鬼塚冬毬はこうしてLiella!に入る


ラブライブスーパースター3期まで約2か月
私の脳内では私が面白いと思うラブライブスーパースター3期が放送を始めてしまっています。

ツイッターにだらだら書くと嫌がられそうなので
膨らむ期待と妄想の吐き出し口をNOTEに見出し

今回は鬼塚冬毬がいかにしてLiella!に加入するのかを

妄想していきたいと思います。

鬼塚冬毬が内に秘めたるは

ラブライブがキャラを通して描くテーマって
生きていると誰しもが抱える葛藤であることが多いですよね。
だからこそ自分の人生を映す鏡である彼女たちを応援したくなるわけなんですが

今回冬毬を通して描くのもそんな葛藤だと推察します。
というのはJellyfishの歌詞にも「個性」と向き合う彼女の心情が書き起こされていたからで

現段階で視聴者が冬毬に抱いているイメージって
「合理的」「クール」「姉者信仰」
みたいなところだと思います。

どうやったら物事が段取り良く効率的に進むかを冷静に見極める子
感情の起伏が見えにくい子

って言い換えるとオタクは特に想像しやすいんじゃないでしょうか。

言葉を選ばず、語弊を恐れずいうと

あれ?俗にいう陰キャじゃね?

っていう。美少女のガワで見えにくくなっていますが
特徴を並び立てるとそれは陰キャそのもの。

一応あの、悪口みたいになったんで
自分の言う陰キャってのがどういうのかっていうと

大人しくて自己主張が薄い、感情の起伏が見えない
感情より理屈優先、現実主義

みたいな。悪意がないことだけ伝わっていれば(汗
大丈夫ですかね。

てなことで
平たく言うとそんな陰キャ、人から個性的だね~変わってるね~って言われがちな子なんですよね。
そういった経験と内側にある葛藤がJeryfishには込められていました。

ざっくり2つにわけて掘り下げてみます。


1つ目、キーになるのは以下の歌詞郡です。

「個性的だって言うけど
今ボーダーライン上手に引いたよね」

「あなたはどんな子なの?って聞かないで
何度言ったって絶対にわかるわけない」

「透明なまま、ふわわ浮かんでいたい」

「誰も縛らないからどうか私も縛らないで」

こっから分かるのは
これまで冬毬は人と触れ合う度に
個性的というカテゴリにざっくり分けれられてきて
「普通」の人と距離を感じている、みたいなことなんかなと。
(言葉がずれてる気がしますがニュアンスで察して(汗)

これって誰しも少なからず経験のある事なんじゃないでしょうか

集団に属しているようでしていない、友達の輪の中にいるようでいない自分
仲良しなようで本質的な距離を感じる関係値
どれだけ内側をさらけ出しても「変わってる子」と線引きされて詰まらない距離感
それでいてお互い縛られないこの距離感が居心地良い部分も否めない。

ないですかね?自分はわりとあって自己投影してしまうんですよね。
友達や家族といったお互い縛りあう関係に疎ましさを感じて孤立したがる
与える、与えられる事に酷く重さを感じる
いつでも断てるインターネット上のつながり、フォロー、フォロワーくらいの関係が心地よい
でも時折何とも言えない孤独感、分かってもらいたい気持ちにも駆られたりする。
わかってくれる人には重い信頼を寄せてしまう。

さすがに自分のパターンは極端かも知れませんが
そういった他者との独特な距離感を持つ冬毬の内側が覗き見えた気がします。

2つ目、また別の側面が見えるのは

「ほんとはちょっとキミといたいの
これなあに?なんのrhyme?
恋愛?友愛?すべて未知だ」

の部分。
自分の感情に無頓着、いや無頓着とは違うか
内にある感情の正体を掴めずにいる、扱い方が分からずにいるみたいな状態なんでしょうか。
合理的、理論的な性格の彼女が理由もなく湧き出てくる感情に困惑しているような部分が見えるような気がします。

あと追加でもう1個!

