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DMGP2023 1-st アドバンス 7-2(144位) CS準優勝 ドロマーサガ退化とは?

筆者のプロフィールなど

CS準優勝🥈×2 ベ8×4 DMGP2023 1-stアドバンス 7-2 
HN:ゾロスター/WiZ (滋賀県ランク13位)


最近描いた落書き。可愛い。
たまにこんな落書きを投稿してます!練習中で稚拙な点は目立ちますが対戦よろしくお願いします!推しは強いし、エッチだしもう、最高。
DMGP2023 1-st アドバンス 7-2 時点のリスト

構築までの経緯

サガ環境前、ドロマー退化でcsに出続けるという、退化が大好きなドロマーオタクでした。(戦績は悪くなく、他の山では結果を残せなかったため、本当に自分に合っている山なんだなと思います。)そのため、竜魔神王バルカディアnexにガチ恋してしまうレベルでしたw 毎日のように愛をつぶやくほど幸せでした。そんな中、サガが世に解き放たれ、環境ががらりと変わると、退化は同じ理不尽枠としてのポジションをサガに奪われました。当初はそんなサガが許せませんでしたが、サガというカードが退化というデッキに非常に相性の良いカードであることに気づきました。そこで、サガというカードの向き合い方が決まり、それが形になったのがドロマーサガ退化というデッキタイプだったわけです。まさに最強×最凶、本日はそのデッキを解説します。

DMGP2023 1-st アドバンスの戦績

一回戦 5cモルト 〇 
二回戦 赤黒ドルマゲドン 〇
三回戦 アナオービー ×
四回戦 モルネク 〇
五回戦 モルネク 〇
六回戦 メタジャオウガ 〇
七回戦 赤黒バイク ×
八回戦 モルネク 〇
九回戦 赤黒バイク 〇
7-2 大型大会出場は初でしたが、完走出来て嬉しかったです。サガちゃんありがと~。

各対面の解説(アドバンス)

vsモルネク

基本的にはこちらが有利な対面と言えるだろう。青黒サガにはない、影世界のシクミやオリオティスジャッジ等の強力な受け札でモルネクの過剰打点をいともたやすく返すことができる。ソレムニスやドラゴ大王などで蓋をされてもオリオティスジャッジを手打ちorトリガーで詠唱することで上振れもケア可能な範囲に収めることができる。ボルドギや革命の絆などの強力な受け札があるため、サガループからのシャコガイルフィニッシュで確実に勝ちにいきたい。(退化プランでは返されてしまう可能性が残るため避けられたい。)

vs赤黒ドルマゲドン

基本的にはこちらが有利となる対面と言えるだろう。相手のDGパルテノンに対してもHEAVENキッドで早期に対処が可能である。ジゴクパルテノンのハンデスによるコントロールを受けると厳しくなるため、ハンドキープには細心の注意を払う必要がある。(むやみにカードをマナに埋めていると手札が切れてしまう。)退化によるフィニッシュは早期であれば有効になりえるが、禁断開放によって受けられてしまうリスクは考慮に入れてプランを選ぶ必要がある。

vs5cモルト

基本的にはこちらが有利となる対面と言えるだろう。この対面は退化によるフィニッシュも非常に有効となる。とこしえの超人やパルテノンなどに加えて、お清めシャラップによる墓地リセットもあるため、こちらのメタに対してもヘブンキッドや影世界のシクミで対処されたい。(退化によるフィニッシュを狙う場合、墓地リセットを食らう前にデスマーチをプレイし、お清めをケアして欲しい。)影世界のシクミは墓地を用意しつつサガを蘇生できるカードであるため、墓地リセットを搔い潜って4tにサガループに入ることができる。とこしえの破壊による除去はブレインスラッシュによる蘇生が回答になるため、これもヘブンキッドによる盾化で逆転の芽を摘むことができる。

