めそめそと泣いている

去年の今頃はまだ母がいた。

母は骨粗鬆症で膝やら腰やらいろいろ痛めていたからいつの頃からか私が母の杖代わりになっていた。
別に苦ではなかった(母に付き合ってバスやらタクシーに乗らないといけないのは辛かったけれども)。

数年前からいわゆる自宅介護をやっていたわけだけれども、それもまぁ世間で言われてるほどには苦ではなかったと思う。

介護保険とかの制度の知識を理解していなかったので我流でやっていた頃は母をベッドから抱き抱えて車椅子に移したり、おトイレに座ってもらうのがもはやミッションインポッシブル的絶望感にかられたこともあったけれども。

介護保険でいろいろなケアが頼めると知ってから、担当となってくれた看護師さんに移乗の仕方を教わったあとはもうどんとこいやみたいな感じで。(まぁたまに共倒れたりしていたけれども)

生来不器用ものなワタシなので、何事においても恐ろしく手際が悪くて。「ワタシみたいなのしかいなくてごめんね」としょっちゅう謝っていた気がする。

母はよく我慢してくれていたと思う。(というかワタシのダメさはよく知っていたし諦めてたのかな)。

お別れの時は本当に唐突にやってきて。

せっかく介護の技を色々習得したのになぁとか思いつつ。

あんまり考えないようにしていたんだけど、今日は他愛のないことを思い出してはめそめそ泣いている。

気圧のせいかな。

Happy Mother’s Day.

あーあ。
また泣けてきちゃった。
いやだなもう。

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