「あなたはどうなりたいの?ってどういう意味?
100個言ったって未来は分からないよね」

現実主義が故か、未来への展望を持つことの無意味さを感じている事
何かを求めて未来を掴む、夢を追いかけるという色が強い今回のシリーズで

「どうなりたいってどういう意味?」

はやはり変わってる子に見えます。
他のどの子も好きな物や追いかけてる夢があったり、漠然とした願いがありましたよね。
冬毬だけがただ「今」を積み重ねている生き方をしてきていて、未来への展望を持っていない。

将来は○○になるんですの!
を重ねていたロリ姉者とも対照的で
また渇望の権化みたいなウィーンマルガレーテとも対照的で

そんな姉や同期と対比して描いてい物語、これは面白いことになりそうだなと思ったところでした。

鬼塚冬毬はこうしてLiella!に入る


現状、鬼塚冬毬の少ない情報から展開を妄想するには
あとはプロフィールがありましたね。正直全部アテにしていいのか
ってのはあるんですが

意外とスーパースターの公式のキャラ紹介文ってキャラの本質を捉えていて作中にも描写が多くあり割と一貫して描かれてるんですよね。

冬毬のプロフィールを見てみると前項で触れたものがほとんどなのですが

姉である夏美のことが大好きで

夏美が夢中になっているスクールアイドル活動にも興味を示す。

これが如何なるものなのかまだ妄想していませんでした。


姉である夏美のことが大好き…


姉である夏美のことが大好きだというのか…

冬毬…


グ、グゥゥゥーーーーッ…
姉じゃのどんなところが大好きなんだ…
なんで大好きなんだ…
と考えてみたいんですが

妄想とはいえ

鬼塚夏美とはどんな子だったかってのを念頭に置かないといけませんよね。

多くは2期5.6話の夏美会で描写がありました
割愛してもいいんですが
ラブライバーは夏美を生来の狡猾な悪逆非道の子だと勘違いしているフシもあるしざっくり書いとくかなぁ…

夏美ってLiella!に触れるまで悪事を働いた描写って無いんですよね
遡れば小さいころから夢にひた向きでくじけても次へ次へと挑戦する姿勢を崩さず
何に挑戦してもダメだと、才能がないと完全に折れてしまっても
それでもあふれるエネルギーをマニー稼ぎに注いでいると。

マニー稼ぎって別に悪い事じゃないし
その中でも引っ越し屋、飯運び、株運用、配信業と別に悪いことをしてる描写ってないんですよ。

そのマニー稼ぎすらうまくいかず
折れながら色々なやり方に手を出しているわけですが

振り返ればひたすらエネルギッシュで前向きってだけなんですよね。

ただ
ラブライブではそういうキャラって燃えるような情動が原動力になっていることが多い中で
夏美においては感情的な部分を押し殺して、もしくは目を背けて
「好き」「楽しい」という側面を度外視して結果を求める結果主義者の側面が強い気がします。才能への固執も結果を求めるがゆえだと思います。

そんな子があらゆる事に挑戦して折れてきて
マニー稼ぎにも陰りが見えてきて

で、手をだしたのがスクールアイドルのブランディングという。

まぁ当人に還元せず印象操作も行って金儲けをするって褒められたことではないんですが

にしても、冷静に考えてみるとアイドルのブランディングを行う
バズり目当ての印象操作をする

いうほど悪逆非道か?っていう。
スクールアイドルとはなぁ!って話はスクールアイドル側の思想であって
基本的にアイドル、芸能って夏美が行っていたような事の側面は抱えてるわけじゃないですか。
不利な契約を強いるのも強いたわけでもないし…?


さすがにここまで言うのは無理筋かも知れませんが
夏美がLiella!に出会うまでやってきたことって何も悪いことではなくて

限界が来ていた所で巡ってきたチャンスに飛びついた
そこで一線を越えてしまったってだけの気がします。
壊れる一歩寸前だったのではないか、というところ。

そんな感じで悪逆非道の狡猾な子
ではなく不器用極まるエネルギッシュな現実主義者って部分こそ彼女の本質なきがします。

Liella!加入後の夏美がその点において変わっていないこともその根拠足りえると思います。
変わったのは初めて純粋にいいかも、純粋に好きだ、純粋に楽しいと感じて取り組めることに出会ったという点と
長所短所が噛み合う仲間と出会った事のみで

夏美自身の変わらない部分は活きたままなんすよ


ラブライブスーパースターはそこがいいんすよね
歪めないから
あるがままを活かす優しい世界
悪事は断罪するんじゃないんすよ、そのエネルギーのベクトルを考え直すきっかけをくれる