vs赤黒バイク

研究中ではあるが、こちらがやや有利と言える対面である。相手のウサブレラやトリッパー、パルテノンなど対処すべきメタがほかの対面と比較して多いため、微有利とさせていただいた。レッドゾーンFやブラックゾーン、バルチュリスなどでこちらのトリガーの要求値を高めてくるが、影世界のシクミやオリオティスジャッジ等のドロマーならではの受けがあるため、対処は可能な域に収束する。

vs赤青アポロ

基本的にはこちらが有利と言える対面である。アポロに走られる前にこちらがサガループに入ってしまうことが理想的であるが、こちらは影世界のシクミやオリオティスジャッジで受けて返すことが可能であるため焦らずゲームを進めたい。相手のカリスママニフェストをヘブンキッドで盾化することで始動を遅らせることが可能であることを覚えておくと、尚いい。

vsアナカラー系統(メタジャオウガなど)

こちらが不利な対面である。対面は、とこしえなどのメタカードを切らさずに展開することに最適化されたデッキであるため、不利と言わざるを得ない。この対面では、とこしえやキャディを無視できる退化によるフィニッシュの方が要求値が低くくなることが多いため(アプルが出てきた場合はきついですが)、こちらを積極的に狙い、警官やヘブンキッドで対処が可能な域に収まっているのであればサガループを念頭においてもよい。

vs緑単オービー

こちらがやや不利な対面である。かぼちゃうちゃうを出されてしまうと、退化プランもループプランも両方咎められてしまう。それに対してヘブンキッドで対処する必要があるのは言うまでもないが、オリオティスジャッジでも対処可能である。オービーメイカー側の大量展開に対して、オリオティスジャッジを当てることで、盤面をひっくり返すことが可能である。(ミステリーヒッポやぴーまんどりる等のプレイや、最速3Tオービー着地などでマナが2、3枚であることが多いのでオリオティスジャッジが間に合う。)とこしえやリツイーギョ、等でループプランは咎められやすいため、警官で対処不可能な域に達した場合、退化プランを視野に入れ、バビロンヴェイル等で手札を整えに行きたい。

vs4C万軍投

基本的には五分対面といえる。とこしえやお清め、ガイアッシュカイザー、サイクルペディアでリソースを伸ばしながらコントロールすることに最適化されたデッキであるため、当然容易には勝たせてくれないだろう。お清めに対しては、影世界のシクミで墓地を生成しながらサガループまでもっていくことができるため、このルートが現実的になるだろう。意識外のガイアッシュカイザーや全能ゼンノーに対してはオリオティスジャッジも視野に入れてハンドキープをしたい。

vs青黒サガ

どの型でも相手の方が早いため、基本的には不利対面である。DOOM型の場合、バビロンヴェイルで1,2ターンもらうことが可能である。(ダンタルサガはバビロンヴェイルが刺さりにくく、ループのルートが数多く存在するため非常に厳しい展開を強いられる。)さらに、相手のポン置きしてきたサガやブルースをヘブンキッドやオリオティスジャッジで咎めることでこれまたターンをもらうことが可能ではある。※サイクルペディアはジャストダイバーですがオリオティスジャッジで除去が可能です。

基礎テクニック

一般的にも知れ渡っているプレイングをメモっておきます。
・イワシンがない場合、DOOMで攻撃時レッドゾーンBSRに侵略し、縦のブレイク枚数を減らすことで、Sトリガーをある程度ケアできる。
・4c万軍投や鬼羅スターのイデアパラドックスをケアするため、DOOMの進化元のすぐ下のカードはシャコガイルやバルカディアNEX,ゲンムエンペラーなどの強力なカードにしておくこと。
・キャディビートルに対してはDOOM2枚で超えることが可能である。

各対面の解説(オリジナル)


