イグBFC3・決勝戦解説

ついにイグBFC3も決勝戦と相成りました。
解説のビッグパワー・ジャンボさんが11月7日現在まだ2回戦の時空から抜け出せていないので、取り急ぎの解説には苦草堅一さんをお呼びしました。
苦草さんは第1回イグBFC3では決勝進出、第2回イグBFC3では準決勝で敗退、第3回では出場せずということで順調に成績を落としていますね。

苦草「いきなりバカにしとんのか君は」

さて、決勝戦をどう見ますか?

苦草「えーと、全員知り合いですね

そうなんですか。

苦草「このイグBFC3が参加が初めての方はピンと来てらっしゃらない方もいると思うんですが、そもそもイグBFCは「ブンゲイファイトクラブ」参加者や観戦者の内輪の遊びから始まったもので、大会の成立にはバミューダというよくわからない一党が関わっていて、化野さんとげんなりさんはバミューダの構成員なんですよ。確か。このへんは1回戦作品の犬飼さん「バミューダ作家の倒し方」が期せずして決勝戦の副読書みたいになりましたね。
 で、準決勝で負けちゃった小林猫太さんが初回と第二回の運営。猫太さんを負かした『釣り堀』のげんなりさんが、イグBFCという大会名の名付け親なんですよ。
 そうした意味ではね、様々な人々に広まった闘いが、創始者たちのもとへ帰ってきたという見方ができるわけです。化野さんは凄い真面目な方なので本当にバミューダ所属でよいのだろうかと私は思ってるんですけど……。
 で、田中目八さんも日頃から、バミューダとかが観測されているBFC界隈(ブンゲイファイトクラブ界隈)のツイッターで私も仲良くさせて頂いてる んですよ。なので決勝戦なのにメチャクチャ身近な闘いになっています。
 で、イグBFC3の投票形式は「六枚道場」という、かつてあった小説サークルに追従しているんですけど、決勝戦のお三方はそちらにも参加歴がある。特にげんなりさんと化野さんは長いんですよ。
 そうした文脈を踏まえて、3年間の闘いを見てきた方にとっては、すごくグッと来るカードなんじゃないかと思います。
 イグの門がどうのとブチ上げた大会が、最終的に社内カラオケ大会になったという趣で、個人的には凄く落ち着いた気持ちです。
 もちろん文脈をご存じない方にとっても、決勝の3作は純粋に読み応えのある作品のぶつかり合いとして楽しんで頂けるとと思いますし、歴戦の勇士やニューカマーの作品を読み返して一息つくのもありだと思います」

ちなみに苦草さんのイチオシは何だったんですか?

苦草「まず棒一さんの二連覇だと思ってた。どこ読んでも笑っちゃうから。だからめっぱちさんが勝ったときは普通に声出ましたよ。あとはユイニコール七里さんの作品が好きだったんですよ。ちょうどいい温度感で。私もハトよめ好きだし。挙げたらキリないんですよ。目黒さんとかハイザワさんとか通天閣さんとか猫太さんとか、えーまたこのへんは放送終了後の振り返りでお話をさせて頂けたらと思います」

創始者の小林猫太さんが敗退されたのは残念でしたね。

苦草「運営の人が、猫太さんが決勝に上がっても負けても決勝戦の名前は小林猫太大賞典にしようと思っていたけど流石に本当に嫌がられるからやめた
、って言ってましたよ

首の皮一枚で常識を保つことが出来たんですね。

さて決勝戦も後半戦、時間があればこのあともお話は続きますが時間が確保できなければ続きません。イグおじのことやイグナイテッドファングのことなど、聞きたいことは山盛りですが、本日はこのへんで。

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