イグBFC3 大2回戦などの実況解説
10月30日
さあ、ついに始まりましたイグBFC3の第2回戦。
僅差揃いの緒戦を制したイグ者揃いの戦いです。
出場選手は比良岡美紀氏、淡中圏氏、渋皮ヨロイ氏、ih氏、田中目八氏、yohクモハ氏、げんなり氏、西崎憲氏、通天閣盛男氏、ミガキ氏、化野夕陽氏、薫氏、栗山心氏、暴力と破滅の運び手氏、鮭さん氏、小林猫太氏、木口まこと氏、佐川恭一氏、ユイニコール七里氏、堀部未知氏、エンプティー・オーブン氏(対戦順)です!
今回は解説員にビッグパワー・ジャンボさんをお呼びしております。
ジャンボ「また来ましたジャンボジャンボ。
あの、私しかいないんですか?」
はい?
ジャンボ「知り合いが」
はい。
ーーーーーーーAM 6:38 第1回更新ーーーーーーーーーーー
それでは、大2回戦の見どころを、少しずつご紹介いただきます。
ジャンボ「なんといっても秋の風物詩・小林猫太VS佐川恭一でしょう」
もう3回目ですからね。
ジャンボ「イチョウが色づくと、ああきっと佐川・猫太がバチボコにやりあっているのだろうなあと感慨を覚えますね」
初代イグ王者・佐川さんと、元イグ運営・小林さん。初回の決戦でも火花を散らした因縁の対決です。佐川さんは皆さんもご存知「シン・サークルクラッシャー麻紀」など、飛ぶ鳥を落とす勢いの作家ですがなぜか必ずイグに出てくれるイグオブイグ。小林さんも様々な作品をキンドルやカクヨムで公開し精力的に活動を行いながら、元運営として、イグ界をリードしています。
もう対戦も3回目で、今回など運営が意識的にカードを組んだという発言もありましたが。
ジャンボ「イグBFCなんか、いつ無くなるか分からないですからね。やれるときにぶつけておこうという魂胆でしょう。たぶん、やらなかったら、なんか後ろ髪を引かれるなあと思ったんじゃないですかねジャンボジャンボ」
とかいってイグBFC4があって、小林・佐川両氏が出たら?
ジャンボ「ぶつけるんじゃないですかね」
今回は同じ組に木口まことさんも参加されましたね。
ジャンボ「読んでいるうちにトリップしそうな文章が二つと、すぱっとしたキレ味の短文という取り合わせですね。木口さんは近年ではBFC4の優秀作にも選ばれ「さなコン」でもハードSFの良作を何本も残されています。SF読者やツイッタラーの方々には馴染みの深い書き手でらっしゃいますよねジャンボジャンボ。参加に感動されている読者の皆さんもおられるのではと。巨星3つ、ぶつかる!ということで、期待大です。ジャンボジャンボ」
ーーーー11月1日 AM09:08ーーーーーーーーーーーーーーー
いきなり1日あいちゃったじゃないですか。
ジャンボ「健康診断だったんですよ。会社の」
そんな理由がありますか?
ジャンボ「そのあと会社の人と深大寺に行ったんですけど、入った蕎麦屋のオシンコが450円して、さぞや凄いオシンコが出てくるんだろうなあと3人で割り勘して頼んだらキュウリのキューちゃんみたいなのが出てきました。蕎麦は美味しかったジャンボ」
それでは引き続き2回戦を見ていきましょう。
グループ1はいかがですか?
ジャンボ「ここは渋皮・淡中両氏の視覚文芸と、比良岡さんのストレートな小説との比較が光るグループでジャンボね。最先端技術を駆使した淡中さんと、シュールな手仕事で攻める渋皮さん。渋皮さんはイグなのに手間暇をかけている点の後に引けなさも慮ると味わい深いジャンボ」
なるほど。淡中作品は日本SF大賞にもエントリーされ損なった(惜しくも対象期間外)り話題に事欠きませんし、新規性にも富んでいます。これを個人で作れるのは凄い。
ファイターの皆さんは、どのような方なんですか?