カードボックス京都cs(7/02)準優勝したドロマーサガ退化(オリジナル)

vs赤単我我我

先手後手で有利不利が異なる。先手の場合、イザナギテラスや、ヴェールバビロニアが間に合ったり、こちらの3キルが通りやすいので有利に立ち回ることができる。後手の場合、イザナギテラスやヴェールバビロニアがウサブレラによって阻まれてしまうため、サガを2枚揃えるうえで大きな障害となったり、その影響でヘブンキッドやオリオティスジャッジ等の除去カードにもアクセスし辛い。この、赤単側の強力なメタクリーチャーであるウサブレラであるが、これはヘブンキッドやオリオティスジャッジで除去が容易である。(この点が青黒サガのウォズレックの審問とは異なるメタへの対処方法であり、場合によっては大きな差別化ポイントでもある。)※カンゴク入道+ウサブレラ2枚以上ひかれている場合、ヘブンキッドの盾化による対処ではウサブレラがカンゴク入道によって回収され、無限沸きするので注意。影世界のシクミを強く使えるように、ヘブンキッドを手札に抱えておきたい。これは、赤単側が「迷いはない」を無効にするためにウサブレラを先3で立て、横の打点で殴るという動きに対してシクミを起動し、手札からヘブンキッドを踏倒すことでウサブレラを除去し、返しのターンでサガループを狙うというプレイである。(オリオティスジャッジがトリガーすればすべて解決するのは言うまでもなく、ヘブンキッドのGSも非常に優秀である。)このように、ドロマーは青黒やクローシスでは直接除去しにくいメタクリーチャーやメタカードに対して比較的容易に対処が可能であり、受けも強いため、後手を取ってしまったとしても微不利程度に抑えることを可能にしている。新規カード:襲撃者「鎧」ドライブを採用した、先3キル特化型の構築も存在するが、こちらに関しては先行を取らなければこちらのトリガーの要求枚数が過多になるため後手完全不利となる。

vs赤緑アポロ

基本的には有利対面である。先行であればそもそもこちらの3キルやヴェールバビロニアによる妨害が間に合うため、後手3キルを防ぐことが可能である。ヘブンキッドでヘルコプタの心絵などの進化元を除去することが可能であるため、サガを2枚揃えるまでの時間を稼ぐことができる。この対面でしてはならないことは、サガの見切り発車である。それは、影世界のシクミを確実に有効トリガーにしたいためである。※相手のパーリナイツの関係上、迷いはないを有効トリガーにするためにサガを墓地に落とす動きがあるが、これは大きな裏目となる。このデッキの迷いはないの採用枚数は2枚程度のため、影世界のシクミやオリオティスジャッジを有効トリガーにした方がうまく反撃できるため、サガを事前に墓地に落とす動きはトリガーの期待値が低い時にしか行わない。先手後手問わず、相手のターンで墓地0の状態からシクミでループに入ることによって、最終的にはイザナギで受けたり、そのままオリオティスジャッジを詠唱することでアポロを除去できる。

vs青魔道具

微有利対面である。青黒やクローシスと異なり、影世界のシクミにより、ブラドゥの墓地リセットを回避しながら直接4ターンにサガループに入ることができる。さらに、ゼニスザークやガルラガンに対してオリオティスジャッジを詠唱することで、大量のリソースを奪うことができるため、全体的に見ると、青魔道具側の要求値が実は常に高いのである。パルテノンや新世壊に対してはヘブンキッドが非常に強い。この対面の勝ち筋は、先3サガ・シクミによる墓地リセット回避を経由して4ターンで始動することであるが、この対面では退化プランも光りやすい。ヴェールバビロニアやサガのターン開始時1ドロー1ディスで退化先(バルカディアNEX・ゲンムエンペラー)を捨てることで墓地リセットを回避しながら退化パーツを探すことで退化プランも実は非常に通りやすくなっている。(この現象を筆者はサガ退化と呼称している。)ゲンムエンペラーは先4の着地で、新世壊のカウントが溜まっていなかったりそもそもなかった場合ほぼ勝ちである。(バルカディアNEXを引ければ十中八九勝ちなのは言うもでもないが。)本来、サガは青魔道具に対して不利がつくが、ドロマーサガ退化は青魔道具に対して微有利がつくため、ここが大きな差別化ポイントとなる。

