雑談

前置き

いつも競馬のことを呟いてます。私は馬が大好きです。中学生の頃は騎手になりたいと思い馬術に本気で取り組んだこともあり、最近もたま〜に乗ります。
さて、そんな中素敵な出会いもある訳で…いえ、決して恋愛話ではありません。素晴らしい知人が出来ました。
その方は乗馬クラブで働きながら資格を取得し、今は全国でも珍しい引退馬の養老牧場を経営されています(昨年開業)。その名は「ケイメイ牧場」。
岡山県瀬戸内市にあり、今は4頭の馬が優雅な時間を過ごしています。その中の1頭が中央競馬でオープンクラスでも活躍したレトロロック号。是非、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。馬は乗らなくても癒やされます。

本題(前提)

長くなり過ぎましたw別に牧場の宣伝がしたくて書いてる訳ではありません。
実はつい先日も牧場にお邪魔して、馬達に人参をあげました。
そして、牧場長さんと話をした訳ですが、その時に故藤岡康太騎手の不幸な事故の話になりました。
競馬、乗馬に落馬はつきものです。しかし、誰しもやろうと思ってやってる訳ではありません。常に良い着順を目指し、時速60km/hの世界の中、一瞬の判断を迫られ決断しているのです。
しかも、ご存知のようにバイクみたいに自分が思うようにハンドルを切って操れる訳でも、ブレーキを踏んで止まれる訳でもありません。馬だって、自分の感情、体調がある生き物なのを忘れてはいけません。

本題(八百長?)

一方で競馬を楽しんでいると、自分の応援、馬券購入した馬の騎手が最後の直線、或いはその道中でまるでやる気が感じられない、いわばノーアクションな騎乗を目にすることはありませんか?
つい「おい。何やってんだ」と言ってしまうことはありませんか?それを一部競馬ファンは「八百長だ」とか「◯◯(騎手)は使えない。下手くそ」等と野次ることもありますよね。
それって本当に八百長でしょうか?

本題(ヤラズ)

これこそ、つい先日競馬談義をして教えてもらった内容も含めての話になります。
前述した牧場長さんは馬のオーナーさんや地方競馬の厩務員さんとやり取りをする機会があるそうです。その中で、
「連戦で疲れが溜まってるから体調よくないんだけど、開催日程やオーナーさんの希望とかの関係でちょっと無理して使うこともある」
というお話もあるそうです。
そんな時、パドックでオッズを見ながら
「今日は厳しいけど最近連勝してるから一番人気か…申し訳ない」
と心の中で思いながら周回されることもあるそうです。そんな時、調教師の先生から騎手に「感触をみて無理だと感じたら無理をさせなくていい。無事に帰って来てくれればそれでいいから」というオーダーも現実にあるそうです。
これが世間で噂される「回ってくるだけ」と言われる真相です。
これは決して「わざと負けろ」という指示ではありません。調教師の先生や厩務員さん、騎手の方だって自分の手掛けている馬は大切に思っているのです。
そして、実際にレースが始まって騎手が「これ以上頑張らせたらヤバい(故障する)かも」と感じたら、最後の直線で追わないという選択になるのです。これが端から見たら「八百長」に見える正体ですね。更にいえば、「ヤラズ」という状態です。
繰り返しになりますが、八百長に見えるだけで理由があって騎手が何もしないのです。
関係者の皆さんも生活があるので、わざと負けるために出走するという選択肢がある訳ではありません。
私達もその辺りのことを理解して、自分の馬券が外れたからといっても「関係者を誹謗中傷しない」という最低限のマナーを守って競馬を楽しみたいですね。

終わり(おまけ)

今回、知人との雑談から勉強させて頂いたので少し記事を書いてみました。
ちなみに、色々な゙地方競馬に馬を預けている馬主さんの話で
「今は高知競馬はレベルが高すぎて馬を預けても勝てない」
という話があるそうです。
南関東の質が高いのは有名ですが、「高知競馬」アツいそうですよ。あとは「園田競馬」ですよね。中央から地方に転厩して、そこで好成績をあげて中央に再転入しても「西日本の地方あがりでしょ?」と思われて人気が無いこともしばしばです…ので覚えといて損は無い(かも)

最後までお読みいただきありがとうございました。


舐められた中央再転入から仕留めた高額馬券貼っときます。実際にあり得ることです。その証拠として…

おしまい

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