が取れたぬいぐるみが抱えられている。
[メイン] 少女 : 初めまして。名前は…何だったかな
[メイン] 少女 : まぁ、いいわ。ようこそ、ここへ
[メイン] KP : そう少女が話していると寧子は背中から倒れてしまう。
[メイン] KP : 眠っているようだ。
[メイン] 少女 : 遊び疲れちゃったみたい
[メイン] 千代延 真耶 : …ここにねこちゃんを連れてきたのは、貴方?
[メイン] 少女 : …ええ
[メイン] 少女 : …お友だちが欲しかったの
[メイン] 千代延 真耶 : そう…だったのね……
[メイン] 少女 : …ねぇ、そこのあなた
[メイン] 少女 : 私の、お友だちになってくれない?
[メイン] 千代延 真耶 : …私がお友達になったら、私もここから出られなくなる?
[メイン] 少女 : そうなるかもね
[メイン] 少女 : …でも、ここは何もつらいことなんてないのよ?
[メイン] 少女 : 私と、ただ遊んでくれるだけでいいの
[メイン] 少女 : それだけで、いいの
[メイン] 千代延 真耶 : ………
[メイン] 千代延 真耶 : 私には、待ってくれてる人達が居る。……それはねこちゃん…その子もきっとそう。
[メイン] 千代延 真耶 : …何より、私がねこちゃんと離れたくない。大事な人だから。
[メイン] 千代延 真耶 : でも貴方を1人にはさせたくない……だから、(人形と筆と半紙を出します)
[メイン] 千代延 真耶 : (半紙に名前を書き人形に結わえる)
[メイン] 千代延 真耶 : 私達の代わりになるか、分からないけれど…この子とお友達になってくれる?(人形を少女に差し出す)
[メイン] KP : 探索者の手を離れた瞬間、人型は寧子の幼い頃の姿に変じる。
[メイン] KP : 姿が似ているだけのまったくの別人だが、動いて話をする存在であり、人形は遊び相手に喜ぶだろう。
[メイン] 少女 : ……!
[メイン] 少女 : …私の、お友だち…
[メイン] KP : 外的要因(身体の破壊)以外では死ぬこともないため、人形はこれに満足して真耶および寧子を現世に戻してくれる。
帰還
[メイン] KP : 葉擦れのささやかな音がした。向日葵の花が揺れる音だ。
[メイン] KP : 先ほどまでの不穏さを感じさせるものでなく、柔らかいそれは波になって二人を包んだ。
[メイン] KP : 「もう、失くしちゃだめだよ」と、人形の声がした。
[メイン] 千代延 真耶 : ……戻って、これた?
[メイン] KP : 気づけば真昼間の向日葵畑に居た。
[メイン] KP : 時刻を確認するなら、初日の“寧子が居なくなる直前”であるとわかる。
[メイン] 千代延 真耶 : ねこちゃん……よね?
[メイン] 黒山 寧子 : ……んあ
[メイン] 黒山 寧子 : まやさん?
[メイン] 千代延 真耶 : っうぅ、ねこちゃあん……!!
[メイン] 千代延 真耶 : (勢いよく寧子ちゃんに抱きつく)
[メイン] 黒山 寧子 : どわわぁ!??!!なんすか大丈夫ですかまやさん!!?!??
[メイン] 黒山 寧子 : 後めっちゃ当たってますというかくるしいです
[メイン] 千代延 真耶 : よかったっ……よかったよぉ……(ぎゅうぎゅう抱きしめている)
[メイン] 黒山 寧子 : ………(圧死するなぁ)
[メイン] 黒山 寧子 : (まぁまやさんが死因ならいっかぁ)
[メイン] 千代延 真耶 : ……あっ、ご…ごめんね、ねこちゃん!苦しかったわよね…
[メイン] 千代延 真耶 : ……でも、っ今はもう少し…だけ…このままで居させて…?
[メイン] 黒山 寧子 : ……ふぁい
エンディング
[メイン] KP : 貴女も寧子も、何事もなかったかのように向日葵畑に立っている。
[メイン] KP : 夏空から目映い陽射しが二人に降り注ぎ、熱風が髪を揺らした。
[メイン] KP : それに合わせて、背の高い向日葵の花が揺れて葉擦れの音がする。
[メイン] KP : 呆気ないほどにあっさりと、二人は現世に戻された。
[メイン] KP : まだ陽は高い、休日をこれから楽しむことも出来るだろう。
[メイン] KP : 踵を返す去り際に、花群れの遠くからころころと子供の笑い声が聞こえたような気がした。
[メイン] KP : 彼女たちの声かは定かでないが、それはもう不穏な色でなく、心から笑う明るい声色だった。
[メイン] KP : まるで青空に透けていくように声は遠ざかる。
[メイン] KP : 貴方たちは無事にことが済んだと知り、安堵するだろう。
[メイン] KP : エンドAです。お疲れ様でした。
[メイン] KP : 【生還報酬】1d6
[メイン] 千代延 真耶 : 1d6 (1D6) > 3
[メイン] system : [ 千代延 真耶 ] SAN : 68 → 71
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