vsアナカラー系統

この対面は相手の構築によって有利不利が異なる。最近では5000vtの登場によってアプルの採用が減少傾向にある。このため、サブプランの退化が非常に通りやすい。キャディビートルはDOOM2枚で容易にケアできるのは言うもでもないが、こうなると対処すべきメタカードがとこしえのみとなるため、最近のアプルが少ない構築の場合、5分以上は取れるだろう。※ゲンムの着地も想定されるため、相手のクリーチャーの枚数はきちんと確認したい。それでもアプルが出てきた場合はヘブンキッドで磔にしましょう。(筆者はアプルに対する私怨が強いです。)

vs青黒サガ

アドバンスの解説の通りです。不利です終わりで~す!!

vs青白天門・青白ライオネル

微不利?対面である。相手のパルテノンに落ち着いて対処しながら、シクミで確実にループに入りたい。この対面では、ゲンムエンペラーをDOOMやバルカディアNEXで投げることで、完封することが可能である。(ボルバル8にはない強みである。)青魔道具対面でのサガ・バビロニアのターン開始時ドロー&ディスカードによる墓地リセット回避を経由した退化が光る対面であるため、これを覚えておきたい。

vs赤黒テレスコ

微有利対面である。ルピア炎鬼やウサブレラ・パルテノンなどをドロマーならではの除去カード(オリオティスジャッジ・ヘブンキッド)で対処されたい。武ルピアも、シクミによって直接ループに入るため、あまり関係がない。

vs5C

有利対面である。お清めシャラップも先ほど触れたシクミから入るルートは止められず、とこしえがあるとは言え、こちらがヘブンキッドで対処するほうが要求値は低いと言えるためである。シャコが盾落ちしていたとしても、DOOMからゲンムを投げることで、DOOMで相手の水を含むクリーチャーを除去し、ブレインスラッシュを無効にしながらゲンムで蓋ができるため、ボルバル8には無い強みがここでも発揮される。

総括

クローシスサガや青黒サガが抱える弱点として、青魔道具に対しては厳しいというのが難点であった。しかし、今回紹介したサガは、退化プランやシクミによる墓地リセット回避を経由したループなど、通常のサガとは異なる挙動をとる。そのため、他のデッキのなぜ離れやお清め等にも非常に強く、結果的に苦手対面の青魔道具を克服することに成功しているのである。(とはいえ、開発当初からこのような意図は全くなく、ただ単に退化が好きであるという状況下で必然的に思いついただけなんですけれどもね。)さらに、赤単やアポロには順当に動かれると屈することの多い青黒ですが、ドロマーは十分盾から容易に返すことができるのもこの色ならではと言える。
 8/4 の本日は殿堂発表です。かつて、バルカディアNEXも多くのプレイヤーからヘイトを買い、夏に殿堂入りしてしまいました。サガもまた同じ道をたどることでしょう。そんなサガに対して最初は抵抗はありましたが、今では家族みたいな存在です。今夜、そんな彼女の最期を看取ることになりますが、サガ(ちゃん)には感謝しかありません。「ありがとう。みんな、楽しかった。」というフレーズが聞こえてきそうです。ゆっくりお休み。ありがとう、いい思い出だった。゚(゚´Д`゚)゚。

カードボックス京都cs(7/02)時の戦績

一回戦 青白天門 〇 (先4退化+バビロニア)
二回戦 5c   〇 (先にデスマーチを出してお清めケア→後手5退化)
三回戦 青黒サガ 〇
四回戦 赤白ボルシャック × (シャコ・ゲンム盾落ち)
最終戦 アナジャオウガ  ×

本戦
一回戦 赤黒バイク 〇
二回戦 5c    〇
準決勝 アナジャオウガ 〇 (先4退化)
決勝  青白天門    × 
準優勝 🥈 fin

京都CS(8/03)の戦績

一回戦 アナジャ 〇
二回戦 アナジャ 〇
三回戦 青魔   〇
四回戦 ドロマー天門 ×
最終戦 青黒サガ 〇

本戦
一回戦 赤緑アポロ 〇
二回戦 青黒サガ  ×
ベスト8 fin













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