通勤のディスタンス
私マヨさんはボロい原チャリで通勤しています。
新品だったのですが酒気帯びで単独事故を起こし3箇所粉砕骨折して死にかけて社会的制裁も受け、その反省の為にアンダーカウルの砕けたJOGに乗っています。
その鎖骨同様に砕けたバイクをみると
(飲酒運転アカン!)と思えるからとカッコをつけたいですがただ貧乏なだけです。
実はこのJOG、結構お金がかかっています。
リコール時期を過ぎていたのでネットで入手した燃料ポンプなんか2万した。
これ変えないと夏にエンジンがとまるのだ。
タイヤやバッテリー、プラグなんかは自分で替えて節約しますが転倒破損箇所はなおさずに乗っています。つまり走るだけ。
それでも何かボロいバイクが自分とリンクしているみたいで気分良く走れています。
天気も良い日何かは歌でも歌いたくなります。
人はヘルメットを被るとあわや外界と遮断された1つの魂になります←?
バイザーを下げるとテンションが上がり自分の世界へ旅立てます。そう!キチゲ解放LIVEが今、ヘルメットの中で開催されようとしているのだ。
心の赴くままに浮かんだ歌詞を歌う…
山下和美先生の[不思議な少年]という漫画の中で
「人が創り出した最も価値のあるものは?」
誰かが少年に問う。
「歌です」と不思議な少年は答える。
わかる…ウロ覚えな箇所は鼻歌か謎言語で誤魔化し勢いで歌うのだ。
もうサビが何回あっても良いのだ、せめてあのカーブを過ぎるまでは。
不思議なもので若い頃にCDが擦り切れる程に聴いた←ならない 90年代の洋楽ロックはあまり頭に浮かばないのだ、何故だろう?
朝からNIRVANAを熱唱するのは違うと思うが、ロッキー4のサバイバーとかはアリだろうと脳内マヨ会議で審議するのだが大体アニメソングか超ポピュラーな曲が浮かぶのだ。
急にサビだったり
(それがALFEEのディスタンス)
口ギターイントロもある。
(翼の折れたANGEL)
バラードなら特捜最前線のed
〝私だけの十字架〟
特撮スパイダーマンのed何か歌ってるのバレたら恥ずかしい歌詞だし、知ってるオッサンならもう友達ンコだ。
こうして楽しく通勤しているが私は自分に1つのルールをかしている。
この素晴らしい歌への尊敬の意を込めて
【信号待ちでもハミングに逃げない】だ。
都会は信号だらけだ。
停止線に停まればすぐ横に歩行者がいる。
そこでも辞める事はゆるされないのだ。
それは歌に対する冒涜だろう。
近づく黄色信号、少しアクセルを蒸して通り抜ければBメロからのサビに勢いがつく!
いや、ダメだ、安全が優先だ。そうだ!停止してギターソロを挿入しよう!ライブだもんな、セーフセーフ。
おっ?あの姉ちゃん可愛いやん、今日はラッキーやで!しかし信号長いな…ギターソロ終わるやんけ高見沢頑張れよ、後、そのギター弾きにくいよね。ヤバい!もうドラムソロ入れたれ!エックスみたいに…ってか、ALFEEのドラムだれやねん?
アカンっ!サビ始まる!
「🎵星空〜の〜下〜のディスタ〜ンス🎶」
結構デカ目で歌ってしまった…
可愛い娘はちょっとビクッ!ってした。
ここでオーディエンスの中に桜井が居れば
「燃〜え上がれ〜愛〜のレジ〜スタンス」と救いの手が入る筈だがグラサンは1人もいなかった。
私はイヤホンで聴いていてサビだけ歌ってしまったアルアルな体で切り抜けた。
危なかった…ノーダメだ。
明日はスティングのイングリッシュマンニューヨークにしようと思う。
全国のバイカーは気をつけよう!
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