話がズレた


で、ついでに
夏美って2期終了時点ではまだスクールアイドルとして仕上がってないと思うんすよね

見つけた「かも」私の夢
って言い回しがきになるのもだし、
何より結果主義で目指す結果から逆算して行動を決めるクセはスクールアイドルらしからぬというか。
いやそれが良くないってわけじゃないんですけど
夏美が結果が分からないことにやりたいからやるんだって言う機会が出て来たら
スクールアイドルとしてまた一皮剥けるのかなっていう。
まぁスクールアイドル活動に興じてる事自体がそれに当たるんですけどね。
もしかしたらそういう形で夏美から話を聞けるかもしれないですね。
なんで結果が出るかわからない、なんの意味があるのかわからない、マニーに関係があるかも不明瞭なスクールアイドル活動にハマってんの?
って聞かれた時に

いや、楽しいから。好きだから。結果とか分からんけど。

って聞けたらマジで、最高っすね…。

「成ったな」っていうね。


クソ長くなりました。
そう、そんな姉者がなぜ好きなのかって話でした。


なんで姉者が大好きなの?

うーん
ジェリーフィッシュの歌詞から見るに
冬毬って陰キャの変わり者として生きてきて
割と孤独というか

集団の中にいても疎外感を感じ…とも違うけど

自分の本質を捉えて接してくれる存在って
なかなか身の回りにいなかったんじゃないか?
と思うんすよ

冬毬自身も
どうせわかっちゃもらえない
孤独が心地よい
って感覚も少なからずあって
ずっと1人だったと思うんすよね。妄想なんすけど。

そんな中、姉者だけは冬毬の本質を捉えてくれてたんじゃないか?ってのが自分の説でして

夏美って雑にまとめると徹底して「持たざる者」なんすよ

持ってるのはモチベーションだけで何をやっても上手く行かない、何者にもなれない
奇抜なことをやっていても人の視界に入らない

そんな夏美から見た冬毬って
確固たる自分があって考え方があって
人から変わり者だと捉えられるような個性を持ってる子でそれなりに憧れの?誇れる?存在だったのではと思うんですわ

加えて夏美って案外ときな子や他の2期生、Liella!のあり方、価値を捉えるのが上手くて

本人達が自覚していない魅力を引き出し発信することにも長けてるんですよね

そう、そんな子だから
冬毬の個性をただ変わり者と、個性的と
断ずるだけではなく
冬毬の本質を捉えて認めて接してくれていたのではなかろうかと思うのです。


っていうね
あの、ホントに薄い根拠からエピソードをでっちあげたもんですが

でもそんくらいしか思いつかなかったっすね。

特に
なぜ夏美だけなのか?ってのを特に満たす条件ってのが難しくて。

私は彼女の個性が生まれつきあって
そこから展開した経験が夏美を好きになることに繋がった
ってルートで妄想したんですが

なぜ夏美が好きなのか?を考えるとあとは
物心ついたときには既に好きだった
っていうパターンしかないんですよね
好きに理由なんていらないし
好きなもんは好きなんだ、でも別にいいとは思うんで。
そこから始まって姉者を追いかける、姉者のサポートをするって人生の中で彼女の個性が仕上がっていった
ってのも全然あると思います。
というかそっちのが割とすんなりいってる。

姉者の真意を理解して自分も…みたいな
でもそれでLiella!に入って冬毬の世界が広がるだろうかというのがネックで

Liella!に入る理由と入って冬毬はどう伸びるのか
目指す所が狭くて難しいんすよね…
(そのルートでの自分の妄想が弱いのももちろんある)

逆に個性に関する悩み?が根幹にあるなら

Liella!、結ヶ丘、スクールアイドルは
冬毬の本質を人と結ぶ場所として機能して
冬毬は姉だけに執着していた人生から広がる部分が出てくるんじゃなかろうかと

結ヶ丘に来た意味も
Liella!に入る意味も生まれてくるんじゃないかっていう、、、アレなんすよね。


現時点の妄想は今んとこそんな感じでした
ウィーンマルガレーテ、冬毬の抱えてるもの、結ヶ丘っていう場所やスクールアイドルという概念、Liella!が彼女らもたらすもの

をみたいなのを軸に妄想してきました
欠けてる視点は大いにあると思います

けど自分の楽しみ方だとこの視野が限界かなぁ

是非いろんな視点を拝見したいのですが


まぁ
いいんすよ、自分の信仰と向き合えればそれで

なんか伝わるように書こうみたいな心がけも薄くなってきた

自分の信仰が自分の中でちゃんと形になってれば良い

そのための作業ノート
チラ裏

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