ジャンボ「渋皮さんはBFC2ファイター。ヨロイマイクロノベルとして不思議な味の短編をnoteでいくつも公開されているジャンボ。ヘッダーも自作されるなど多彩なかたで、おいしいお酒と料理をよく嗜まれているジャンボ。きっと料理上手ジャンボ。いいな~」
私生活を羨まないで下さい。
ジャンボ「淡中さんはこちらも多彩な方で、自作サイトで小説を多数公開。とても凝ったサイトジャンボ。今年はkaguyabooksというレーベルから出版された短編SFアンソロ「新月」に、ユーモアSFを寄稿されているジャンボ。『新月』は諸事情あって一万部くらい売れて欲しいジャンボ」
なんだかよくわからない私情も挟まないで下さい。
ジャンボ「そして、比良岡さんもZINE制作、オカワダアキナさん編集のBALM!参加などが近年のご活動。みなさん、ご自身でフィールドを作って発信されているジャンボ。
比良岡さんはねえ、運営が初めてBFC2に応募して落選した作品を公開したら、すぐ感想くださったんですよ。熱心に読み解いて下さってあれはありがたかったですジャンボ」
だから物凄い私情を挟まないで下さい。
ジャンボ「ジャンボジャンボ〜」
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グループ4について、いかがですか?
ジャンボ「鮭さんvs暴力と破滅の運び手が見たかった。以上!」
そんな身も蓋もない。
ジャンボ「こんな乱気流に巻き込まれたような組み合わせはそうないでジャンボ。もう読んで頂ければ分かると思うんボけど、この2作が同じ土俵に上がるというダイナミズムはジャンボだンボ」
遊んでませんか?
ジャンボ「ここに、栗山さん作品の、乾いた奇妙な味わいという別ベクトルが組み合わさることで、化学反応が起きていると運営は思っているジャンボ。
栗山さんはBFC1ファイター。ノベルジャム2021最優秀作品受賞、俳人でもおありでジャンボ。10月31日がお誕生日でらしたそうです。おめでとうございますジャンボ!
暴力と破滅の運び手さんは、独自の作風をお持ちの作家さん。自作短編集を何作も世に送り出し、世間の人々をびっくりさせているジャンボ。ほかSFメディア「バゴプラ」に作品掲載、橋本輝幸さん編集「Rikka Zine」には訳者として参加されているジャンボ!
鮭さんはカクヨムで怪文書をバラまき続けているジャンボ!」
今回はグループ1・グループ5をご紹介いただきました。
このペースで間に合いますかね。
ジャンボ「たぶんね、無理ジャンボ」
そういうわけで我々は2回戦が終わっても2回戦の実況をしていると思いますが、よろしくおねがいします。
ーーーーーーーーーーーー11月7日 8:36ーーーーーーーーーーーー
準決勝どころか決勝戦すらもうすぐ終わりますが。
ジャンボ「我々は2回戦から脱出できないジャンボ」
グループ2はいかがでしょうか。
ジャンボ「ihさんは、つげ義春的と勝手に思っているンボけど、非常にアヤシい世界を構築しているジャンボ。同様に語彙選択とその接続の力を駆使しながら、既存の「異世界転生モノ」に立脚して面白みを出しているのが田中目八さんの作品ジャンボ。この対置に、クモハさんの縦横無尽かつ奇抜な想像力から繰り出された作品がどう立ち向かうのか見どころのグループだったンボが、もうここは過去なので目八さんが勝利したジャンボ。
このグループに限らず2回戦作品、どれもかなりスキなので、当落を決めるのが悔しいジャンボよ。永遠に争い続けてほしいジャンボ」
自分の欲望のために人を囚え続けないでください。
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